FXをやっている人であれば誰もが聞いたことのある、
「待つのが仕事」という名言。
FXをはじめたばかりの頃は、「待つのが仕事」と言われても、一体何を待てばいいのか分からないですよね。
何を待てばいいのか!?その方法は一体!?
「待つのが仕事」という言葉について詳しく解説していきたいと思います。
①FXは、エントリーするまでに待つ必要がある
FXに限らず、投資やギャンブル、ビジネスなどにおいてエントリーのタイミングは非常に重要です。
特にFXにおいて利益を出すためには、勝率の高い適切なタイミングまで待つことがとても大切です。
投資格言には「待つのも相場」などという言葉もありますが、適切なタイミングまで待てるか否かが、長期的なFXトレードの収支に影響を及ぼすことは間違いありません。
長期的なFXライフにおいて、勝率の低いタイミングでエントリーをすることは、基本的にあってはならないことなのです。
適切なタイミングが訪れるまでは、トレードすることを控えましょう。
とはいえ、FXを初めて間もない頃には待てないエントリーをする失敗を必ずしてしまいます。
ベテラントレーダーであっても、100%の確率で適切なエントリーを繰り返すことは不可能です。
「あの時待てなかった経験」を心に留めて、より良いトレードに活かしていくことが大切ですね!
ただし、今がチャンスなら待つ必要はない
「待つのが仕事」のFXですが、今その時がチャンスなのであれば、当然待つ必要はありません。
直ちに注文を入れましょう。
しかし、今がチャンスであるか否かは、後になってみないと分からないことも多いです。
エントリーするべきか、待つべきか考えるのもまたFXトレードの醍醐味ですね!
②エントリー後、イグジットまでに待つのも仕事
FXにおいては、エントリー以後、適切なイグジットまで待つことも同様に大切です。
「早すぎる利食い」などという相場格言もありますが、エントリー時に想定した勝ち負けいずれかの決済価格を、根拠なく変更してしまうことはいけません。
また、根拠なく変更してしまう衝動的な欲求と、素早い意思決定を行うことは混同しやすいため、注意が必要です。
待つのが仕事ではありますが、相場の変動を素早く察知して素早い意思決定を行うことは、必要なことですね。
エントリーのタイミングと同様に、エグジットのタイミングが適切であったか否かは、後になってみないと分からないことも多いです。
「早すぎる利食い、遅すぎる利食い」にならないように、エントリーをする際に様々な相場の動きを想定しておくことが大切ですね!
③「待つ」の感覚や時間の長さは、人によって違う
最後に、FXにおいて「待つ」の感覚は人によって違うということを理解することは大切です。
FXトレーダーそれぞれの性格や環境、資金量やレバレッジ、経験則などによって、「待つ」の感覚は全く違います。
そのため、メディアやSNSなどで、トレードの上手な個人投資家に対して「いつまで待てばいいですか?」という質問を投げかけることは愚問でしょう。
想像をしたり意見を言うことはできても、起こりうる将来の出来事は誰にもわかりません。
個人投資家にとって「待つ」の感覚はそれぞれ違うため、自分の中で「待つ」感覚を身につけることが大切です。「待つ」感覚を養うためには、経験を積む必要がありますね。
ただし、FXスクールなどで先生から教えてもらったり、会社やファンドなどにおいて複数人で一緒に取引を行う場合は、「待つ」の感覚を他人と共有する必要があることもあるでしょう。
さいごに
「FXは待つのが仕事」という名言がありますが、待てば収益をあげられるというものでは当然ありません。
適切なタイミングを待つことは大切ですが、適切なタイミングを見分けられるように訓練することの方がもっと大切なのです。
また、必ずしも「待つ=何もしない」ということではないため、注意が必要ですね!