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ダボス会議で話題の「グレート・リセット」とは一体何のこと?

ダボス会議で話題の「グレート・リセット」とは一体何のこと?

2021年に開催される世界経済フォーラム、ダボス会議のテーマが「資本主義のグレート・リセット(Great Reset)」に決定しました!

FXや株式投資を行っているかたのみならず、世界中の人が注目すべきテーマの一つですね!

資本主義の「グレート・リセット(Great Reset)」とは?

資本主義のグレート・リセット(Great Reset)とは、既存の社会経済システムである”資本主義”の仕組みをリセットして、ゼロベースで新しい経済システムを造り出していこうというものです。

ダボス会議の主催者である経済学者のクラウス・シュワブ氏は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて、既存の資本主義インフラや社会保障システムなどの欠陥に着目すべきだとしています。

資本主義の限界や終焉については、これまでも長らく経済学者などの間で議論されてきている話題の一つです。

新型コロナウイルスの影響を受けて、これまで以上に資本主義社会の課題として注目が集まってきました。グレート・リセット後の新しい経済基盤を考えるうえでポイントとなるのは、「世界の持続可能性」「平等性」「システムの脆弱性の低下」などであると、世界経済フォーラムで挙げられています。

特に平等・公平といった部分では、この新型コロナウイルス下で世界中の失業者が急増した対局で、米国の億万長者の富は増えたという話しはよく取り上げられていますね。

また、グレート・リセットを実現させるための重要な姿勢として、「より公平性のある市場を目指す事」「新しく拡張された投資プログラムを目指す事」「第4次産業革命のイノベーションを活用した上で、公共の利益(特に健康と社会的課題)に取り組むこと」などを上げています。

仮に、現状の資本主義をリセットしたとして、どのような社会経済の仕組みが新しく出来上がるのか注目です!

*「ダボス会議」・・・スイスのダボスで開催される、世界経済フォーラムの年次総会の通称。約2,500人の有識者や指導者、経営者、ジャーナリストなどが集まり、世界の直面する重大な問題について議論することで知られている。