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世界遺産検定3級に一夜漬け合格した勉強方法【体験談】

世界遺産検定3級に一夜漬け合格した勉強方法【体験談】

こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。

今回は、大学入試や旅行業界で人気の高い”世界遺産検定3級“を受験しました。

結果、一夜漬けで合格!

非常に簡単な試験であるという印象を受けました。

この記事では、世界遺産検定3級に一夜漬け合格した勉強方法やコツなどをご紹介しています。

これから世界遺産検定3級を受験しようと考えている方の、参考になれば幸いです。

世界遺産検定とは?

世界遺産検定は、NPO法人世界遺産アカデミーと株式会社マイナビが運営している、世界遺産についての知識を証明できる資格です。

2006年に始まった比較的新しい民間試験でありながらも、非常に人気が高く累計30万人以上が受験しています。

文部科学省の後援を受けて多くの大学で入試の優遇措置が受けられるようになり、推薦入試を狙う高校生にも人気が高くなってきています。

3級の位置付け

世界遺産検定は4級・3級・2級・1級と、1級の上位級であるマイスター級の5つに難易度が分かれています。

3級は下から2番目の難易度で、高校生レベルの非常に簡単な試験です。

学校で日本史・世界史を習った方であれば、まず落ちる事はないレベルですね!

世界遺産検定3級の詳細

それでは、世界遺産検定3級の詳細を見ていきましょう。

主催NPO法人世界遺産アカデミー
試験地試験方式により異なる
試験方式会場試験,CBT試験
試験日時試験方式により異なる
受験資格なし
試験時間50分
問題数60問(択一式)
合格基準正答率60%(100点満点中60点以上)
受験料試験方式により異なる
合格発表試験方式により異なる

世界遺産検定は、新型コロナウイルスの影響を受けて2020年よりCBT方式での受験が可能になりました。

CBT方式を利用すればほとんど1年中受験が可能なので、CBT方式での受験がおすすめです。

50分で60問は時間が短い?

世界遺産検定でよく言われるのが、試験時間50分で60問もの問題を解くのは大変ではないかという点です。

1問を1分以内で解かなくてはいけない計算なので、パッと見た感じは試験時間が短く見えますね。

しかし筆者が受験した感想としては、分かりやすく簡単な択一式問題が多いため、むしろ時間が余るくらいだと感じました。

試験時間は決して短くはないと思います!

世界遺産検定3級の試験範囲

世界遺産検定3級の試験範囲は、世界遺産の基礎知識日本の遺産世界の遺産その他4つの科目に分かれています。

世界遺産の認定方法や歴史などの基礎知識の他に、日本の全遺産と、世界の代表的な遺産100件が含まれます。

厳島神社や原爆ドームなどと言った小学生レベルの問題から、ニューラナークやアラビアオリックスといった高校生の世界史レベルの問題までが出題されます。

世界遺産検定3級の難易度

世界遺産検定3級の難易度は、非常に簡単です。

中学校〜高校生レベルの日本史・世界史を学んでいる方であれば、原則誰でも合格できます。

世界遺産検定の3級と4級は超簡単で、勉強しないと落ちるような試験は2級からでしょう。

ネットの意見では、不合格になっているのは中学生か、学校で学んだ事を忘れてしまった社会人のどちらかではないかと言われています。

世界遺産検定3級の合格率

世界遺産検定3級の合格率は、70〜90%で推移しています。

非常に高い合格率が、試験が簡単であることを物語っていますね!

ハズレ回だと言われる回でも、合格率が70%を切る事はほとんどありません。

最低限の教養を身につけている方であれば、まず落ちる事はないでしょう。

世界遺産検定3級に一夜漬け合格した勉強方法

私が世界遺産検定3級に合格するまでにやった事は、

試験前日に約5時間、テキストを読んで問題集を1周解いた。

のみです。

3級レベルだと、高卒以上の学歴を持っている方であればほとんど勉強する必要がありません。

試験範囲の8割くらいは、社会人なら知っていないと恥ずかしいレベルの一般常識ばかりです。

そのため読書感覚でテキストと問題集を読んだくらいで、これといった試験対策は行いませんでした。

あえて試験対策をするのであれば、「問題集を解いてみて、分からなかった所を覚える」という方法がいいと思います。

これで合格!世界遺産検定3級のおすすめ参考書

①世界遺産検定3級公式テキスト(きほんを学ぶ世界遺産100)

