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“HSK1級”に独学・一夜漬けで合格する方法|おすすめ参考書はこれだ!

“HSK1級”に独学・一夜漬けで合格する方法|おすすめ参考書はこれだ!

こんにちは!どどっちです。

今回は、HSK(エイチ・エス・ケー)こと中国語検定の1級を受験してきました。

你好(ニーハオ)・謝謝(シエシエ)くらいしか知らない自分でも、独学&一夜漬けで合格することができました。

今回はHSK1級の詳細と、受験で使用した参考書や、上位級保有者に教えてもらった勉強のコツを紹介していきたいと思います。

HSK(エイチ・エス・ケー)とは!?

HSKとは、世界で最も受験者の多い“中国政府公認”の中国語検定です。

Hanyu Shipping Koshi(漢語水平考試)の頭文字を取って、HSK(エイチ・エス・ケー)と名付けられました。

世界で最も知名度の高い中国語の試験であることから、中国への留学や就職、ビジネスなどで役に立つ機会も多く、大変人気の資格です。

HSK1級試験の詳細

それでは早速、HSK1級の詳細を見ていきましょう。

主催孔子学院总部/国家汉办
試験地世界各地
試験方式マークシート(筆記・リスニング)
試験日時およそ月1回、土日開催
受験資格なし
試験時間約50分
問題数リスニング20問、筆記20問
受験料3,740円(2021年2月現在)
合格発表試験終了後約1ヶ月後

HSKは月に1回受験することができるため、取得する機会が多いことが特徴です。

HSK1級の難易度

HSK1級の難易度は、非常に簡単です。

中国語を学んだことがない方でも、1〜3日ほどの勉強で誰でも合格することが可能だと言われています。

またHSKの公式サイトでは、

「中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができる。」

と難易度を表現しています。

公式サイトでも”非常に簡単”と書いているくらいなので、言葉通り”非常に簡単”な試験であることは間違いありません。

HSK1級の合格率

HSK1級の合格率は、非公表とされています。

しかし簡単な内容であることから、資格スクールなどでは70〜80%程度の合格率であると予想している方が多いようです。

HSK1級の試験範囲

HSK1級の試験範囲は、「50語程度の常用単語と文法知識」とされています。

これは目安として、大学の第二外国語における第一年度前期履修程度の学習している状態です。

試験範囲は曖昧な表現で示されていますが、「公式テキストに登場する単語や内容=試験範囲」と考えるのが良いでしょう。

HSK1級テストの内容

HSK1級のテストは、15分間のリスニングテストと、17分間の筆記テストで構成されます。

また、1級の試験は全てが選択式の問題となっていて、記述試験や口述試験はありません。

リスニング

リスニングの試験は、主に4つのパートで構成されています。第一問から第四問にかけて、やや難易度が高くなります。

問題数は、各パート5問ずつです。

第一問短いフレーズが放送され、その内容が写真の内容と一致するかを判断する正誤判断のテスト。
第二問短文が放送され、3枚の写真の中から短文の内容と一致するものを選ぶ写真選択問題。
第三問短い会話文が放送され、数枚の写真の中から会話の内容と一致するものを選ぶ写真選択問題。
第四問短文と、その内容に関する問いが放送され、問いの答えとしてふさわしいものを3つの選択肢の中から選ぶ選択問題。

筆記テスト

筆記テストも、リスニングと同じく4つのパートで構成されています。

問題数は各パート5問です。

第一問写真と単語が与えられており、写真の内容と単語の意味が一致するかを判断する正誤問題。
第二問短文が与えられており、数枚の写真の中から、短文の内容と一致するものを選ぶ選択問題。
第三問5つの質問文と5つの返答が与えられており、疑問文と返答の内容が対応するものを選ぶ選択問題。
第四問文中の空所部分に、選択肢の中から適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る選択問題。

