こんにちは!どどっち(象使い)です。
今回は、ラオスにて、象使いの資格を取得した方法を公開していきたいと思います!
象使いの資格とは!?
象使いの資格とは、その名の通り、象を扱うための資格です。
資格がなくても象を扱うことのできる国がほとんどではありますが、象は体も大きく、食事の量もとても多いです。
日本においては、明日からでもいきなり飼うことができてしまう!というような、犬や猫などのペットとは事情が大きく異なります。
象の生態や指示語をしっかりと学び、象とのコミュニケーションが取れるようになる必要があるのです。
象使いになるためには!?
日本人が象使いのライセンスを取得する際の定番コースは、タイのチェンマイか、ラオスのルアンパバーンで行われている、象使いライセンス取得のツアーに参加することです。
ツアーに参加すれば、なんと、日帰りで象使いのライセンスを取得することができてしまいます。
簡単に取得ができてしまい、もはや観光地化している象使いツアーですが、象へ話しかける際の言葉や象の生態系をしっかりと学ぶことができるので、楽しみながら取得できる資格です。
象使い資格の難易度
象使い資格の試験は、相当やばいことをしない限りは、まず落ちることはないのではないかと思います。
自動車の運転免許の教習所と同じで、合格させて資格を発行させるまでがビジネスになっている感じです。
動物が苦手だ!という方や、乗り物酔いが激しい方は、もしかすると難しいかもしれないですね!
資格取得までの流れ
今回は、私がラオスのルアンパバーンで、象使いの資格を取得した際の流れと、ルアンパバーンで出会った日本人にヒアリングした情報をご紹介いたします!
まずは資格取得ツアーを予約しよう!
ラオスのルアンパバーンへのフライトと宿泊先を予約したら、まず初めに、象使いの資格を取得できるツアーを予約する必要があります。
ツアーの予約方法は、大きく分けて4つあります。
1.日本のツアー予約サイトを利用する。
一番簡単なのは、日本の旅行代理店や、ツアーの予約サイト「ベルトラ」などを利用して、ツアーを予約することです。
海外に慣れていない方や、英語が苦手な方は、こちらの方法でツアーを予約するのが一番安心だと思います。
現地で日本語のサポートを受けられるツアーなどもあるみたいですので、そういったサービスを受ければさらに安心ですね!
しかし、日本のツアー予約サイトでツアーを予約すると、金額は割高になります。(およそ1.5〜2倍くらい。)
2.現地のツアー会社のホームページから予約する
英語をうまく話すことができるのであれば、ホームページから予約する方法もおすすめです。
ラオスは田舎といえども、インターネット回線はしっかりと繋がります。
メールやFacebookメッセンジャーなどでやり取りをすることが出来るので、英語での会話は苦手だけど、テキストは読める!という方にとっては朗報ですね!
日本からツアーを予約するよりも、かなり割安に予約をすることができます。
3.宿泊先のホテルで予約する
現地で出会った日本人や外国人で、象使いの資格を取得していた人たちの多くは、こちらの方法で予約をしていました。
ホテルから予約すると若干割高ではありますが、東南アジアでは時間にルーズで、時間になっても迎えがこない!5時間たっても迎えがこない!なんて事も頻繁にあります。
ホテルを仲介する事で、そういったトラブルにはホテルが全て対応してくれるので、保険だと思えば良いでしょう。
若干高いといっても、1000円〜2000円程度(*ホテル・ツアー会社による)です。物価が安いので、そんなに大きな問題ではないのではないでしょうか。
4.現地のツアー会社へ直接足を運んで予約する
こちらの方法でツアーを予約すると、最も安い価格で予約ができるみたいです。
お金に余裕のないバックパッカーの方や、時間に余裕を持って旅行に来ている方は、こちらの方法で予約をされていました。
ルアンパバーンだと、市街地に宿泊すれば、宿泊するホテルによっては、ツアー会社までは徒歩1〜10分くらいで着いたりします。
地図などでツアー会社を調べてからホテルを予約するのもアリですね!
ツアーの種類
ルアンパバーンの象使いツアーには、パターンが何種類かあるようでした!
1日を最高に楽しむためにも、ツアーの種類選びは重要です!今回は、出会った韓国人・オーストラリア人・ドイツ人・日本人の方々が参加されていたパターンを聞いたので、ご紹介いたします!
半日で象使い免許取得コース
1番手っとり早く象使いの資格が取得できるのが、半日コースです。
午前or午後の半日で、象使いの免許を取得します。午前の回で予約すると、たくさんのツアー客で賑わってしまい、一緒に回る可能性があるので、午後の回で予約する事で、景色、先生、象を独り占めできる可能性が上がるらしいです!
