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販売士2級に一夜漬け合格した勉強方法【独学】

販売士2級に一夜漬け合格した勉強方法【独学】

こんにちは!資格マニア3年生のどどっちです。

今回は、小売業のための公的資格”販売士検定 2級“を受験しました。

販売士は3級を既に取っていたため、今回は進級という形です。

結果、独学・一夜漬けで一発合格!

非常に簡単な試験だという印象を受けました。

この記事では、販売士2級に独学・一夜漬けで一発合格した勉強方法や、合格のポイントなどを載せています。

これから販売士2級を受験する方の、参考になれば幸いです。

販売士検定(リテールマーケティング検定)とは?

販売士検定(リテールマーケティング検定)は、日本商工会議所が運営している、流通業界の知識を測る公的試験です。

販売士検定(リテールマーケティング検定)の合格者は、販売のプロとして「販売士」という称号を使う事ができるようになります。

国家資格ではないものの、製造業・流通業・卸売業・小売業で最も有名な資格とされていて、常に人気の高い試験でした。

近年ではネットショッピングの台頭や機械化を受けて受験者数が減少し、人気が下がりつつある資格のため注意が必要です。

2級の位置づけ

3級から1級まである販売士検定の中で2級は、小売業への転職を考えている20代〜30代前半の方におすすめの資格です。

また公式サイトでは、「小売店舗の責任者や販売促進・企画を担当する方におすすめ」だとされています。

流通業に興味のある、高校生〜社会人くらいの方が受験する比較的難易度の低い資格です。

販売士検定2級の詳細

それでは早速、販売士検定2級の詳細を見ていきましょう。

主催日本商工会議所
試験地全国のCBT試験会場
試験方式CBT試験(ネット方式)
試験日時随時(受験会場による)
受験資格なし
試験時間70分
問題数100問(5科目)
合格基準5科目の平均点が70点以上で、かつ1科目ごとの得点が50点以上
受験料税込5,770円
合格発表当日受験直後

販売士検定2級は”CBT方式(ネット方式)”での受験が可能になったため、全国のテストセンターで、いつでも気軽に受験ができるようになりました。

また1回の試験で100問出題されるため、資格試験の中では問題数がとても多いですね!

1科目20問を5科目で、1科目20問のうち前半10問は2択問題、後半10問は4択問題です。

販売士検定2級の試験範囲

販売士検定2級は、下記の5つの科目に分かれています。

5つの科目に分かれるという点は、3級と全く一緒です。

①小売業の類型

小売業の類型」の科目では、流通業の役割や機能の基礎知識を問われます。

小売の輪の理論やアコーディオン理論などの理論仮説や、VC・FC・RCの分類などといった教科書レベルの内容が多くなっています。

②マーチャンダイジング

マーチャンダイジング」の科目では、品揃えから販売までの循環プロセスを総合的に学びます。

商品計画の立案方法や棚割など、小売業に必要な基礎知識を言語化して覚えましょう。

③ストアオペレーション

ストアオペレーション」の科目は、本部視点・経営支店での俯瞰的なストアオペレーションの座学です。

買い物しやすい売り場作りに関する、工夫や技術について学びます。

④マーケティング

マーケティング」の科目は、3級で勉強してマーケティングの内容を少し深堀りします。

ルーラルやアーバンなどといったエリア分類や、マーケティングミックスの概念などを学びます。

⑤販売・経営管理

販売・経営管理」の科目では、経理・労務・法務などのバックオフィス視点の知識を学びます。

損益計算書や貸借対照表について問われるなど、3級よりもやや難しい内容になっています。

販売士検定2級の難易度

販売士検定2級の難易度は、高校生でも合格できるくらい非常に簡単です。

社会人であれば誰でも知っているような、一般常識レベルの内容ばかりが出題されます。

筆者も小売業で働いているわけではありませんが、一夜漬けの勉強で合格できました。

販売士検定2級の合格率

販売士検定2級の合格率は、およそ50%〜60%程度で推移しています。

受験回によって、40%〜75%程度まで差が開きます。

受験するタイミングによって、当たり外れの多い試験ですね!

販売士検定2級に独学・一夜漬けで合格する勉強方法

私が実際に独学・一夜漬けで合格するまでに行った勉強は、

「テキストを軽く読んで、巻末の問題を2周解いた」

のみです。

初めてテキストを読んだ瞬間から、一般常識の内容ばかりだと感じたため、正直ほとんど勉強する必要はないと思いました。

販売士検定2級ははっきり言って「社会人経験」と「一般常識」がある方であればノー勉でも合格が可能です。

バカでも受かります。

しかし学生の場合で学校で習っていない場合には、1ヶ月〜2ヶ月程度の勉強期間を設けると良いでしょう。

これで合格!販売士検定2級のおすすめ参考書はこれだ!

ユーキャンの販売士検定2級 速習テキスト&問題集

私がおすすめしたい参考書は、ユーキャンが出している「販売士検定2級 速習テキスト&問題集」です。

実際に私はこちらの参考書一冊だけで、独学・一夜漬けで一発合格することが出来ました。

しかし実際の試験では、「参考書に載っていなかった!」と感じる問題が2,3問程度出題されていたと思います。

ネットの意見やアマゾンの売れ筋ランキングなどを見ていると、成美堂出版の参考書を購入している方の方が多いようですね。

自信のない方は、過去問や他の参考書も買った方が良い!

マーケティングやビジネスの知識を最低限持っている方であれば、ユーキャンのテキスト一冊で合格する事が可能です。

しかしマーケティングについて学んだ事がない方や自信のない方は、合わせて過去問や他の参考書を数冊購入して勉強することをオススメ致します。

販売士検定2級に独学・一夜漬けで合格するポイント

①知らない用語・単語はしっかり覚える

販売士検定2級を勉強していると、今まで聞いた事がないような用語・単語が出てくるという方が多いと思います。

分からない言葉・知らない言葉が出てきた場合は、しっかりと意味を理解して覚えましょう。

また文脈から国語力で答えを導き出せるような問題も、単語を知っていないと解く事ができません。

販売士検定2級の試験は試験範囲から満遍なく出題されるため、知らない語句を放置するのは良くないと言われています。

②満点を目指さない!

販売士検定2級は、7割の正答率で合格する事ができます。

問題数が100問なので、裏を返せば30問も間違える事ができるのです。

短期間での合格を目指す場合は、戦略的に捨て問題を作る事も大切ですね。

③試験に出るポイントを抑えて、短期間で覚える

販売士検定2級は試験範囲が狭いため、短期間の勉強でも十分に丸暗記する事が可能です。

「覚えるべきところ」と「覚えなくても良いところ」を明確にして暗記することで、一夜漬けレベルでの短期合格が可能でしょう。

テキストに書かれているポイントや過去問を参考にして、試験に出そうなポイントを絞って勉強しましょう。

販売士検定2級を取得するメリット

販売士検定2級を取得するメリットには、下記のようなものがあります。

  • 履歴書に書ける
  • 就職活動・転職活動で役に立つ
  • 「販売士」を名乗る事ができる
  • 推薦入試で有利になる事がある
  • 大学の単位認定ができる場合がある
  • 資格手当が出る場合がある

販売士検定2級は、主に学生〜新社会人が取得するための資格のため、30代以降であれば取得するメリットはほとんどないでしょう。

また一般常識レベルの知識で合格できるため、会社で取得を促された場合に勉強を始めれば十分です。

ネットの意見などを見ると、大学の単位認定や小売業への就職を目指して取得される学生の方の方が、得られるメリットが多いようですね。