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“危険物乙2″に一夜漬け合格した勉強方法まとめ【体験記】

“危険物乙2″に一夜漬け合格した勉強方法まとめ【体験記】

こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。

久しぶりに、乙種危険物試験を受験しました。

これまでに乙3・4・5・6を取っていたので、今回は乙2に挑戦です。

結果、一夜漬けで一発合格!

非常に簡単な試験だという印象を受けました。

この記事では、危険物取扱者乙2に一夜漬けで合格した方法や、取得のコツなどをご紹介しています。

これから乙2を受験する方や、乙2に挑戦しようか迷っている方の参考になれば幸いです。

危険物取扱者(乙2)とは?

危険物取扱者乙種第2類(通称:乙2)は、赤りんや硫黄などの可燃性危険物や、ラッカーパテなどの引火性固体を取り扱うことのできる資格です。

自身が燃えやすく酸化されやすい乙2の危険物は、燃焼速度が早く、爆発性の高い危険な物質です。

そのため、取り扱うためには国家資格である危険物乙2を取る必要があります。

主に「化学工場や研究所で働く人」や、「危険物甲種の受験資格を満たすために受験する方」が取る資格として知られています。

危険物”乙2″で扱うことのできるもの

危険物乙2で取り扱うことのできる危険物には、下記のようなものがあります。

  • 硫化りん
  • 赤りん
  • 硫黄
  • 鉄粉
  • 金属粉
  • マグネシウム
  • 固形アルコール
  • ゴムのり
  • ラッカーパテ

鉄やアルミニウムなどの金属を粉末状にすると、酸素と触れる表面積が増加して、非常に燃えやすい危険物になります。

またプラモデル製作などでよく見るゴムのり、ラッカーパテ等も含まれていますが、市販されているものは基準値をクリアしている安全なもので、基準値以上のものが危険物として取り扱われます。

危険物取扱者乙2試験の詳細

それでは早速、危険物乙2試験の詳細を見ていきましょう。

主催
試験地全国の試験センター
試験方式5肢択一式,マークシート
試験日時地域による
受験資格なし
試験時間2時間
問題数35問(保有資格による免除有)
受験料4,600円
合格発表開催地による(掲示またはHP)

危険物乙2の難易度

危険物乙2の難易度は、非常に簡単です。

危険物乙2は、初めて勉強をする方でも一夜漬けで合格することができるレベルです。

高校生レベルの化学の知識を持っている場合は、ノー勉でも合格できることでしょう。

危険物乙2の合格率

危険物乙2の難易度は、70%前後で推移しています。

高い合格率が、試験が簡単であることを裏付けていますね!

合格率が高い理由は、乙2の受験者の8割以上が、他類を取得している科目免除利用者だからです。

科目免除を利用すると問題数が10問になるので、非常に高い合格率になっています。

危険物乙2の勉強時間

乙2合格に必要な勉強時間は、10〜20時間程度とされています。

合格者のブログなどを見る限り、試験合格者の多くは1週間程度の勉強で合格しているようですね!

覚える事が少ないため、試験前日から勉強を始めて、一夜漬けでも十分に合格することが可能です。

危険物乙2の試験範囲

危険物乙2の試験範囲は、下記のようになっています。

試験科目概要
危険物に関する法令(全類共通)消防法、法令、規則
基礎物理・基礎化学(全類共通)物理学・化学の基礎。燃焼・消化の基礎知識。
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法乙2の対象品目の性質・火災予防・消化方法など。

