こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。
今回は高齢化社会で注目の集まる、認知症介助士の試験を受験しました。
結果、ノー勉で一発合格!
非常に簡単な試験だという印象を受けました。
この記事では、認知症介助士試験の詳細や、合格するための勉強方法・合格のコツ・体験談などを掲載しています。
これから認知症介助士を取ろうと考えている方、認知症介助士の資格について知りたい方の参考になれば幸いです。
認知症介助士とは!?

認知症介助士は、公共財団法人 日本ケアフィット共育機構が運営する認知症サポートの知識を証明する民間資格です。
同運営機関が運営する”認知症介助士検定試験”に合格した者が、認知症介助士の資格を得られます。
認知症介助士はどのような資格!?
公式サイトでは、「認知症であっても安心して社会参加することができるよう、認知症の人に寄り添うコミュニケーションや接遇(接客)・応対、環境作りを身につける資格」だとしています。
また高齢化社会などの影響で認知症に関する理解や関心が必要とされている中で、注目の集まる資格の一つです。
認知症介助士は、国家資格ではない点に注意!
認知症介助士は、看護師や介護士のように、業務制限のあるプロフェッショナルな国家資格ではありません。
あくまでも、「認知症に対する知識や理解を深めて、様々な場面で活かしましょう」というだけの民間資格です。
医療・介護の最前線で働く方が取る資格というよりは、接客業で活かしたり、より良い社会づくりを目指している方が受験するイメージの資格だという点に注意しましょう。
認知症介助士は履歴書に書ける!?
認知症介助士は非常に簡単に取れる資格ですが、履歴書に書く事ができます。
合格率90%以上の試験ですが、資格のことをよく知らない相手にとっては凄そうな資格に見えるかもしれないですね!
他に書く資格がないという方や、接客業に従事される方は積極的に履歴書に書いてみましょう。
認知症介助士の詳細

認知症介助士の詳細は、下記のようになっています。
主催 | 公共財団法人 日本ケアフィット共育機構 |
試験地 | 試験方式による |
試験方式 | 択一式(IBT,CBT,会場受験) |
問題数 | 30問(21問以上正解で合格) |
試験日時 | 随時 |
受験資格 | なし |
受験料 | 3,300円 |
合格発表 | 随時 |
認知症介助士は、会場受験の他にIBT方式・CBT方式での受験が可能です。
全国のテストセンターで随時受験できるため、非常に取得しやすい資格だと言えるでしょう。
認知症介助士の難易度
認知症介助士の難易度は、非常に簡単です。
医療や介護の前線で働いていて知識のある方であれば、ノー勉でも十分合格できます。
また認知症に関する一般常識程度の知識を身につけている方でも、ノー勉ないしは一夜漬け程度の勉強で十分に合格できると言われています。
筆者の私も医療関係者ではないですが、ノー勉で合格できました!
認知症介助士の合格率
認知症介助士の合格率は、90%以上だと公式発表されています。
受験者数などの細かいデータは発表されていないものの、高い合格率が簡単な試験であることを裏付けていますね!
“認知症介助士”に合格するためのコツ・勉強方法

①認知症介助士は、独学で十分!
認知症介助士の資格は、少し勉強しただけでも簡単に取る事ができるため、独学がオススメす。
また合格者のブログなどを見ると、ノー勉で合格できたという声も多いようです。
2,000〜3,000円程度のテキストを買ったり、ネット上の基礎知識を勉強するだけで9割以上の方が合格しています。
余程勉強に自信がない方でない限り、高い資格スクールなどに通って勉強する必要はないでしょう。
②「認知症 知識」でググって調べる
認知症介助士は非常に簡単な試験なので、公認テキストなどを購入しないでも合格している人がいます。
試験前に「認知症 知識」でググって、厚生局や大手企業などが載せている情報を読むことで、試験に必要な知識がほとんど全て手に入ることでしょう。
実際に試験に合格した私が調べてみたところ、出題された内容がたくさん出ていました。
簡単な試験とはいえども、認知症についての一般的な知識が無ければ試験に落ちる可能性があります。
③認知症の原因となる4つの病気を覚える
認知症の原因として有名な、アルツハイマー型・レビー小体型・前頭側頭型・血管性認知症の4つの病気については、高い確率で試験にでます。
それぞれの特徴や症状、観察法・治療法・予防法などをしっかりと覚えましょう。
詳しい専門用語を問われる事は絶対にないようなので、ざっくりとした知識だけ覚えれば大丈夫です。
これで独学合格!認知症介助士のおすすめ参考書
認知症介助士 公認テキスト

