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素人が”HSK2級”に独学・一夜漬けで合格する勉強方法

素人が”HSK2級”に独学・一夜漬けで合格する勉強方法

こんにちは!資格マニア1年生のどどっちです。

先日、HSK(エイチ・エス・ケー)こと中国語検定の2級を受験してきました。

上位級保有者の先輩から教えてもらった裏技を利用して、今回も1級に引き続き独学・一夜漬けでの受験です。

この記事では、HSK2級の裏ワザ・HSK試験の詳細・おすすめの参考書などをご紹介していきたいと思います。

これからHSK2級を受験される方や、HSK2級に落ちてしまった方の参考になれば幸いです。

HSK(エイチ・エス・ケー)とは!?

HSKとは、世界で最も受験者の多い“中国政府公認”の中国語検定です。

Hanyu Shipping Koshi(漢語水平考試)の頭文字を取って、HSK(エイチ・エス・ケー)と名付けられました。

世界で最も知名度の高い中国語の試験であることから、中国への留学や就職、ビジネスなどで役に立つ機会も多く、大変人気の資格です。

HSK2級試験の詳細

それでは早速、HSK2級の詳細を見ていきましょう。

主催孔子学院总部/国家汉办
試験地世界各地
試験方式マークシート(筆記・リスニング)
試験日時およそ月1回、土日開催
受験資格なし
試験時間約50分
問題数リスニング35問、筆記25問
受験料円(2021年3月現在)
合格発表試験終了後約1ヶ月後

HSKは月に1回受験することができるため、取得する機会が多い点が特徴です。

HSK2級の難易度

HSK2級の難易度は、超簡単です!

中国語学習者の間でHSKは、2級まではノー勉で受かるが、3級からは勉強が必要とよく言われます。

中国語は日本の漢字と形や意味が似ているため、あまり勉強をしなくても受かってしまうのです。

HSK2級の試験範囲

HSK2級の試験範囲は、「300語程度の常用単語と文法知識」です。

これは中国へ旅行にいった際に、案内標識を理解したり、簡単な挨拶を交わせるレベルです。

自己紹介や簡単な受け答えはできるが、会話はできないといった具合でしょうか。

その他の目安で、大学の第二外国語における第一年度後期履修程度とされています。大学によっては、HSK2級を取得することで単位を取得できるところもありますね!

HSK2級テストの内容

HSK2級のテストは、25分間のリスニングテストと、22分間の筆記テストで構成されます。

2級の試験は全てがマークシート選択式の問題で、記述試験や口述試験はありません。

また1級と比べると、問題数が少し多くなります。

リスニング

リスニングの試験は、主に4つのパートで構成されています。第一部分(第一問)から第四部分(第四問)にかけて、やや難易度が高くなります。

問題数は第一部分〜第三部分が各10問、第四部分が5問です。

第一部分短いフレーズが放送され、その内容が写真の内容と一致するかを判断する正誤判断のテスト。
第二部分短い会話が放送され、複数の写真の中から短文の内容と一致するものを選ぶ写真選択問題。
第三部分2人の短い会話文が放送され、数枚の写真の中から会話の内容と一致するものを選ぶ写真選択問題。
第四部分2人のやや長い会話と、その内容に関する問いが放送され、問いの答えとして正しいものを3つの選択肢の中から選ぶ選択問題。

筆記テスト

筆記テストも、リスニングと同じく4つのパートで構成されています。

問題数は第一部分〜第三部分がそれぞれ5問ずつで、第四部分が10問です。

第一部分短文が与えられており、数枚の写真の中から、短文の内容と一致するものを選ぶ選択問題。
第二部分文中の空所部分に選択肢から適切な単語を補い、意味の通る文を作る空所補充問題。
第三部分2つの短文が与えられており、内容の一致するものを選ぶ選択問題。
第四部分文中の空所部分に、選択肢の中から適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る空所補充問題。