危険物取扱者乙2試験の科目免除

危険物乙2の試験では、既に他類の乙種危険物取扱者免除を持っている方のみ、試験科目の一部を免除することができます。

免除資格免除内容
乙種危険物取扱者免状を有する者法令・物理化学の全ての問題

科目免除を利用すると、問題数が35問から10問になり、試験時間が2時間から35分に短縮されます。

危険物乙2に一発合格する勉強方法

私が、危険物乙2(科目免除受験)に一夜漬けで合格するまでに行った勉強は、

  • テキスト読み込み2周
  • 練習問題1周
  • 物品の特徴を暗記

のみでした。勉強時間は、前日3時間・当日試験前2時間の約5時間です。

乙2は”鉄”や”ラッカーパテ”などの聞き慣れた物品名が多いため、非常に覚えやすい試験です。

頭を使うような問題は出題されないので、暗記だけすれば大丈夫です。

テキストをざっくりと暗記して、練習問題を1,2回程度やれば誰でも簡単に合格できるでしょう。

これで合格!危険物乙2のおすすめ参考書

ユーキャンの乙種第1・2・3・5・6類危険物取扱者 速習レッスン

危険物乙2で最もおすすめの参考書は、ユーキャンの出している”ユーキャンの乙種第1・2・3・5・6類危険物取扱者 速習レッスン“です。

合格者のブログなどをみると、危険物乙種を複数個受験する方の多くが、こちらの参考書を利用しているようです。

筆者の私も実際にこちらの参考書を利用して、乙6→乙3→乙5→乙2と4つの試験に合格できたので、非常におすすめできます。

乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 科目免除者用

続いておすすめしたいのが、公論出版の「乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 科目免除者用」です。

筆者は利用した事がありませんが、試験会場で持っている方が一番多い参考書だと感じました。

Amazonの売れ筋ランキングや合格者のブログを見ても、乙1・2・3・5・6を受験する方に一番人気があるようですね。

危険物乙2に独学・一夜漬けで合格する4つのポイント

①満点を目指さない

危険物取扱者の試験は、60%の正答率で合格する事が可能です。

そのため、試験範囲の内容を全て覚えていなくても合格することが可能です。

乙2の試験範囲を完璧に覚えても、実務では役に立たないことの方が多いです。

合格のために「やらないこと」を決めて、効率良く合格を目指しましょう!

②物品の「色」は覚えない

物品の「」については、出題確率が低いと言われているため、覚えなくても合格する事が可能です。

硫黄→黄色、赤りん→赤色など、物品名に色名が含まれているものもあります。

その他鉄→灰白色などの誰でも分かるものもあって、直感で解答しても正解できるようなケースが多いです。

③物品の「温度」は覚えない

引火点・融点・沸点などの温度も、色同様に出題される可能性が低いため、覚えなくても合格する事ができます。

ただし、引火性固体の引火点が40℃未満であるという点だけは、覚えておいた方が良いでしょう。

「五流化りんの融点は290.2℃」「七硫化りんの融点は310℃」などといった細かい部分の温度については、覚えなくても合格できるでしょう。

④ポイントを絞って暗記する

乙2の短期合格を目指すにあたって、出題されやすいポイントに絞って暗記するのがおすすめです。

具体的には、

  • 注水厳禁のもの
  • 水に溶けるもの
  • 両性元素のもの
  • 粉じん爆発の危険があるもの

などのポイントに絞って暗記することで、効率的に勉強することができます。

「物品名から特徴を紐付けて覚えるより」も、「特徴から物品名を紐づけて覚える」方が暗記しやすいという方が多いようですね。

危険物乙2を取得するメリット

危険物乙2を取得するメリットには、下記のようなものがあります。

  • 甲種危険物の受験資格を得られる
  • 乙2指定の危険物を利用できるようになる
  • 化学工場などの転職で有利になる

危険物乙2で指定されている危険物は、非常に特殊な職場以外では利用することのないマニアックなものばかりです。

求人サイトなどを見ても、危険物乙2の取得者を募集しているものはほとんどありません。

そのため、化学薬品工場や研究機関などで危険物を扱う仕事をしている方以外が取得しても、ほとんどメリットは得られないでしょう。

危険物乙2を取得する方の大部分は、甲種危険物の受験資格を得ようと考えている方か、資格マニアだと言われています。