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小型船舶免許1級に1発合格した方法!費用・難易度・取得のコツを徹底解説

小型船舶免許1級に1発合格した方法!費用・難易度・取得のコツを徹底解説

こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。

今回は、小型船舶1級免許の講習を受けにいきました。

結果、一発合格!

非常に簡単な資格であるという印象を受けました。

2級免許の期限がちょうど切れてしまっていたので、「2級免許の更新講習に追加で数万円払えば、1級が取れる。」というお得な情報を聞いて受講することに決めました。

この記事では、1級免許の取得方法や、難しいと感じる方も多い”修了試験のコツ”などをご紹介しています。

これから小型船舶免許1級を取得しようと考えている人の、参考になれば幸いです。

小型船舶免許1級とは?

小型船舶免許1級は、全長24m未満の小型船舶を運転するための資格です。

また正式名称は、”1級小型船舶操縦士免許“です。

小型船舶免許1級でできること

小型船舶免許1級を持っていると、総トン数20トン未満の小型船舶で全ての海域を航行することができます。

ただし沿海の外側80海里(約150km)より外に出る場合には、別途海技士の資格が必要となるので注意が必要です。

小型船舶免許1級をとる理由

小型船舶免許1級を取る理由の多くは、クルージング、釣り、ダイビングなどを楽しむためです。

漁業や消防、ダイビングスクールなどで働く人が仕事の都合で取ることもあるようですが、趣味目的の人の方が圧倒的に多いようですね!

小型船舶免許1級を取得する方法

小型船舶免許1級を取得する方法は、車の運転免許と似ています。

国家試験を受験して合格する「受験コース」と国家試験免除の教習所を卒業する「教習コース」があります。

国家試験を直接受験した方が費用は安いですが、国家試験免除の教習所を利用して免許を取る方が無難で人気が高いです。

小型船舶免許1級の難易度

小型船舶免許1級の難易度は、非常に簡単です。

すでに2級の免許を持っている方であれば、講義を聞いて修了試験に合格すれば誰でも合格することができます。

合格者の感想を見ていると「自動車の運転免許くらいの難易度」だと感じている方が多いようですね!

小型船舶免許1級の合格率

小型船舶免許1級の合格率は講習機関によって異なりますが、80〜90%くらいの合格率だとしているところが多いようです。

簡単に取れる資格とはいえ、5人に1人くらいは落ちているため油断は禁物です。

真面目に講習を受講しないと、学科試験で落ちてしまうでしょう。

小型船舶免許1級の試験範囲

小型船舶免許1級の試験範囲は、下記のようになっています。

①上級運航I

  • 航海計画
  • 救命設備、通信設備
  • 気象、海象
  • 荒天航法、海難事例

上級運航Iでは、海図の書き方や中高生レベルの気象の知識、荒天時の対応方法などを学びます。

講習機関の講師によると、受講者のほとんど全員が「海図と気象が難しい!」と声をあげるようですね。

②上級運航II

  • 機関の保守整備
  • 機関故障時の対応

上級運航IIでは、主にディーゼルエンジンの仕組みと構造について学びます。

まだ船に乗ったことがない方は、聞きなれない単語が多いため苦戦することでしょう。

学科試験の合格基準

学科試験の合格基準は、次のようになっています。

「2科目(各科目で50%以上)+総合で65%以上(65% 10問)」

上級運航I:8問中4問正解(50%)で合格

上級運航II:6問中3問正解(50%)で合格

また試験時間は70分、四択マーク式の問題です。

これで合格!小型船舶免許1級に合格する勉強方法

①講師の話を真面目に聞く

試験に合格するために最も大切なことは、講師の話を真面目に聞くことです。

講師の話を聞いていれば、出題される試験問題の傾向やポイントを全部教えてくれます。

講師サイドとしても「ここの教習所は受からない」などと噂されては困るため、必死にあなたを試験に合格させようとしています。

ただし工業系の技能講習資格などとは違って、試験に出るところを全て教えてくれるわけではないので注意が必要です。

②講義の間に復習をする

多くの教習所では、法定時間の講義をおこなった後にすぐに試験が始まります。

わからなかったところや聞き逃してしまったところは、講義の合間の休憩などで、しっかりと復習を行いましょう。

③海図以外の科目を先に覚える

小型船舶1級で最も難しいとされている科目が、海図の作成です。

しかし海図の問題が全くわからない場合でも、それ以外の問題に正解することができれば修了試験に合格することが可能です。

筆者が受講した際も、修了試験では海図の問題を飛ばしてそれ以外の問題を先に解くよう講師に教わりました。

「海図の講義を聞いても全然分からなかった」という方でも、大丈夫です。

④ディーゼルエンジンの科目は優先して覚える

小型船舶1級で最も重要な科目が、上級運航IIに含まれるディーゼルエンジンに関する箇所です。

6問中3問正解する必要があるため、しっかりと講義を聞いて覚える必要があります。

上級運航Iでは捨て科目を作ることができますが、上級運航IIには捨て科目がありません。

出題される可能性の高い、ディーゼルエンジンの科目を優先して覚えましょう。

受講の様子と感想

今回私は、勝どきにある教習所のマリンライセンスロイヤルさんで国家試験免除の講習を受講しました。

講義の受講前

小型船舶1級の講義を受講する前に、まずは病院などで健康診断を受ける必要があります。

握力や視力の測定などの簡単な項目だけなので、あまり深く考える必要はないでしょう。

病院によって異なりますが、およそ3,000円〜10,000円程度の費用がかかります。

*視力・色覚・聴力・身体機能(握力と診断)・疾病の確認

講義1日目

1日目は、上級運航Iの科目を朝9時〜夕方17時ごろまで受講しました。

午前中は主に気象や海流、救命などについて学び、午後は海図の練習が中心です。

気象では、季節による気圧配置の変化の科目が難しく感じました。

「南岸低気圧」「帯状高気圧」など、中学生〜高校生くらいの理科で習っているはずの内容がなかなか思い出せません。

一緒に受講した方の多くが、私と同じように内容が思い出せず困っているようでした 笑

また1級最大の難関ポイントと言われる「海図の読み書き」は、コツを掴むまでに苦労しました。

私の場合は何度か練習していくうちに少しずつできるようになっていきましたが、講習の最後まで分からないままという方もいたようです。

コンパスローズと緯度経度さえ理解できれば、あとは国語力と気合でなんとかなりますね!

「時間・距離・速さ」の計算があるため、計算方法を忘れてしまっている方は受講前に予習しておくといいでしょう。

講義2日目

2日目はディーゼルエンジンについて学び、最後に修了試験がありました。

ディーゼルエンジンの科目では、マリンギアやクランクシャフト、ガバナーやプライミングといった専門用語がたくさん出てきます。

私は日頃から船に乗っているわけではないため、専門用語が当たり前のように出てきて、最初は全く意味が分からず右往左往していました 笑

なんとか合格することができましたが、数時間の間に専門用語をたくさん暗記して、すぐに試験を受けるのはスピード感が早くて大変だと感じました。

船の用語を全く知らないという方は、簡単に予習してから講義を受けた方が安心できますね!

修了試験

修了試験は、非常に簡単でした。

しかし、講義を真面目に受講していなければ落ちていたと思います。

簡単な試験とはいえども、船の知識が全くない人がノー勉で受験して受かるような試験ではないため注意が必要です。

小型船舶免許1級を取る人に伝えたいこと

真面目に講義を受けさえすれば、素人でも普通に取れます。