認知症介助士の試験は、ノー勉でも多くの人が合格しています。
あえて試験対策の勉強をするのであれば、”運営元の日本ケアフィット共育機構が出している 公式テキスト“がオススメです。
公式問題集も発売されていますが、公式サイト直々に「問題集の購入は必須ではない」と書いてあります。
特別な理由がない限りは、公認テキストを一冊覚えれば試験に合格できるでしょう。
認知症介助士に合格する4つのポイント
①とりあえず1回受験してみる!
私がオススメしたいのは、落ちても良いから、とりあえず試験に申し込んで受験してみる事です。
受験してみることで、出題される問題のパターンや難易度が分かります。
また合格率90%以上の試験なので、ノー勉の状態でそのまま合格してしまう可能性の方が高いでしょう。
②消去法を活用する
試験問題は全て択一式のため、分からない問題では消去法を使いましょう。
合格者のブログなどを見る限り、消去法を活用して正解を導き出せば、中学生でもわかるような正解できるような問題になっている事が多いです。
分からない問題や単語があっても、消去法を利用して焦らず冷静に答えを導き出しましょう。
③満点を目指さない
認知症介助士の試験は、30問中21問(7割)の問題に正解すれば合格扱いとなります。
とにかく試験合格だけできればいいという場合は、満点を取るための勉強する必要が全くありません。
満点を目指さずギリギリの点数での合格を目指すことで、勉強時間や回答時間を大幅に減らす事ができる事でしょう。
④「薬の名前」は覚えないでも大丈夫
認知症について独学で勉強を進めると、勉強初期の段階でも薬の名前が結構出てきます。
薬の名前には一般人が聞きなれない物が多く、中々覚えられないという方も多いでしょう。
しかし、コリンエステラーゼ阻害薬・メマンチンなどといった代表的な認知症の薬の名前も含めて、薬の名前を覚える必要は一切ありません。
筆者の私も、薬の名前を一切覚える事なく試験に臨みましたが、無事に合格する事ができました。
認知症介助士を取得するメリット

認知症介助士を取得するメリットには、下記のようなものがあります。
- 就職・転職に有利
- 認知症に関する知識が身に付く
- 自分が歳を取った際に注意する点が分かる
- 家族の介護などで役に立つ
- 認知症の人に対する接客を考えるきっかけになる
- 認知症の人を見かけた際に手伝うための知識が身に付く
認知症介助士の資格は民間資格で簡単な試験だという事もあって、医療や介護の現場で活躍できるようなプロフェッショナル向けの資格ではありません。
そのため、認知症介助士の資格だけでは、国家資格の必要な医療行為などを行う事ができるようになる事はありません。
また公式サイトや資格サイトなどでは、主にサービス業で行う接客業務や、家族サービスの現場で役に立つ資格だと紹介されています。
そのため、接客業の転職時のアピールポイントとして利用したり、認知症についての知識を身につけたいという方にとっては、メリットを得られる資格だと言えますね。
「認知症介助士を取っても意味がない」という意見もあります
認知症介助士は、合格率90%以上の簡単に取れる民間資格です。
認知症介助士の資格だけで食べていけるようになったり、医療業界・介護業界で転職時に注目されたりするような資格ではありません。
そのため、有効活用する事ができないと感じる方にとっては、取っても意味がない資格だと言えるかもしれないですね。