午前の回で予約すると、朝一でエレファントキャンプに向かい、昼食を取って帰宅する形となります。
午後の回で予約すると、午前の回よりも少し遅い時間に出発し、午前中に地酒を作っている蒸留村を周り、昼から象使いのトレーニングを受けるようです。
半日で象使い免許取得+半日で別ツアーのコース
出会った日本人の方で、最も多くの方が選ばれていたのが、こちらのコースです。
朝一でエレファントキャンプに集合して資格を取得し、昼食を食べたあと、昼からは滝や洞窟など、他の観光スポットを回ることができます。
ツアー会社で最もおすすめされているのがこちらのコースで、現地のツアーデスクで予約すると、2000円〜3000円程度とかなりお得です。
滞在期間の短い方などは、こちらのコースを選択することで、1日を満喫できるのではないでしょうか。
1日象使い免許取得コース
私が取得する際に選択したのが、こちらのコースでした!
後から周りの人に話を聞いたところ、半日のコースでも、1日のコースでも、資格できる象使いの免許は同じものとのこと。
事前に情報をあまり調べずに予約してしまったので、失敗したかも!と思いました。
午前中に象に乗って、昼食を食べたあと、午後も象に乗って、更なる修行を積みます。
半日の間、象使いの修行をすると、結構疲れますし、十分に楽しんでお腹いっぱいになります。
年配の方であれば、半日のコースで十分かと思います。
象使いの修行をしっかりと楽しみたい方や、半日コースの人よりも少し特別な体験をしたい方におすすめです!
象使いツアー 1日の流れ
私が象使いツアーにソロ参加した、当日の、1日の流れをご紹介いたします!
上海で仕事した後に、勢いで向かってしまったラオス。
何をするかも決まっていなくて、ネットで象使いのツアーのことを知って参加しました!
AM7:00
起床!
8:00過ぎにホテルに迎えが来るとのこと。
ホテルの朝食を食べながら、ゆっくりと迎えを待ちます。
托鉢僧のねり歩きを見ながら、ホテルのお姉さんと雑談しつつ、ラオスコーヒー!
ラオスやベトナムは、コーヒーが美味しいので最高の朝が過ごせます。
8:00
ホテルに迎えがくるとのことでしたが、なかなかやってきません。
どうやら象使いのツアーはいくつかあるようで、他のツアーと間違えられたりしながらしばらく待ちました。
9:00
1時間待って、ようやく迎えのバンがやってきました!
日本人の時間感覚でいたら、発狂してしまいますね!
バンに乗り合わせたのは、日本人、韓国人、欧米系の人でした。
荷台には、野菜がたくさん積まれていてくさいです 笑
10:20
約1時間半の間車に揺られ、エレファントキャンプに到着しました!
早速ゾウさんが出迎えてくれます!
10:30
まずはゾウに慣れるため、椅子に乗って森の中を散策します。
思ったよりも急な坂道を下ったり、ガイドが付いていてもゾウがいうことを聞かなかったり!
一緒に参加された方も、みんな笑顔でした!
陸路から川に入ると、参加者のテンションが最高潮に!
川に浸かって、普通に濡れます!
ゾウさんから降りたら、おやつをあげます!
11:00
トイレ休憩を経て、座学の講習!
ゾウの生態や、ゾウ語を学びます。
ゾウ語を覚えるのが結構大変!口頭で簡単なテストがあるので、みんなスマホで写メを取って覚えてました。
Go(進め)はPai(パイ)です!
パイパイっていうと日本人が反応するとかで、ガイドのトークも結構日本人慣れしてました。
11:40
座学の講習と簡単な口頭のテストに合格すると、今度は椅子なしで、一人で象に乗ります。
扱いに慣れるまでは、ガイドの人が一緒に乗ってくれました!
この時、覚えたゾウ語を頑張って使おうとみんな必死ですが、基本は言うことを聞いてくれません 笑
しつけを受けた、犬の「お手」とはわけが違います。
先ほど椅子に乗って回ったルートを、今度は一人で象に乗ってまわります。
川に入ると、川の中でゾウさんを洗ってあげる練習などをします。
がっつり濡れるので、普通の服では行かない方がいいですね!
12:40
約1時間の実習を経て、ランチタイムです!
半日で結構疲れて喉もカラカラですので、冷たい水が身にしみます!
