みなさんこんにちは!
刈払機取扱作業従事者の、どどっちです。
今回は、刈払機(草刈機)の業務利用に必要な国家資格である「刈払機取扱作業従事者」を取得してみました。
都会に住んでいると馴染みの少ない草刈機ですが、農業や林業・造園業をはじめとして草刈機の資格を必要とする場面は多く、大変需要があります。
刈払機取扱作業従事者の資格は講習受講のみで取得できるため、資格マニアにも人気のようですね!
今回は刈払機取扱作業従事者の詳細と体験談、資格取得のコツなどをご紹介したいと思います。
刈払機取扱作業従事者とは!?
刈払機取扱作業従事者とは、労働基準法で定められた”刈払機取扱作業者安全衛生教育“を修了したもののことを指します。
小型エンジンを使って金属の刃を高速回転させる刈払機は、当然のことながら危険が多く、事故の発生も多いです。
実は刈払機を個人利用する分には資格は必要ないのですが、対価をもらって業務として刈払機を利用する場合に”刈払機取扱作業従事者”の資格が必要となります。
農家の方などが個人の敷地で利用する場合なども資格は必要ありませんが、危険の多い刈払機を利用するにあたって、資格取得が望ましいとされています。
刈払機を利用する仕事
刈払機を利用する機会が多いのは、主に林業・造園業・農業・畜産業などです。
求人募集などでは、特に林業・造園業の募集が多くなっているようですね!
その他測量や土地の管理を行う不動産業や、土地の整備や家屋の建築などを行う建築業、清掃業や旅館・ホテルなどの一部でも需要があります。
特に田舎ではあちこちで草がどんどん生えています。そのため、刈払機取扱作業従事者を必要とする割合も高くなっているようです。
“刈払機取扱作業従事者講習”の詳細
それでは早速、刈払機取扱作業従事者講習の詳細を見ていきましょう。
主催 | 全国の講習機関 |
講習場所 | 全国の講習機関 |
試験日時 | 講習機関による |
受験資格 | なし |
講習時間 | 6時間以上 |
受講料 | 講習機関による |
講習方式 | 実技講習 + 学科講習 |
全国の講習機関で開催されていて、基本的には1日の学科講習と実技講習を受講することで刈払機取扱作業従事者の資格を取得することができます。
刈払機取扱作業従事者講習の難易度
講習を受講すれば資格を取得できるため、難易度はかなり低いです。
居眠りなどをしなければ、ほとんど100%の確率で刈払機取扱作業従事者の資格を取得することが可能です。
受講者のブログなどを確認したところ、居眠りの許容度などは講習機関や講師によって大きく変わるようですね。
刈払機取扱作業従事者講習で学ぶこと
①刈払機について
当然のことながら、講習では刈払機の使用方法や点検・整備の方法などを学びます。
刈払機を使ったことがある方であれば、特に新しく学ぶことはないでしょう。
怪我をしないように気をつける点など、主に安全・衛生管理の視点の講義です。
②振動障害について
講習では、振動障害についての基本的な知識を学びます。
刈払機を長期間仕事で扱う方の中には白ろう病などの病気にかかる方も多く、振動障害についてややウエイト重めの講習だと感じました。
私が受講した際の講師の話では、受講者の中にも振動障害になっている方が結構いるようです。怖いですね。。
③関係法令について
主に労働安全衛生法について学びます。
関係法令については「こういう法律があるよ!」という触り程度の内容で、聞き流して大丈夫かと思います。
特別教育、技能講習などの資格を複数取得している方にとっては、他の資格と比べてやや簡単な内容に感じることでしょう。
これで合格!刈払機取扱作業従事者に合格する方法
私が実際に資格取得までにやったことは、
- 講習を予約する
- 講習を受ける
以上!って感じです 笑。
安全衛生教育では居眠りとかでトラブルを起こさない限り、基本的に100%の確率で資格を取得することができます。
朝早くから講習が始まるところが多いため、前日はしっかり睡眠を取ってから講習に向かうようにしましょう!
“刈払機取扱作業従事者”を取得するメリット
刈払機取扱作業従事者の資格を取得するメリットは、業務で刈払機を利用できること以外には特にありません。
デスクワークや営業職などでは使う機会は滅多にないですが、建築や清掃・不動産などに携わる可能性のある方であれば取得しておいて損はない資格でしょう!
講習を受ければ取得できるため、時間に余裕のある方は取得しておくことをお勧めいたします。
刈払機取扱作業従事者の講習を受講した感想
今回は有機溶剤作業主任者やフルハーネスでもお世話になった、練馬の技能技術講習センターで受講しました。
講習の内容は「スズメバチは危険だ!」とか「刈払機の手入れをしっかりしなさい!」とか、正直中学生レベルの内容が多いです。
振動ばく露量の計算やノモグラムの単元が少しだけ難しく感じますが、中学生レベルの数学ができれば問題ないといった感じではないでしょうか。
途中ビデオ学習などもありますが、基本的には面白くない内容で眠くなります。そのため講師の方も、眠くならないような工夫をされているようでした。
私が受講した際の受講者は男9対女1といった感じで、年齢は30〜50歳くらいの方が多い印象を受けました。
刈払機についてほとんど知らない私が受講した感想としては、「刈払機、なんかかっこいい!」です 笑
というのも、エンジンを使っていることやガソリンを入れて動かすことを知らなかったため、何か良いなと思って少し興味が出てきました。
刈払機は高いというイメージがありましたが、Amazonで調べてみたら意外にも1万円とかで買えるんですね。知らなかった。。
自衛隊などでの講習経験がある講師の方の話が聞けたのも新鮮で、面白かったですね。
次回機会があれば、チェーンソー資格や振動講習も狙っていきます!