FXトレーダーなら「法人化」が超おすすめ!
個人の方がFXトレードを初めて1~2年経つと、確定申告を迎え、取られてしまう税金の額の大きさに驚くと思います。
専業トレーダーにとっても、サラリーマンや学生の副業でFXをされている方にとっても、できれば払う税金を少なくして、手元に残るお金を増やしたいですね。
個人でのFXトレードは、「雑所得」扱いになり、通常の給与や個人事業などで稼いだ所得よりも高い税金が課せられてしまいます。また、現在の税法では申告分離課税となっていて、他の事業所得との損益通算ができません。
そんな税金の額の大きさに驚いた方が行き着く先は、FXトレードの「法人化」や「海外口座の開設」「海外移住」あたりではないでしょうか。
本日は数ある節税方法の中でも、日本国内で投資会社を設立する、「FXの法人化」について詳しく解説していきたいと思います。
FXトレーダーが法人化をする、5つのメリット
①損失を繰り越せる期間が長くなる
個人で損失を繰り越すことのできる期間は3年ですが、法人化をすると、10年まで損失を繰り越すことができるようになります。
毎年必ず利益を出せるという方であれば特に考える必要はありませんが、始めたばかりの頃は損失を出す可能性もあるというのが、FXの常です。
損失を繰り越すことのできる期間が長ければ長いほど、のちに大きな利益を出した時に節税できるため、法人化をすることで得ることのできるメリットの1つです。
②費用処理の範囲が拡大する
FXの法人化を勧める税理士事務所などでよく言われているメリットが、「費用処理の範囲が拡大する」という点です。
FXを勉強するにあたって、様々な地域を視察に行ったり、うまい人に話を聞きに行ったり、パソコンを買ったり…「経費」として計上できるか否か、いまいち分かりづらいことも出てくるでしょう。
税務署の担当者によってもその判断は異なってきますが、法人化をすることによって、費用処理の範囲は拡大するとよく言われます。また、奥さんや親御さんに役員報酬を出すことによって節税している方も多いようですね!
③FX以外の投資が損益通算出来る
FXトレーダーをやっている方の多くは、株式投資や先物取引、仮想通貨などの、為替以外の商品をトレードすることも多いと思います。
外国株式のトレードや、実際に企業にお金を貸し付けて利益を得ようとする場合など、個人であっては損益の通算がうまく出来ないものも、法人であれば損益通算をすることが可能となります。
多くの投資商品との損益通算を可能にすることで、より幅広い投資戦略が立てられるのではないでしょうか。
④ハイレバレッジ取引が出来るようになる
平成22年8月から、国内における個人のFXレバレッジ取引には大きな規制がかけられるようになりました。
法人口座についても年々規制は強化されていますが、個人口座と比べると、まだまだ高レバレッジで取引することができます。
高いレバレッジをかけて取引をすることで、収益の増えるスピードはかなり早くなります。ハイレバレッジで取引をすることだけを目的に、FXの法人化を行う人も少なくないと言われています。
⑤事業資金の借入れを受けられる可能性が高くなる
時と場合にもよりますが、一般的にFXトレーダーは法人化をすることで、法人の事業資金としての借入れを受けられる可能性が高くなると言われています。
資金の余力は、FXトレーダーにとって欠かせない武器です。世の中には、借入の専門家もおりますので、専門家に話を聞いてみるのがおすすめです!
節税と、ハイレバレッジ
総じてFX法人化のメリットを大きく分けると、「節税できる」という点と、「ハイレバレッジでの取引ができる」という点の2つに分けられます。
どちらも共通して、FXトレーダーとして利益を出せるだけのスキルを持っていることが前提です。損失しか出ていない方であれば、法人化はお金と手間がかかるだけ無駄です。個人での取引でもいいので、まずは練習することを優先しなくてはならないですね。
投資法人を設立するなら「合同会社」がおすすめ
FXトレードのために法人を設立するのであれば、「合同会社」で十分です。
合同会社がおすすめである一番の理由は、株式会社と比べて設立時の費用が安い点です。
個人で行っていたFXトレードを法人化するだけであれば、株式を発行して利害関係者を作るといったこともないでしょうし、合同会社だからといって困ることは特にありません。
どうしても合同会社ではいけない理由がある場合や、響きがいやだ!という方は、他の形態の会社を選択してもいいと思います。また、法人で借入を行ったり、他の事業を行う予定がなければ、資本金も少額で問題ないでしょう。
まとめ
・FXトレーダーは、利益が出ているなら「法人化」がおすすめ!
・法人化するなら「合同会社」がおすすめ!