>> 資格マニアの情報を発信中!! ★

“G検定”に一夜漬けで合格した勉強方法・試験対策【体験記】

“G検定”に一夜漬けで合格した勉強方法・試験対策【体験記】

こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。

今回は、ディープラーニングの勉強のため「G検定」を受験しました。

前回のG検定はノー勉受験で落ちていたため、2度目の受験。今回は、無事に合格することができました!

この記事では、G検定合格までに使用した参考書や難易度、独学・一夜漬けで合格できた勉強方法などを紹介しています。

これからG検定を受験しようとしている方や、試験に落ちてしまった方の参考になれば幸いです。

G検定(ジェネラリスト検定)とは!?

G検定(ディープラーニングG検定,ジェネラリスト検定)は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する「ディープラーニングの基礎知識」を証明するための民間資格です。

ジェネラリスト向け試験(*)の頭文字を取ってG検定と名付けられました。

AIブームの今、人気の高くなってきている試験の一つです。

G検定の位置づけ

日本ディープラーニング協会が主催する試験には、ジェネラリスト(*)向けのG検定とエンジニア向けのE検定の2種類があります。

2つの試験のうち、G検定は下位資格にあたります。

これからディープラーニングを学びたいという方や、AIの営業職やマーケティング職など、エンジニア以外の働き方をしている人におすすめの資格だとされています。

*ジェネラリスト…全般的な知識や経験を持つ人

G検定 試験の詳細

主催一般社団法人日本ディープラーニング協会
受験資格なし
試験方式オンライン試験(自宅受験)
問題数約220問
試験時間120分

G検定の難易度

G検定の難易度は、非常に簡単です。

G検定に合格するために、専門的な知識は全く必要ありません。

AIやディープラーニングに関する基本的な知識を持っていれば、簡単に合格することができることでしょう。

G検定の合格率

G検定の合格率は、約60〜70%で推移しています。

高い合格率が、簡単な試験であることを物語っていますね。

G検定の試験範囲

G検定の試験範囲は、下記のようになっています。

  • 人工知能とは
  • 人工知能をめぐる動向
  • 人工知能分野の問題
  • 機械学習の具体的手法
  • ディープラーニングの概要
  • ディープラーニングの手法
  • ディープラーニングの社会実装に向けて
  • 数理・統計

またG検定の細かい試験範囲は、公式サイトの「シラバス」で公開されています。

試験回によって、試験範囲に若干の修正があるため注意が必要です。

G検定に合格するための勉強方法

①G検定は原則独学!

