みなさんこんにちは!
外国人雇用管理主任者試験合格者のどどっちです。
今回は、外国人労働者が増加する中で新しく注目され始めた資格「外国人雇用管理主任者」の試験を独学で受験してきました。
結果、一発合格!
一夜漬けで合格可能なレベルの簡単な試験であると感じました。
今回は、外国人雇用管理主任者試験の詳細と、使用した参考書や勉強方法のコツなどをご紹介したいと思います。
外国人雇用管理主任者とは!?
外国人雇用管理主任者とは、外国人雇用支援センターが試験を運営する民間資格です。
国内の外国人雇用について総合的な知識を持った人材を育てるべく、株式会社東京リーガルマインド(LEC)が2019年にスタートした、比較的歴史の浅い資格となっています。
近年アベノミクスによるインバウンド政策の影響を受けて、国内の外国人労働者は大幅に増加しました。
そんな中、外国人雇用に詳しい人材が不足しています。
そんな時代背景もあって、これから人気の高まっていく資格になるのではないかと注目が集まっているのが外国人雇用管理主任者です。
外国人雇用管理主任者試験の詳細
それでは早速、外国人雇用管理主任者試験の詳細を見ていきましょう。
主催 | 外国人雇用支援センター |
試験地 | 全国のCBT試験会場 |
試験方式 | パソコンを利用したCBT試験 |
試験日時 | 随時(受験会場による) |
受験資格 | なし |
試験時間 | 60分 |
問題数 | 50問 |
受験料 | 8,500円 |
合格発表 | 随時 |
外国人雇用管理主任者の難易度
外国人雇用管理主任者の難易度は、非常に簡単です。
試験の開始から日が浅いためデータが少ないですが、いくつもの資格試験を受験した筆者の感想としては、「一夜漬けでも合格できるレベル」だと感じました。
公式ホームページに掲載されている受験想定者である”社会保険労務士”や”企業の人事労務担当者”であれば、ノー勉で受かることも可能だと思います。
とはいえ、「外国人の雇用に関わったことがない!」という方であれば当然勉強が必要です。
外国人雇用管理主任者の合格率
外国人雇用管理主任者の合格率は、現段階では発表されていません。
しかし試験の難易度から推測すると、かなり高い合格率ではないかと思います。
外国人雇用管理主任者の試験範囲
外国人雇用管理主任者の試験範囲は、下記のように設定されています。
- 外国人雇用の基礎知識(概要・社会的背景)
- 在留資格の基礎知識
- 平成31年入国管理法大改正
- 特定技能ビザ 特定技能外国人
- 受け入れ企業・登録支援機関の役割
- 外国人労働者の採用計画(費用・研修・社内理解)
- 外国人労働者に教えるビジネス日本語・ビジネスマナー
- 労務管理のルール(労働基準法・労働保険・社会保険)
- 雇用契約書・就業規則の作り方
- 外国人雇用に対する助成金活用
- 外国人雇用管理主任者の役割
*外国人雇用支援センター公式HPより抜粋
試験範囲の項目だけ眺めると難しそうに見えますが、決して難しい試験ではありません。
日頃から外国人労働者と関わりのある方であれば、簡単な試験だと感じるでしょう。
“外国人雇用管理主任者”試験に合格する勉強方法
私が実際に試験に合格するまでにやったことは、
- 公式指定参考書を二冊読む(5時間)
のみです。
タイトルでは”一夜漬け”という表現を用いましたが、CBT試験を夕方に予約して朝一から勉強を始めれば十分に合格することができるでしょう。
私の場合情報がほとんどなかったためにテキストを二冊購入してしまいましたが、一冊で十分です。
これで合格!外国人雇用管理主任者試験のおすすめ参考書
①はじめての外国人雇用
“中小企業のための外国人マニュアル”と合わせて指定参考図書として紹介されている二冊のうち、株式会社労務行政の出版している「はじめての外国人雇用」がおすすめです。
書いてある内容は、二冊ともほとんど同じなんですよね。
私は二冊とも購入してしまったため両方読みましたが、”はじめての外国人雇用”の方が綺麗にまとめられていて読みやすいと感じました。
②中小企業のための外国人マニュアル
こちらも、外国人雇用管理主任者試験の公式指定参考図書です。
「はじめての外国人雇用」が横書き記述の参考書で、「中小企業のための外国人マニュアル」は縦書きの参考書となっています。
二冊の内容はほとんど変わらないため、読みやすさで決めるのが良いでしょう。
外国人雇用管理主任者の問題集、過去問は発売されていない
2020年12月現在、外国人雇用管理主任者の問題集や過去問は発売されていません。
今後発売されることを期待です!
不安な人は、補足資料を有効活用!?
外国人雇用管理主任者を運営する外国人雇用支援センターの公式ホームページには、試験の無料対策動画やレジュメが公開されています。
私は試験を受験した後に見て気づいたのですが、購入した指定参考図書に書いてある内容が全て無料で公開されています。
はっきり言って指定参考図書を購入せずとも、無料公開されている学習資料だけで合格することも可能だと思います。
参考書を買うお金がもったいないと感じる方はぜひ参考にしてみて下さい。
“独学&一夜漬け”で合格する3つのポイント
①無料レジュメを必ずチェック
私は試験合格後に気づいたので本当に損した気分なのですが、無料公開されているレジュメの内容から多数出題されていました。
今後も公開されているのか定かではありませんが、外国人雇用管理主任者試験を受験するにあたって無料レジュメは必ず確認した方がいいです!
②数字は丸暗記
私が受験した際は、年数などの数字を問われる問題がたくさん出題されました。
「罰金の金額」や「在留資格の年数」など、試験に出そうな数字は丸暗記して損はないと思います。
数字の問題は出題者が作成しやすいため、たくさん出題されるのでしょうね…
③とにかく試験を受けてみる!
外国人雇用管理主任者は、仮に一度受験した際に勉強不足で不合格であった場合も、二度目の受験について受験制限がありません。
とにかく一度受けてみて、ダメならもう一回受ければいいのです。
簡単な試験なので、2回受ければまず合格できるでしょう 笑。
外国人雇用管理主任者を取得するメリット
①転職に有利!
急速に外国人労働者が増加した日本では、外国人の雇用管理やマネジメントに強い人材の数が不足しているとよく言われます。
まだ知名度が低い資格ではあるものの、人事労務職への転職をはじめとして多くの企業に注目される資格となるでしょう。
もちろん、取得したからと言って必ず転職に有利になるとは限りません。
②外国人雇用に関する知識を証明できる
外国人雇用管理主任者の資格を取得することで、外国人の雇用に関する知識を客観的に証明することができます。
人事労務の担当者はもちろん、社会保険労務士や行政書士などの資格を持っている方もプラスワンで知識のアピールをすることができますね!
さいごに
外国人雇用管理主任者の資格は、あくまでも民間資格です。
社会保険労務士や行政書士、司法書士などの資格を取得しなければできないこともたくさんあるため注意が必要です。
今後、外国人雇用管理主任者の知名度が上がることを期待しています。