ランチタイムが終わると、私以外は全員、半日コースや、午後は他の観光地に行くコースでしたので、いなくなってしまいました 笑
正直ここまでで大満足!お腹いっぱいですので、午後もゾウのトレーニングを受けるのはかなり辛かったです…
午前中一緒に参加された方たちにも、私が午後もゾウのトレーニングを受けるコースを選んでしまったと言うことで、大爆笑されました!みなさん午前中でお腹いっぱいのようです。
14:00
ランチタイムを終え、トレーニング再開!
せっかく着替えたのに、濡れた服とズボンに履き替えて、修行します!
午後は、午前中とは少しだけ違うルートをまわります。整備されていない山道を回るのは楽しいです!
一人ぼっちですので、仲良くなったガイドさんとの世間話も弾みます。給料やラオスの情勢などなんでも教えてくれて、良い体験でした。
ゾウさんに乗るのも慣れてきて、ゾウさんが言うことを聞いてくれた時はテンション上がります!
午後も参加した事で、なんでもやりたい放題できるようになったなと感じました。ゾウさんの上に立ってみたり、生えてる植物を食べさせてみたり、危険のない範囲でしたらワガママな体験をさせてもらえます。
15:00
約1時間で、午後のトレーニングは終了しました。
相当体力使います!
午後も参加したので、好きなもの飲み食いして、30分くらい帰りの準備ができるのを待ってくれ!みたいな感じに言われて、終了後の扱いはかなり適当です 笑
やることもないので、誰もいないところまで移動して、川岸のチェアに座ってコーヒーを飲みます。
ラオスの山奥で、一人で飲むコーヒーは控えめに言って最高!
エモすぎ!
15:30
帰りの時間になりましたが、今忙しいのであと30分待って欲しいとのこと。
「早く帰りたい!」と伝えたところ、そんなのは飲んで忘れてくれとのことで、突如ビール飲み放題になりました 笑
もちろん無料サービスです!
遠慮なく、猫さんと犬さんがいる席に相席させてもらいました。
とりあえず疲れが取れるまで飲め!とのことで、猫さんもおもてなししてくれるみたいです。(なで放題)
しばらく飲み放題のビールを何本か空けて、普通に酔いました 笑
16:00
帰宅の準備をして、帰路につきます。
行きは車でしたが、どうやら帰りはボートで帰るようです。聞いていなかったですし、酔っ払って、もはやどうにでもなれ!って感じでした。
16:10
ボートに乗り込むと、飲み会の始まりだ!ということで、またビール(無料)が出てきます 笑
日本人の方も一緒になりました!
16:20
岸につきます。
着いた時には相当酔ってました!
着いたのはなんと、出発地ではなく、焼酎の蒸留村とのことです。
みんなで焼酎で乾杯しようとのことで、3杯くらいショットを飲みました!
美味しいですが、衛生面が結構気になります。
その後、村を散策する自由時間がありました。
托鉢僧の子供たちに混ぜてもらいました。
朝は練り歩きで食べ物を恵んでもらって、昼からはみんなでスマホでゲームの通信対戦してるみたいです 笑
こういうの結構リアルですね。
17:00
再びボートに乗って、帰路につきます。
謎に現地の女性陣が乗ってきて飲み会が始まったので、混ぜてもらいました!
どうやらラオスでは、「注ぐからとりあえずグラス空けて!」みたいな感じの飲み会ノリが結構あるみたいです。楽しい!
もはや象使いのツアーとは関係なくなってきて、意味が分からなくなってきます。
でも、ラオスの夕日は最高に綺麗なのでとりあえず最高です!
18:00
ルアンパバーンの市街地に戻ってきました。
小さな事務所のようなところで、ライセンスを発行してもらいます。
この時に、自分の好きな写真を載せることができます!
パスポートの写真を載せる人と、当日撮影した写真を載せる人に分かれていました。パスポートの写真を使った方が、スムーズにライセンスが発行されます。
当日撮影した写真を載せる場合は、FacebookなどのSNSでガイドと友達登録した後、載せたい写真をSNSで送ります。
私はパスポートを持ち合わせていなかったので、SNSで写真を送って、載せてもらいました!
最後に確認しましたが、半日のコースの人と、1日のコースの人は、同じ内容のライセンスが発行されていました!
まとめ
象使いの資格は、ツアーに参加すれば、ほぼ確実に取得できる資格だと言えると思います。
そう言った意味では資格難易度は低いですね!
正直取得しても使い道はないですが、様々な場面で話のネタにできる点でイチオシです。