G検定の合格者ブログなどを見ると、独学で受験している方がほとんどです。

G検定の対策を行っている資格スクールもありますが、資格スクールに通う人は少ないようですね。

しかしG検定は「受験回によって出題範囲が変わりやすい」試験のため独学での対策が難しいです。

独学が不安だという方は、資格スクールなどを利用するのも良いでしょう。

②公式テキストだけでは合格できない

G検定は試験範囲が幅広く、時事問題も出題されます。

公式テキストを丸暗記するだけでは合格できない」試験のため注意が必要です。

公式テキストの他に、副教材や模試を利用して勉強した上で試験に臨みましょう。

③カンペを作ることができる

G検定では、カンペを見て合格している人が多いようです。

G検定は自宅でのネット受験のため、カンペを見たりネット検索を利用しながら試験を受けることができます。

公式サイトでは「カンペ利用は禁止」だとされているものの、黙認しているあたりから、カンペの利用を前提とした試験づくりをしているようですね。

試験までに時間がない方や、会社の指示などでとりあえず合格だけすれば良い方には、カンペを見ながら受験することをおすすめいたします。

④本番形式の問題を繰り返し解く

合格者のブログを読むと、本番形式の問題を繰り返し解いて慣れるのが良いという意見が多いようです。

G検定のは試験時間に対して問題量がとても多い、少し変わった形式の試験です。

問題集やネットの模擬試験などで、本番形式の問題に慣れておくのが良いでしょう。

これで合格!G検定のおすすめ参考書

①ディープラーニングG検定 公式テキスト

G検定で最もおすすめの参考書は、試験を作成しているJDLAが出している「ディープラーニングG検定 公式テキスト」です。

しかし公式テキストは、試験範囲の全てをカバーしている参考書ではないため注意が必要です。

公式テキスト一冊を完璧にしたからといって、試験に合格できるとは限りません。

②AI白書

公式テキストと合わせてAI白書を利用するのがおすすめです。

AI白書は、G検定の公式サイトでも推薦図書として紹介されている参考書です。

公式テキストではカバーすることの出来ない試験範囲を網羅するために、AI白書を活用しましょう。

AI白書は多くの合格者がおすすめしていますが、参考書の価格がやや高いため購入しないという方も多いようですね。

③徹底攻略 ディープラーニングG検定問題集

インプレス社が出している、通称「黒本」と呼ばれる問題集です。

G検定の問題集の中では最も人気が高く、多くの受験者が利用しているようです。

出題傾向や試験に慣れるためにはとても良い問題集ですが、類似問題が出題されることはほとんどないため注意が必要です。

筆者は念のため購入したものの、一度も問題集を利用することなく試験に合格することができました。

④人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの

人工知能研究の第一人者である、東大の松尾教授が出している本です。

この本は試験にあまり関係ありませんが、業界の動向を学んだり、試験のモチベーションを上げるためにはおすすめです。

G検定の公式サイトでも推薦図書として紹介されており、合格者ブログなどを見ると、試験前にこの本を読んでいる受験者が多いようです。

G検定に合格する4つのポイント

①計算問題は捨てる

G検定に合格するにあたって、計算問題は全て捨ててしまっても大丈夫です。

これからG検定を受ける方で、中学高校で習った数学の知識を忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか。

G検定は問題数が多いため、計算問題を全て捨てたからといって、合格にそこまで大きな影響はありません。

計算問題が苦手な方、数学の知識を忘れてしまった方は計算問題を捨て科目にしましょう。

②わからない問題は飛ばす

G検定では、試験時間120分に対して問題数が200問以上出題されます。

1問あたりにかけられる時間は約30秒なので、ゆっくりと考えている暇はありません。

問題を読んでわからない時は、適当にマークした上で飛ばしてしまいましょう。

③満点を目指さない

G検定は、60%の問題に正解すれば合格することができます。

とにかく合格だけできればいいという場合は、満点を取るための勉強する必要が全くありません。

70%〜80%くらいの正答率を目指して勉強すれば大丈夫でしょう。

④試験を舐めすぎない

合格するにあたって、「試験を舐めすぎない」というのが非常に重要です。

G検定ではカンペを用意したり、試験中にネット検索することも出来るため、試験を舐めてしまう方が多いようです。

不合格者のブログなどを読むと、「カンペを用意できるから、ノー勉でも受かると思っていた」という方が結構いるようです。

カンペを用意できるからと言って勉強しないのは、非常に危険ですよ!

G検定に合格するメリット

G検定に合格するメリットには、下記のようなものがあります。

  • AIとディープラーニングの基礎を学ぶことができる
  • 履歴書に書くことができる
  • 会社によっては資格手当の対象になることがある
  • 合格者コミュニティに参加できる

G検定はAIやディープラーニングの基礎を学ぶだけの試験であるため、他の資格と比べても取得することに大きなメリットはありません

しかしこれからAI人材を目指したいという方や、AI業界への転職を考えている方にとってはとても良い勉強ができる資格です。

また合格者が参加することのできるコミュニティも、AI業界を目指す方にとっては魅力的な得点の一つでしょう。

G検定を取得しても意味がない!?

Google検索のサジェストにも「G検定 意味ない」と出てくるように、G検定は知名度のやや低い民間資格のため、取得しても意味がないと考えている人が多いようです。

G検定の合格者ブログなどを見ると、取得して良かったという人も、意味がないという人もいます。

取得して意味があるかないかは、その人の置かれた環境によってケースバイケースのようですね!