こんにちは、資格マニア3年生のどどっちです。
今回は、社会人の基礎的な法務知識を学ぶ「ビジネス実務法務検定3級」の試験に挑戦してみました。
結果、一夜漬けで一発合格!
非常に簡単な試験だという印象を受けました。
今回は、ビジネス実務法務検定3級に独学・一夜漬けで一発合格した勉強方法をまとめてみました。
これからビジネス実務法務検定3級を受験する方の、参考になれば幸いです。
ビジネス実務法務検定とは?
ビジネス実務法務検定は、企業法務の実務における知識を証明するための資格です。
試験は東京商工会議所が実施していて、公的資格に分類されています。
ビジネス法務の知識は法務部門に留まらず総務・販売・人事・営業などあらゆる職種で必要とされるため、ビジネスパーソンに幅広く人気のある資格です。
●3級の位置づけ
ビジネス実務法務検定は、難易度ごとに1級〜3級の試験に分かれています。
中でも3級の試験は、最も簡単な試験です。
これから社会人になる方や、これから法律について学ぼうと考えている”法律初学者向け”の資格といった位置づけです。
ビジネス実務法務検定3級の詳細
それでは早速、ビジネス実務法務検定3級試験の詳細を見ていきましょう。
主催 | 東京商工会議所 |
試験地 | 全国 |
試験方式 | IBT方式・CBT方式 |
試験日時 | 年数回指定日 |
試験時間 | 90分 |
合格点 | 100点満点中70点以上 |
受験資格 | なし |
受験料 | 試験方式による |
合格発表 | 試験終了後即時 |
ビジネス実務法務検定3級は、コロナウイルスの影響などを受けて、IBT方式やCBT方式で受験できるようになりました。
決められた試験期間の中で好きな日時に受験する事ができるので、予定が合わせやすく人気の資格になっていく事が予測されます。
2級から受験する事や2級・3級の併願受験も可能なので、自分のペースに合わせて色々な受験の仕方もありますね。
ビジネス実務法務検定3級の難易度
ビジネス実務法務検定3級の難易度は、非常に簡単です。
ビジネス実務法務検定3級は法律の初学者向けの試験のため、試験内容も非常に簡単です。
これから法務部などで企業法務を目指す方や、弁護士資格などの上級資格を受験しようと考えている方であれば、3級を飛ばして2級から受験しても良いという意見が多いようです。
ビジネス実務法務検定3級の合格率
ビジネス実務法務検定3級の難易度は、60〜80%程度で推移しています。
高い合格率が、試験の難易度が低いことを物語っていますね!
7割近くの受験生が合格している簡単な資格なので、気張りすぎずに気軽に受験してみましょう。
ビジネス実務法務検定3級に独学で合格するための勉強方法
筆者が実際に独学・一夜漬けで合格するまでに行った勉強は、
最初から問題集を2周解き、分からない箇所をテキストで調べた
のみでした。
勉強時間は5時間くらいだと思います。
ビジネス実務法務検定3級の試験は初学者向けの試験だという事もあって、社会人であれば一般常識として身につけている問題ばかりが出題されます。
そのため、日本で社会人経験のある方であれば、特に改めて勉強をする必要はないでしょう。
社会人経験のない学生の場合は、テキストを読むところからスタートして、1ヶ月程度の勉強時間を設けているという方が多いようです。
これで合格!ビジネス実務法務検定3級のおすすめ参考書はこれだ!
