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【比較】危険物取扱者乙種1,2,3,5,6を取るおすすめの順番

【比較】危険物取扱者乙種1,2,3,5,6を取るおすすめの順番

こんにちは!資格マニアのどどっちです。

この記事では、危険物取扱者乙種の資格を取得するおすすめの順番や、それぞれの類の特徴などをご紹介いたします。

「危険物取扱者の甲種を目指している方」や「危険物取扱者免状のフルビットを目指している方」の参考になれば幸いです。

おすすめの順番①「乙6→乙4→乙3→乙5→甲種」

乙6→乙4→乙3→乙5→甲種」の順番は、危険物取扱者甲種を最短で目指す方におすすめです。

4種類の乙種合格が条件

甲種の受験資格を得るためには、①大学などで化学の単位を取得する方法、②いずれかの乙種の免状を取得した後、実務経験を2年積む方法、③4種類の乙種試験に合格する方法の3つがあります。

甲種の受験資格を得るためには、「乙1と乙6のいずれか」「乙2と乙4のいずれか」「乙3」「乙5」の4つの試験に受かる必要があります。

上記のなかで、③の4種類の乙種試験に合格する方法で甲種を目指す場合に多くの方が選びます。

乙1と乙6なら、乙6の方が簡単

乙1と乙6では”乙6″の方が圧倒的に試験が簡単なので、多くの人は乙6の方を選びます。

乙1で覚える危険物が27個に対して、乙6で覚える危険物は6個だけです。

そのため特別な理由がない限りは、試験範囲が圧倒的に少ない乙6を選びましょう。

乙2と乙4なら、乙4の方が便利

乙2と乙4では、転職や実務に役立つ”乙4″を選ぶ人が多いようです。

乙2で覚える危険物が12個に対して、乙4で覚える危険物は30個と、乙4の方が試験範囲が多く大変な試験です。

しかし、乙2の資格は実務ではほとんど需要がありません。仮に甲種試験を諦めてしまった場合でも使い勝手の良い乙4の方を選ぶ方が多いようですね!

最初に乙6を取って、試験の一部免除を使う

乙種の試験に1つ合格すると、他の乙種を受ける際に試験の一部免除を利用することができます。

試験範囲が少なくて簡単な乙6の試験を最初に受けることで、お得に科目免除を利用することができます。

おすすめの順番②「丙種→乙4→乙6→乙3→乙5→乙2→乙1→甲種」

「丙種→乙4→乙6→乙3→乙5→乙2→乙1→甲種」の順番は、危険物取扱者免状のフルビットを目指す方におすすめです。

危険物取扱者免状のフルビットとは!?

危険物取扱者免状の”フルビット”とは、免状に指定されている項目の全てに合格している状態のことを指します。

「コンプリート」とも呼ばれることもあり、資格マニアの多くがフルビットを目指しています。

取る順番に気を付ける

フルビットを目指す上で、乙種の試験を受けるより先に”丙種”の試験に合格する必要がある点に気をつけましょう。

丙種は、乙4の下位資格にあたります。そのため、乙4の資格を取得した後に丙種の資格を取っても意味がありません。フルビットを目指す場合には、丙種の試験を先に受けましょう。

また甲種は、乙種のさらに上位に位置する資格です。丙種と乙4の関係と同様に、甲種を取得した後に乙種を取っても意味がありません。

もしもあなたがフルビットを目指す場合には、丙種と乙種の全ての科目に合格した後で、甲種の試験を受験しましょう。

おすすめの順番③「乙4→甲種」

「乙4→甲種」の順番は、乙4を取得した後に実務経験を積むことのできる方におすすめの順番です。

乙4+2年の実務経験

乙4の資格を取得した後に2年間の実務経験を積むことで、甲種危険物取扱者の受験資格を得ることができます。

設備管理・危険物ドライバー・ガソリンスタンド勤務など、実務で危険物を取扱う仕事についている人の多くが、乙4を取得した後に甲種の資格を取得しています。

危険物を取り扱う業界でキャリアアップを目指すのであれば、甲種危険物取扱者の資格は取得しておきたいですね!

理系大学生も選ぶ順番

実務経験の他に、大学で化学の単位を取得している場合にも、甲種危険物取扱者の受験資格を得ることができます。

最初から甲種を受験することも可能ですが、練習を兼ねて乙4を最初に受験する人の方が多いようですね!

危険物の各類を比較してみよう!

①”合格率”で比較

各類の合格率は、次のようになっています。

令和1年度

種別合格率
甲種39.5%
1類67.9%
2類68.5%
3類68.2%
4類38.6%
5類68.7%
6類67.0%
丙種50.4%

令和2年度

種別合格率
甲種42.5%
1類71.5%
2類70.8%
3類70.8%
4類38.6%
5類71.2%
6類68.5%
丙種54.0%

合格率で比較すると、乙1・乙4・丙種の3つの難易度がやや高いと言えるでしょう。

②”対象危険物の数”で比較

続いてそれぞれの試験で勉強する、対象となる危険物の数で比較してみましょう。

種別対象危険物の数
甲種対象全て
1類27個
2類12個
3類15個
4類30個
5類17個
6類6個
丙種8個

対象危険物の数は、乙6が最も少ないです。

また対象危険物の数が少ないという事は、試験勉強をする範囲が狭いという事でもあります。

対象危険物の数で比較して場合、甲種を除くと”乙1″と”乙4″の数が多いため、難しい試験であると言えるでしょう。

複数受験の組み合わせを有効活用!

危険物取扱者の資格を複数取ろうと考えている場合、同時受験を有効活用するのが一般的です。

危険物取扱者の試験は、1日に複数個の試験を同時に受験することが可能です。

同時に受験できる科目は開催場所によっても違うため、受験する地域の情報を確認してみましょう。

さいごに

この記事では、危険物取扱者の資格を複数個取得する際のおすすめの順番をご紹介いたしました。

取る順番や選ぶべき科目は、各々の置かれている環境やこれまでの学習歴によって異なります。

それぞれの科目の特徴を調べて、自分に合った順番で試験を受験していきましょう。