HSK2級に独学・一夜漬けで合格する方法

私が実際に試験までに行った勉強は、

前日に過去問の問題を軽く見て、リスニング試験の音声を繰り返し聞いた

のみでした。

HSK2級は、漢字の読める日本人なら簡単に合格できる試験です。

特に筆記試験は漢字を見れば意味がわかるため、非常に簡単だと言われています。

しかし、中国語の発音は日本語のものとは全く異なります。HSK2級では「リスニング試験(聞き取り問題)が出来る事」がポイントです。

これで合格!HSK2級のおすすめ参考書

①中国語検定HSK公式過去問集2級

HSK2級で最もおすすめの参考書は、中国語検定HSK公式過去問集2級です。

中国語が全くわからないという方でも、過去問集1冊があれば2級の試験に合格する事が可能な内容となっています。

そのため基本的には、過去問集以外に他の教材を買う必要はないでしょう。

また、過去問集にはダウンロード音声が付いているため、リスニング対策もこれ一冊でできます。

②中国語検定HSK公認テキスト2級

過去問集だけでは不安だと思う方は、公式テキストを合わせて購入することをおすすめいたします。

筆者は念のためテキストも購入していましたが、一度も使う事なく終わってしまいました。

2級の公式テキストの内容は、主に文法に関するものです。

内容は分かりやすいですが、2級では文法を学ぶ必要がありません。試験合格だけが目的の方は購入しなくても良いと思います。

補足教材はYouTubeを活用

2級の補足教材として多くの方がおすすめしているのが、YouTubeに無料公開されている聞き流し系の音声です。

2級は、リスニング試験の出来が合格の鍵を握っています。

合格者のブログやSNSを見ていると、YouTubeの聞き流し動画を利用してリスニング対策に力を入れている方が多いようですね!

HSK2級に“独学&一夜漬け”で短期合格する4つのポイント

①2級では文法を覚える必要はない

2級の公式テキストに文法の講義が載っているため、”文法”について勉強する必要があると思いがちです。

しかし2級の試験に合格するために、”文法”を覚える必要は全くありません

文法がわからないと答えられない問題は、2級では出題されないためです。

短期合格を目指している人は、文法の勉強は全て省いてしまっても問題ありません。

②再頻出単語に重点を置く

HSK2級で必要とされる単語は約300個です。

しかし過去問を見る限り、実際の試験で頻出している単語は100個程度であることが伺えます。

また100個の中には1級で既に覚えたものも含まれるため、新しく勉強する必要があるのは30〜50個程度です。

短期合格を目指すのであれば、再頻出単語に的をしぼって勉強しましょう。

③リスニング問題の練習に時間を使う

先にも述べたとおり、2級の短期合格で鍵を握るのは”リスニング問題”です。

しかしリスニング問題では、全ての語句や意味を聞き取る必要はありません。“解答に必要な単語だけ”を聞き取る事ができればいいのです。

ピンインが付いている問題もあるため、試験前日に数回練習すれば誰でも正解できるようになります。

HSK2級リスニングの”裏技攻略法”

HSK6級を保有している方に、リスニング試験の裏技・コツを教えてもらいました。

HSK2級に最速で”合格だけ”したい方は、是非参考にしてみてください。

リスニング(第1部分)の裏技

①第1問は、”全部○”か”全部×”でOK

リスニングが聞き取れない状態で受験する場合、第1問の正誤(○×)問題は”全て○(☑︎)”か”全て×”にチェックしましょう。

過去問では、正誤問題の○と×の数に偏りが少ない事が多いです。そのため、どちらかに寄せることで約2分の1の得点をとる事ができます。

残りの約2分の1は不正解となってしまいますが、他の問題でカバーすれば問題ありません。

②試験範囲に入っていない単語の写真は、全て×にする

第1部分の写真には、”試験範囲として習う単語の中に入っていない物の写真”が含まれています。

試験範囲に入っていない写真が出題された場合、解答は×である可能性が高いです。

そのため、試験範囲に含まれていない物の写真では×を選ぶことで、高い確率で正解する事ができます。

リスニング(第2部分)の裏技

第2部分にはこれといった裏技が存在しないため、実力で解く必要があります。

1問も聞き取れない状態で受験している方は、前半の11〜15問・後半の16〜20問をそれぞれ全て同じ解答にすることで、最低の2問を正解するようにしましょう!

リスニング(第3部分・第4部分)の裏技

ピンインを見て聞こえたものを解答すればOK

HSKでは2級まで、リスニング問題に”ピンイン”が振られています

ピンインの振られている第三部分と第四部分は”ピンインを見て聞こえたものを解答する事ができる”ため、誰でも8〜9割は正解できます。

2級ではひっかけ問題はあまり出題されません。”聞こえたピンイン”を解答してしまいしょう。

中国語を全く勉強していない状態でも、試験の前日に数回練習すれば誰でも解けるようになります。

中国語の試験というより、聴力検査のような感じですね!

以上いくつかの裏技をご紹介しましたが、基本的には真面目に勉強をして受験をすることをおすすめいたします。

HSK2級を取得するメリット

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HSK2級を取得するメリットには、

  • 大学の単位取得要件になっている所がある
  • 中国政府奨学金(30歳以下)の出願資格を得られる
  • 就職・転職で有利になる
  • 中国旅行の際に役に立つ
  • 中国語で簡単なコミュニケーションが取れるようになる

といったものがあります。

HSK2級は誰でも簡単に取れる資格の割に”中国語を少し勉強していた事があります“というアピールができるようになるため、とりあえず取得しておいて損はないでしょう。履歴書にも書くことができます。

また2級を目指している方の多くは、中国語をこれから学んでいこうと考えている人だと思います。

本格的に中国語の知識をアピールするには4〜6級の資格が必要なため、2級合格後も継続して勉強が必要ですね!

次回は、3級を受験します!