HSK1級に独学・一夜漬けで合格する方法

私がHSK1級に合格するまでに行ったことは、

テキストを軽く流して、過去問を2集解いた

のみでした。

はっきり言って中国語の漢字は、日本語の漢字とよく似ています。

試験の9割は漢字を見ることで意味がわかってしまうため、筆記試験はノー勉でも通過できることでしょう。

HSK1級に初心者が合格する上で対策するべきなのは、リスニング問題のみです。

HSK1級に合格するためには、「リスニング試験(聞き取り問題)が出来るかどうか」が非常に大切なのです。

これで合格!HSK1級のおすすめ参考書

中国語検定HSK公式過去問集1級 {音声DL付}

HSK1級の試験で最も効率よく勉強ができるのは、公式過去問集です。

公式テキストや初学者向けの参考書はいくつか販売されていますが、はっきり言って、公式過去問集1冊があればHSK1級に合格することが可能です。

また過去問集を購入すると、特典の試験音声をダウンロードすることが可能です。

実際に試験を受験する際と同じような練習ができるため、購入してリスニング試験の対策をすることをおすすめ致します。

中国語検定HSK公認テキスト1級{音声DL付}

公式過去問集があれば試験に合格することが可能です。

しかし、これから中国語を学ぶにあたって、文法やピンインなどの基礎概念もしっかりと理解していきたいところです。

試験合格に加えて中国語の基礎も学びたいという方には、公式テキストを購入するのがおすすめです。

一般的に”言語系資格の公式テキスト”は使いづらいという印象がありますが、HSKの場合は、公式テキストが結構使いやすいと感じる方が多いようです。

また、音声DLも無料でついているため、追加のリスニング対策も可能です。

不安な人は、補足教材も有効活用!?

HSK1級の試験は、公式テキスト&問題集のみで合格することが可能です。

しかし中には「テキストと問題集のみでは不安…」という方もいるでしょう。

そんな方には、下記の教材をおすすめいたします。

①Hello Chinese(スマホアプリ)

多くの日本人中国語指導者が初心者におすすめしているのが、”Hello Chinese“という無料スマホアプリです。

「本当に無料!?」と目を疑ってしまうほど素晴らしい中国語勉強アプリで、中国語初学者には大変おすすめです。

筆者も以前中国出張の際などに利用していましたが、とても良かったことを覚えています。

ぜひ、iTunesストアで検索してみてください。

“独学&一夜漬け”で合格する4つのポイント

①過去問の頻出単語に重点をおく

HSK1級に出題される単語は”約150個”とされていますが、過去問を見ると、実際の試験で頻出している単語は50〜80個ほどであることが伺えます。

最頻出単語に重点をおいて勉強することで、さらに短い時間で効率良く合格することが可能ですね!

②1級では文法を覚える必要はない

公式テキストを開くと、中国語の基礎文法についての解説が載っています。

しかし1級では、中国語の文法を全く知らなくても合格することが可能です。

なぜなら、1級に出題される単語や文章は日本語の漢字とあまり変わらないため、読めば簡単に意味が分かるからです。

超短期間で合格したいという方は、いっそのこと文法を全て捨てて、単語学習とリスニング対策に時間を割くことをおすすめいたします。

③リスニングの勉強に時間を使う

私はHSK1級を受験するにあたって、上位級に合格した方達にアドバイスを求めてみました。

すると全員が口を揃えて、

リスニングさえ出来れば合格る!

と言っていました。

なぜなら1級の筆記試験で出題される単語の8割程度は、日本語の漢字と同じ意味合いで読むことが可能だからです。

繰り返します。

1級で出題される単語の8割程度は、日本語の漢字と同じ意味合いで読むことが可能です。

そのため漢字を見て判断すれば、どうにかなります。

“初心者のHSK1級合格”の鍵を握っているのは、リスニング問題なのです。

HSK1級を取得するメリット

HSK1級を取得するメリットには、

  • 就職・転職で有利になる
  • 中国旅行の際に役に立つ
  • 中国語で簡単なコミュニケーションが取れるようになる

などがあります。

1級はエントリー級ということもあって、HSK取得の醍醐味である、大学での単位取得や中国留学の要件には使えないことが多いです。

しかしHSK1級を取得することで、多くの新しい経験を積むことができ、中国語を学ぶきっかけにもなることでしょう。

また日本では「1級」という言葉を聞いて、勝手に最難関試験であると勘違いしてくれることもあるかもしれません。

エントリー級の1級を取得しておいて、ケースバイケースで履歴書などに載せてみるのも面白いですね!

1級は誰でも簡単に取得することが可能です。とりあえず取得しておいて損はないことでしょう。