どどっち(第四級アマチュア無線技士試験合格者)です。
今回は、ドローン資格としても注目を集める、4アマこと第四級アマチュア無線技士の資格を取得してきました!
「高度なドローンレースをやりたい」「無線機材を使用してアマ無線局を開設したい」という思いが強くなり、勢いで取得してしまいました 笑。
4アマとは!?
4アマとは、「第4級アマチュア無線技士」の略称で、電波法令で定められているアマチュア無線の国家資格のことを指します。
アマチュア無線に興味を持った方がはじめに目指すとされるのが4アマの資格で、日本国内で特定の無線を発信するために4アマ免許が必要です。
また、4アマ免許はあくまでも「技士」としての資格であって、無線局を開設するためには別途無線局免許を申請する必要があるため注意が必要です。
4アマは今、ドローン資格として注目されている
4アマ資格は、つい最近まで全く注目されていない資格でしたが、ドローンレースなどが流行して、注目を集める資格となってきました。
より専門性の高い高度なドローンを利用したレースを楽しみたい方や、自分の無線局を開設したいというマニアックな趣味を持っている方が取得しなくてはならないのが、4アマの資格なのです。
免許を取らないでも、無線を楽しめる
皆さんが日頃BluetoothやWi-Fiの機械を利用して電波を発しているように、無線電波を飛ばすためには、全てにおいて資格を取らなくてはならないわけではありません。
おもちゃ屋や電気店などで販売されているドローンの多くは、無線資格を使用しない規格で作られたものです。
自分のやりたい無線は、免許が必要であるか事前に確認しましょう。
4アマ免許でできること。取得のメリット
4級アマチュア無線技士の資格を取得することで、アマチュア無線局において指定された範囲の無線操作をすることができます。
具体的には、以下の範囲で、無線電波を発することができるとされています。
- 空中線電力10ワット以下の無線設備で、21メガヘルツから30メガヘルツまで又は8メガヘルツ以下の周波数の電波を使用するもの
- 空中線電力20ワット以下の無線設備で30メガヘルツを超える周波数の電波を使用するもの
ドローン資格のイメージが強くなりつつある4アマですが、上記の電波を発することのできる無線設備を購入して交信を楽しむことができるのが、4アマを取得するメリットとされています。
また、アマチュア無線技士の資格には”アマチュア”の名前が付いているように、無線の業務利用はできないので注意が必要です。
4アマ免許の取得方法
国家資格である4アマ免許の資格を取得する方法は、大きく分けて3つあります。
①養成課程講習会で取得する
4アマ免許の取得方法の一つに、養成課程講習会に参加する方法があります。
いくつかの団体で開催されている2日間の講習会に参加した後、最後に行われる修了試験に合格することで4アマの免許を取得できます。
修了試験は、講習会の内容をきちんと聞いている人であれば、ほぼ100%の確率で合格できるような仕組みになっていて、合格率は100%に近いです。
そのため、4アマの資格取得を目指している方の多くが養成課程講習会を利用して資格を取得しています。
②eラーニング講習会で取得する
また最近では、eラーニング形式で講習会が開催されている場所も多いです。
オンラインで授業を受けた後、全国のCBT試験会場で行われるコンピュータ試験に合格することで、4アマの資格を取得することができます。
対面講義の養成課程講習会と比べると、試験の予約や郵送での必要物の提出などが手間ですが、マイペースに資格取得を目指すことができます。
筆者は、スケジュールの融通が効く②のeラーニング形式の講習会を利用して4アマ資格を取得しました!
③国家試験を受験して取得する
最後に、国家試験を受験して取得する方法があります。
国家試験は全国各地で定期的に開催されていて、試験に合格することで4アマの資格を取得することができます。(主催:公共財団法人 日本無線協会)
本などを購入して独学で勉強する必要があるため、やや人気の低いとされる取得方法です。
しかし、試験の内容は簡単で、小学生・中学生でも高い確率で試験に合格しています。
養成課程講習会と比べて取得費用を安く抑えることができるため、少しでも費用を抑えたい方には国家試験がおすすめです!
4アマ免許取得の難易度
4アマこと第四級アマチュア無線技士の難易度は、かなり低いです。
小学生で取得している方も多く、夏休みの自由研究などを利用して多くの小学生が4アマの資格を取得しています。
中でも講習会形式での取得であれば、ほぼ100%の確率で合格できるといっても過言ではないでしょう。
これで合格!4アマ試験に合格する勉強方法
4アマ免許の取得は難易度がかなり低いため、養成課程での取得を目指す場合、事前に勉強をする必要はありません。
講習会では試験に出題されるポイントを話してくれるため、講義をしっかりと聞いていれば、基本的には修了試験に合格することができます。
国家試験の場合も、1日〜1週間程度の勉強期間を確保して試験に臨めば十分に合格することができます。
【体験記】4アマを取得するまでの流れ
①eラーニング形式の養成課程に申し込み
私は、スケジュール面のメリットが気に入ったため、eラーニング形式の養成課程を利用して4アマの資格を取得しました。
ネットで何社か調べてみて何となく良さそうなキューシーキュー企画さんを利用。
申し込みから3日ほどして教材が届き、はじめに必要書類に記入をして送付した後、web講義を開始しました。
②3日かけて、講義を受講
私の場合は、法規と無線工学の2単元を”3日“かけて隙間時間に受講しました。
早送りができない仕組みになっているため、想定よりも講義の受講に時間がかかったという印象を受けます。
また、科目ごとに小テストがあり、小テストに合格しないと先に進めない仕組みになっていました。
web講義の最終試験に合格した際に、CBT修了試験を受験するためのバウチャーが発行されました!
③CBTセンターで修了試験を受講
CBT試験のバウチャーが発行された後、すぐにCBTセンターを予約して試験を受けに行きました。
講義や小テストで習った内容と同様の問題が出題されるため、修了試験はとても簡単に感じます。
試験時間は60分ですが、5分足らずで終了。結果はもちろん合格でした!
約1週間のスケジュールで”4アマの国家資格”を取得することができたので、嬉しいです。
次回は、上位資格である3アマの資格を狙っていきたいと思います!