こんにちは!
PBコーディネーター試験合格者のどどっちです。
今回はプライベートバンカー資格の登竜門、PBコーディネーターの資格を独学で受験してきました。
結果、25分の勉強で一発合格!
プライベートバンクとは一切関係ない私が25分で合格できた勉強方法や、実際に受験した感想などを書いていきたいと思います。
PBコーディネーターとは!?
PBコーディネーターとは、公共社団法人 日本証券アナリスト協会が実施する、プライベートバンカーの民間資格です。
主に、富裕層向けのプライベートバンクを取り扱う金融機関の担当者が取得する資格として知られています。
日本証券アナリスト協会では現在3種類(PBコーディネーター・プライマリーPB、シニアPB)のプライベートバンカー(PB)資格試験を行なっており、PBコーディネーターはその入門級・初級にあたります。
●プライベートバンクとは!?
プライベートバンクは、従来では「スイスにおける無限責任パートナーの銀行」や「個人所有の銀行」とされており、富裕層向けのプライベートバンクに特化した金融機関が複数存在していました。
現在ではプライベートバンクを専門に扱う銀行は減少傾向になっていて、プライベートバンクという名前は、主にオーダーメイドの金融商品を提供する銀行サービスであるという意味合いが強くなってきています。
プライベートバンカー(PB)資格は、富裕層向けに金融サービスを提供する専門家としての知識を問われる試験です。
PBコーディネーター試験の詳細
それでは早速、PBコーディネーター試験の詳細を見ていきましょう。
主催 | 日本証券アナリスト協会 |
試験地 | 全国のCBT試験会場 |
試験方式 | CBT試験 |
試験日時 | 随時 |
受験資格 | なし |
試験時間 | 100分 |
問題数 | 60問 |
受験料 | 7,100円 |
合格発表 | 試験終了後即時 |
PBコーディネーターの難易度
PBコーディネーターの難易度は、非常に簡単であると言われています。
試験公式HPの発表では、FP(ファイナンシャル・プランナー)試験に換算して3級以上、2級以下という位置づけとされています。
資格マニア1年生の私の個人的な感想としては、証券外務員2種や銀行業務検定3級の試験と同程度だと感じました。
銀行業務検定3級やFP3級に合格している方であれば、普通にノー勉で合格できると思います。
銀行とは全く関係ない私でも、数時間テキストを読んだら普通に合格できるレベルなので、“超簡単!”というイメージで間違いないと思います。
PBコーディネーターの合格率
PBコーディネーターの合格率は、試験公式HPの発表で76%です。(*2021年現在)
高い合格率が、非常に簡単な試験であることを物語っていますね。
PBコーディネーターの試験範囲
PBコーディネーターの試験範囲は、下記のように発表されています。
- ウェルスマネジメント(WM)
- 不動産、税金
- 信託・エステートプランニング
- リレーションシップ・マネジメント(RM)
- マス富裕層
- 職業倫理
試験範囲についてざっくり表現すると「FP3級試験を、富裕層向けのプランニングに特化させた内容」といったところでしょうか。
FP試験が一般家庭の家計診断や個人のアドバイスであるのに対して、PBコーディネータの試験では、事業承継やファミリー全体へのアドバイスについて問われます。
PBコーディネーター試験に一発合格した勉強方法
PBコーディネーター試験に独学・一発合格した私がやったことは、
公式テキストを1回読んだ。以上!
という感じでした 笑
多分、ノー勉でも合格できたと思います。
しかし前提として、私は証券外務員1種、銀行業務検定試験3級、FP3級などに合格しているという過去があります。
PBコーディネーターの資格を取得しようとしている人の多くは、私と同じように、証券外務員1種や他の金融系資格を既に持っているのではないでしょうか。
上記のような金融系資格を既に持っている方であれば、改めて勉強をすることなくノー勉で合格することができると思います。
これで合格!PBコーディネーターのおすすめ参考書
プライベートバンカー入門52の心得
PBコーディネーターの試験を勉強する方に最もお勧めなのが、公式テキストに指定されている「プライベートバンカー入門 52の心得~あなたにもなれる!PBコーディネーター」です。
私が受験した際は、こちらのテキストの文言を少し変えたような問題が大量に出題されました。
現段階でPBコーディネーター試験の優良な参考書は、このテキストをおいて他にはないでしょう。
公式指定の補助テキスト
公式HPでは、補助テキストとして「金融商品なんでも百科」「やさしい税金教室」の2冊が指定されていますが、この2冊は購入しないでも普通に合格できます。
どうしても不安な方は、補助テキストも購入して読んでみる事をお勧めいたします。
PBコーディネーターの過去問は発売されていない!?
PBコーディネーターの過去問は現在発売されていないため、どんな問題が出題されるか不安な方も多いのではないでしょうか。
過去問の代わりに利用できるのが、公式HPに掲載されているサンプル問題です。
私は事前に知らなかったため、受験前にサンプル問題を見ることはありませんでした。合格後に改めてサンプル問題を確認したところ、実際に出題された問題と近い問題が載っていると感じました。
どんな問題が出題されるか知りたい方は、サンプル問題集を確認することをお勧めいたします。
試験合格の3つのポイント
①事前に他の金融系資格を取る
繰り返しますが、PBコーディネーターの試験は、既に証券外務員やFPの資格を取っている方であれば超簡単!な試験です。
試験範囲も結構被っていて、プライベートバンカー試験で新しく問われる箇所はそこまで多くありません。
基礎的な金融知識が身についている方であれば、あとは一般常識で考えれば、正解できる問題ばかりです。
プライベートバンカーを目指すのであれば、基礎的な金融知識を身につけることが大切です。事前に証券外務員やFPの資格を取得することをお勧めいたします。
②公式テキストを覚える
PBコーディネーターの試験では、公式テキストに記載されている内容が多く出題されます。
勉強のコツがあるとしたら、1にテキスト暗記、2にテキスト暗記、3にテキスト暗記といったところでしょうか。
複雑な問題は出題されないため、「ああ、テキストにこんなこと書いてあったなあ」といった具合でも、問題はすらすらと解けると思います。
③満点を目指さない
PBコーディネーターの試験は、60%の正答率で合格できます。
わからない単元があっても、どんどん飛ばして勉強すれば大丈夫です。
金融系の資格を取得して時間が経っているという方でも、満点は取れなくても”60〜70点”であればノー勉でなんとかなるレベルです。
また、一般常識で解くことのできる簡単な問題も多いです。完璧を目指して勉強に時間をかけるよりも、「とにかく受けてみる」ことをお勧めいたします。
PBコーディネーターを取得するメリット
PBコーディネーターの資格を取得するメリットには、下記のようなものがあります。
- プライベートバンカーとしての知識をアピールできる
- プライベートバンカーの基礎を学べる
- 顧客に信用されやすくなる
- 名刺に記載できる
- 転職に有利になる
証券アナリストなどの有名資格と比較するとやや知名度の低い資格ではありますが、金融業に身をおく方であれば、是非とも取得しておきたい資格ですね。
次回は、上位資格のプライマリーPB試験も目指してみたいと思います!