世界遺産検定3級の参考書は、公式テキストが最もおすすめです。

公式テキストの内容がそのまま試験範囲になっているので、時事問題を除いて全ての問題が公式テキストから出題されます。

公式テキストに記載されている100の世界遺産とその知識を覚えれば、間違いなく合格できます。

また試験では写真を用いた問題も出題されるため、写真が付いているのがとても良いと感じました。

②世界遺産検定公式過去問題集3・4級

参考書だけでは不安だという方には、公式過去問題集がおすすめです。

世界遺産検定3級では過去問題の使い回しが結構あるので、過去問対策がかなり有効です。

過去問を解いてみて、わからない所はテキストを見て覚えましょう。

筆者の受験した際は、過去問と同じような問題が2割程度出題されていると感じました。

参考書・過去問とは別に、時事問題対策をした方が良い!

参考書・過去問とは別に、時事問題の対策をしておくと良いです。

私が受験した際も、「これはテキストに載っていない問題では?」と思うような最新の時事問題が出題された気がします。

直近で世界遺産に認定されたものや、暫定リストに登録されているものを調べて覚えておくと良いでしょう。

他の合格者のブログを見ても、直近起きていることについての対策はした方が良いと言っている方が多いです。

世界遺産検定3級に独学・一夜漬け合格する4つのポイント

①満点を目指さない

世界遺産検定の勉強で重要なポイントは、満点を目指さないという点です。

2級・3級・4級の試験は合格基準が60%と低く、難しい問題や聞いたことのない世界遺産を飛ばして勉強しても合格が可能な仕組みになっています。

満点を目指すがあまり、聴いたことのないような遺産を覚えることに時間を使いすぎないように気をつけましょう。

②日本の世界遺産を優先的に覚える

3級の試験では、日本の世界遺産を優先的に覚えた方が効率良く得点が上がるでしょう。

3級は日本の世界遺産の比重が高く、日本人であれば馴染みがある遺産が多いため覚えやすいです。

「世界史の方が得意」「カタカナの方が覚えやすい」などと言った理由がない限りは、日本の遺産を優先的に覚えるべきですね!

③ポイントを絞って覚える

3級の短期合格を目指すだけであれば、テキストなどに書かれている内容を全て覚える必要はありません。

過去問に頻出している問題や公式テキストの太字箇所を参考にして、重要なポイントや語句を覚えることだけに注力しましょう。

何でもかんでも全て覚えようとしてしまうと勉強に時間がかかるため、短期合格を目指す場合は”要点を絞って”覚える事が大切です。

④積極的に写真を見る

世界遺産検定を勉強する際には、写真を見ながら覚えるのがおすすめです。

合格者のブログを見ると、活字で覚えるよりも写真を見た方が覚えやすいという意見がとても多いです。

私が勉強した際も同様に、写真を見ながら勉強した方が覚えやすいと感じました。

世界遺産の名称やキーワードを見つけたら、写真が頭の中に出てくるようにするまで覚えるのがおすすめです。

世界遺産検定3級を取得するメリット

世界遺産検定3級に合格するメリットには、下記のようなものがあります。

  • 大学入試で優遇措置が受けられる
  • 大学の単位に認定されるところがある
  • 就職・転職で役に立つ
  • 世界遺産について詳しくなれる
  • 一部の観光地で割引や記念品の贈呈がある
  • 旅行・観光が楽しくなる

中学生〜高校生であれば、3級を取ると入試で活用できたり、世界史の勉強にも役立ちます。

しかし世界遺産検定3級は非常に簡単な資格だということもあって、社会人が取るメリットはほとんどないと言われています。

社会人で3級を受験している方の多くは、旅行や歴史が好きな人が趣味として取っているようですね。

観光業界・教育業界などでは世界遺産検定に着目している企業もありますが、最低でも1級以上を取らないと厳しいという意見が多いです。