ビジネス実務法務検定3級を独学で勉強するにあたって、おすすめの参考書をご紹介いたします。
実際に筆者がこちらの参考書だけで一夜漬けで合格する事ができたので、間違いはないかと思われます。
①ビジネス実務法務検定3級 公式テキスト
ビジネス実務法務検定3級の参考書でおすすめなのは、運営元の東京商工会議所が出している「ビジネス実務法務検定3級 公式テキスト」です。
人気資格だという事もあって参考書の種類もたくさんありますが、合格者のブログなどを見ると、公式テキストを利用して勉強している方が非常に多いようです。
筆者も実際にこちらの公式テキストを利用しましたが、非常に使いやすい参考書だと感じました。
②ビジネス実務法務検定3級 公式問題集
公式テキストと合わせて、公式問題集も利用するのがおすすめです。
ビジネス実務法務検定3級は、2択問題・4択問題など出題形式が特徴的なので、実戦形式の問題集で練習すると良いでしょう。
中でも公式問題集は試験を運営している東京商工会議所が直接作っているため、内容も試験に合致していて間違いがありません。
筆者も実際にこちらの公式問題集を利用して、独学で試験に合格する事ができました。
ビジネス実務法務検定3級に独学&一夜漬けで合格するポイント
ビジネス実務法務検定3級に独学・一夜漬けで合格するポイントには、下記のようなものがあります。
①満点を目指さない
ビジネス実務法務検定3級は、100点満点中70点以上で合格する事ができます。
満点を目指さず出題ポイントに絞って勉強をする事で、短期間での合格が可能となるでしょう。
合格率の非常に高い試験なので、勉強の完成度が低い状態で受験しても、案外合格してしまうかもしれないです。
②分からない問題は捨てる
満点を取らないでも合格する事ができるので、分からない問題は積極的に捨てていきましょう。
中でも多くの方にとって難易度が高いのが4択形式の問題なので、4択問題を捨てると決めて受験している方も多いようです。
筆者も合格者のブログでこういった意見を見て、初めから「4択問題を捨てる」と決めて受験しました。無事に合格していました!
③「民法」を集中的に勉強する
短期間の勉強での合格を目指している方は、「民法」に集中することで得点率を大幅にアップする事ができます。
資格サイトや合格者のブログなどを見ると、全体のうち4〜6割程度が、民法の問題から出題されると言われているようです。
民法に限らず出題されやすいと言われているポイントを重点的に勉強することで、合格が近づく事でしょう。
ビジネス実務法務検定3級を取得するメリット
ビジネス実務法務検定3級を取得するメリットには、下記のようなものがあります。
①就職・転職に全般的に有利
ビジネス実務法務検定3級を取得することで、様々な業種や職業で就職・転職に有利だと言われています。
たかが3級とはいえども、履歴書に記載することで最低限のビジネス法務の知識を持っている事が証明できます。
しかし企業法務などの法律に特化した職業に就く場合には、専門的な知識が求められるため、最低でも2級以上を取得しておいた方がいいでしょう。
②ビジネスパーソンの学ぶべき法律を勉強する事ができる
ビジネス実務法務検定3級を学ぶことで、ビジネスパーソンとして学ぶべき最低限の法律の教養を身につける事ができます。
企業取引や雇用契約など、日本で働くビジネスパーソンであれば誰もが必要な知識を学ぶ際に、ビジネス実務法務検定3級は役に立つ事でしょう。
ビジネス法務は専門の授業を受けている場合を除いて、学校ではほとんど習いません。これから社会人になる学生などでは、特に得られるメリットが大きいのでおすすめです。
③学校によって、単位変換が可能な場合がある
ビジネス実務法務検定3級は、大学など、学校によっては資格を取得することで単位に変換できる場合があります。
単位と資格を同時に取得する事ができるので、資格を取ることで得られるメリットは大きいでしょう。
学生の方は、自分の通っている学校が単位変換に対応しているかどうか調べてみると良いでしょう。
④企業によっては、資格手当が貰える場合がある
ビジネス実務法務検定3級は、企業によっては資格手当などの対象となっている事があります。
資格手当の対象となる企業で働いている方は、ビジネス実務法務検定3級を取得する事で、給料アップに繋がります。
また企業研修や昇格条件などにビジネス実務法務検定3級を取り入れている企業もあるようですね。