この記事は、Photoshopを独学で学んで、Web関連,デザイン関連の仕事に就職・転職したいという方のための記事です。
Photoshopを独学で学んで、Web,デザイン関連の仕事に転職したい!
コロナウイルスの世界的な驚異で「緊急事態宣言」が発令されたことをきっかけに、テレワークやフレックスタイム制などの、時間や場所に縛られない形の働き方が爆速で日本中、世界中に普及しました。
「好きな場所で、自由な時間に働く」ことのできる職業はたくさんありますが、中でも、未経験者が比較的簡単にキャリアチェンジすることのできるのが、Web関連の職種をはじめとした、PCやスマホ,タブレットなどを利用して作業をする職種です。
エンジニアやWebマーケティングなどのWeb関連の職業から、ライターや調査など様々な職種があって、自分に合った働き方を探しやすいのも、こういったお仕事の特徴ですね!
本日は、数ある職種の中でもAdobe社が提供する画像編集アプリケーションで、世界的にも人気の高い「Photoshop」を利用する職種と働き方について取り上げていきたいと思います。
Web系や雑誌系など、幅広いところでよく使われているPhotoshopですが、Photoshopを利用した仕事には、一体どんな職種があるのでしょうか?
まずはPhotoshopを利用して働く職業の例を見ていきましょう!
Photoshopを利用する職種
フォトグラファー、レタッチャー
Photoshopといえば、写真の加工や編集といった作業には不可欠といっても過言ではありません。
自分の撮影した画像や、カメラマンなどの他人が撮影した画像をよく見せるために編集を行うのが、フォトグラファーやレタッチャーといった職業です。
カメラ撮影の豊富な経験がないと仕事に就くことができないように思われがちですが、決してそんなことはありません。独学で軽く学んだだけの初心者の方で、フォトグラファーやレタッチャーに転職される方も大勢います。
Webデザイナー
Webサイトのデザインを担当するWebデザイナー職では、Photoshopを利用している企業がとても多いです。
Webサイトのバナーやサムネイル画像を作成する、Webサイトに利用するための写真を修正する、Webサイトの制作段階でイメージ画像を作成するなど、その利用方法は多岐に渡ります。
同じくAdobe社の提供する「イラストレーター」と併せて、日本で活躍するWebデザイナーであれば極力実務で使えるようにしておくべきだと言われています。
DTP関連職
DTPとは、Desk Top Publishing(デスクトップパブリッシング)の略で、パソコンでデータを作成して、雑誌や新聞、書籍やパンフレットなどの印刷物を作成することを指します。
DTPの現場では、デザインから入稿用データの作成までの場面で、Photoshopを利用することがよくあります。InDesign(インデザイン)やイラストレーター などのソフトと併用で使われることが多いです。
グラフィックデザイナー,イラストレーター
商品のキャラクターやロゴ、パッケージなど、看板やパンフレット・カタログ媒体などの印刷物、Webなどの制作物を作成する職業であるグラフィックデザイナーやイラストレーター の現場では、Photoshopが利用されることが多いです。
Photoshopは、様々な職種で利用されている
上記でご紹介した職種以外でも、Photoshopを利用する場面は数多くあります。
また専門職として活躍する以外にも、総務が社内掲示物を制作するのに利用したり、ECサイトの管理者が自社商品の写真を修正したりと言った、専門職以外での利用機会というのも多々あります。
Photoshopは専門職として活躍する以外にも、他の職種で働く人が利用することでより良い制作物を作ることもできるため、Photoshopを使える技術を持っていることは、多くの場合アドバンテージになります。
必ずしもPhotoshopを利用した専門職に就職しなくてはいけないわけではないということを、頭の片隅に入れておきましょう。
就職・転職で求められるPhotoshopの実務レベルとは?
Web,デザイン職の就職・転職で求められるPhotoshopの実務レベルは、企業によって様々です。
多くの場合、他の企業の制作物を作成する広告代理店や制作会社であれば、やや高めのPhotoshopスキルを問われることでしょう。
自社の制作物を制作する場合であれば、企業によってはPhotoshopの業務経験がなくても大丈夫というところから、高い経験やスキルを要求されるところまで、幅広くあります。
Photoshop初心者におすすめの就職先
とりあえずデザイン職に転職したいから、Photoshopを軽く学んでみた。とにかくすぐにでもテレワーク職に転職したい。
でも、Photoshopスキルは全然ないから不安・・・
そんな方におすすめの穴場をご紹介いたします。
①小売、卸売関連の中小企業
小売、卸売の中小企業では、Photoshopなどの画像編集ソフトを利用できる人を募集していることが多いです。
ECサイトに掲載する画像を作ったり、カタログを作ったり、自社内で行いたいけれどデザイナーがいないという企業は多いです。規模が小さめの企業だと、技術や経験をそこまで問われないと言ったことがよくあります。
特にECサイトなどで大量の商品を出荷する、アパレルブランドや雑貨販売の職業では、「Photoshop未経験OK」の求人が多く出ています。
「これから学んでいきたい」という意欲を見せた上で、Photoshopの経験以外の部分でアピールすれば、きっと採用されることでしょう。
②アシスタント職
これからPhotoshopを本格的に学んでいきたい!という初心者の方におすすめなのが、アシスタント職です。
デザイナーやフォトグラファーのアシスタント職は、未経験でもOKという求人が多くあります。経験豊富な先輩のアシスタントとしてPhotoshopの使い方を教えてもらいながら働くことができます。
Photoshopを学ぶために自分でスクールなどに入るとお金がかかりますが、職場で学ぶことができれば、お給料を貰いながら学べます。これから誰かに習いながら本格的に学んでいきたいという方には、とてもおすすめです!
Photoshop は独学で学ぶことができるのか?
Photoshopは、独学で学ぶことができます。
これからPhotoshopを利用する職業に転職を考えているけれど、高い費用を払ってスクールに通う余裕はない・・・というような方であれば、ぜひ独学での勉強をおすすめ致します!
ゼロからスタートする方であれば、まずはACA(Adobe Certified Associate)ことアドビ認定アソシエイトの資格勉強を利用して基本を覚えることをおすすめ致します。
ACA Photoshopの試験に向けて教本などを購入して勉強することで、現場で実際に使用する基本的な知識を実践的に学ぶことが可能です。内容もそこまで難しくなく、初めてPhotoshopを利用する方でもスタートしやすいのではないかと思います。
ACA試験に合格する頃には、就職・転職するための最低限の知識がついていることでしょう。
また、履歴書の資格欄に書くこともできるのでとてもおすすめです!
ACA試験に合格した後は、本を購入したり、Youtubeなどで実際の作業方法を無料で公開されているものを利用して、独学をすることができます。
求人サイトなどを見て、自分の入りたい企業がどのようなスキルを求めているかを確認した上で、必要なPhotoshopスキルについての勉強を行なっていきましょう!