こんにちは!資格マニア3年生のどどっちです。
今回は、丸のこを業務で使用するために必要な、丸のこ等取扱作業従事者の安全衛生教育を受講して資格を取得しました。
この記事では、丸のこ等取扱作業従事者の資格を取る方法や、資格の詳細などをご紹介しています。
これから丸のこ等取扱作業従事者の資格を取得しようと考えている方の、参考になれば幸いです。
丸のこ等取扱作業従事者とは?
丸のこ等取扱作業従事者とは、丸のこの取り扱い作業を行う際に必要な資格です。
丸のこ等取扱作業に従事する全ての方が取得する必要のある資格ですが、あくまでも「仕事」として作業をする際に必要な資格であって、個人的にDIYなどで丸のこを使う際には資格は必要ありません。
丸のこ作業は事故が起こりやすいため、労働安全衛生法によって基準が作成され、通達が出されています。
●「丸のこ等』とは?
「丸のこ等」とは、のこ歯を使用して高速回転させることにより、木材や加工物を切断する機械のことを指します。
「丸のこ等」には、丸のこ盤、可搬式丸のこ盤、携帯用丸のこ、携帯用丸のこ盤の4種類があります。
色々な種類がありますが、要するに”回転する丸いノコギリ”のことですね!
丸のこ取扱作業従事者の詳細
それでは早速、丸のこ等取扱作業従事者の詳細を見ていきましょう。
主催 | 国家(準国家資格) |
試験地 | 全国の技能講習機関・事業所 |
試験方式 | 学科講習・技能講習 |
試験日時 | 随時 |
受験資格 | 満18歳以上 |
受験料 | 講習機関による |
合格発表 | 講習機関による |
丸のこ等取扱作業従事者の講習は、講習機関や事業所によっても日時や費用が全く異なります。
基本的には勤めている会社が講習を受けさせてくれるため、従っていれば問題ありません。
自分で講義を受講する場合は、受験料や実施日時など自分にあった講習機関を選びましょう。
●講習の内容(4時間)
丸のこ等取扱作業従事者の講習内容は、下記のようになっています。
科目 | 時間 |
携帯用丸のこ盤に関する知識 | 0.5時間 |
携帯用丸のこ盤を使用する作業に関する知識 | 1.5時間 |
安全な作業方法に関する知識 | 0.5時間 |
関係法令 | 0.5時間 |
携帯用丸のこ盤の正しい取扱い方法(実技) | 0.5時間 |
丸のこ等取扱作業従事者の講習では、学科講習に加えて30分の実技講習があります。
科目免除などは無いため、学科3.5時間、実技4時間の合計4時間の講習を全ての人が受ける必要があります。
実技講習の内容は講習機関によっても異なりますが、実際に丸のこを操作して電源のON・OFFや安全確認の方法などを学びます。
学生などの場合には、実際の歯を入れないで講習を行う事もあるようです。
丸のこ等取扱作業従事者の難易度
丸のこ取扱作業従事者の難易度は、非常に簡単です。
丸のこ取扱作業従事者の資格は、講習を受ければ誰でも取る事が可能です。
そのため、取得の難易度は下の下といったところでしょうか。
●丸のこ取扱作業従事者にテストはない!
また合否を分けるテストなどがないため基本的に落ちることはなく、4時間の所定の講習をきちんと聞けば、誰でも資格を取得する事が可能です。
講習機関によっては確認テストのようなものを実施しているところもありますが、合否には関係ないので気軽に受験しましょう。
丸のこ取扱作業従事者の合格率
丸のこ等取扱作業従事者の合格率は、98〜99%程度だと言われています。
講習を受ければ誰でも資格を取る事ができますが、体調不良や講習の態度が悪いことなどが原因で、資格を取る事ができない方もいるようです。
講習を受けて資格を取らないと丸のこ取り扱いの作業をする事ができないため、もしも不合格になってしまった場合は、再度受講しましょう。
丸のこ取扱作業従事者を取得する方法
丸のこ等取扱作業従事者の資格を取得するためには、事業者または専門の機関が行う講習に参加する必要があります。
講習は4時間と決められていて、4時間の間、最初から最後まできちんと話を聞いていれば、誰でも資格を取る事ができます。
多くの場合は専門の講習機関で受講しますが、稀に事業者が主体となって講習を実施する場合もあるようです。
丸のこ取扱作業従事者を取得するメリット
丸のこ取扱作業従事者の資格を取得することで、下記のようなメリットがあります。
- 丸のこの安全管理について学ぶ事ができる
- 丸のこ取扱作業ができるようになる
- キャリアアップにつながる
- 履歴書に書く事ができる
丸のこ取扱作業従事者の資格は講義は誰でも取得できる資格のため、取得することで得られるメリットはそこまで大きくないと言われています。
とはいえ、丸のこを取り扱う作業に従事する際には、必ず取得する必要があります。
また事業者の方であれば、作業に従事する従業員に講習を受けさせる義務があります。
資格を取得してメリットを得るというよりも、事故を未然に防いだり、自分や仲間の安全のために知識をつけましょうといった立ち位置の資格ですね。
これから建築業などで丸のこを取り扱う仕事に就きたいという方は、資格を取得しておいて損はないでしょう。