こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。
この記事では、資格マニアの私がおすすめできる「事務職におすすめの資格10選」をご紹介しています。
現在事務職で働いている方や、これから事務系職種に就職,転職しようと考えている方・事務職でのキャリアアップを目指している方などの参考になれば幸いです。
事務職とは!?
事務職とは、デスクワークを行う管理部門や間接部門の総称です。
業界や業種によってもその内容は異なりますが、基本的にはバックアップ・業務支援を行う部署のことを指しています。
数年前までは女性の事務職を指して「OL」と呼ばれていましたが、男女同権の観点などから最近では男性・女性ともに「事務職」という言葉を使うのが一般的になってきています。
事務職の種類
「事務職」と言っても、業種・職種によって様々な種類の事務職があります。
そのため、業種・職種によっても求められる働き方や仕事内容・必要なスキルや資格は全く異なっています。
この記事では、代表的な事務職の種類をご紹介しています。
①一般事務
一般事務は主に、特別な専門知識を要しない基本的な事務作業を指します。
電話対応・来客対応・書類のコピー・郵便物の送付・簡単な清掃・お茶くみ・データ入力などの業務が一般事務にあたるとされる会社が多いです。
他の事務職と比べても特別な知識を要することが少なく、コミュニケーション能力があれば誰でもできる作業が多いと言われています。
一般事務のことを指して総務事務・OA事務などと呼ばれることもあります。
会社によって、様々な呼び名や業務分別の方法があるようですね!
②経理事務
経理事務は、経理業務に特化した事務業務を指します。
会計帳簿の作成・入出金管理・経費処理・伝票起票・請求書発行などが経理事務の業務に当たります。
会社の方針や規模・業種によっても内容は異なりますが、経理業務の中でも税務・財務の特別な知識やスキルを必要としない単純業務のことを指して「経理事務」と呼ぶことが多いようですね!
③労務事務
労務事務では、労働や雇用に付随する関連業務全般を行います。
入退社の手続き・勤怠管理・給与計算・社会保険手続・労働保険手続などが労務事務の業務に当たります。
従業員にとって大切な給与の管理をはじめとして、従業員の働きやすい環境を整える仕事ですね!
会社によっては、従業員の採用や育成を行う人事業務と合わせて「人事労務事務」としているところもあるようです。
④法務事務
法務事務は、企業の「法律」に関わる業務を行います。
登記手続・契約書の作成や確認・特許や知的財産権の手続・トラブル対応などが法務事務の業務に当たります。
法務業務全般を指して法務事務と呼ぶところが多いですが、会社規模や外部弁護士との契約によっては、法務部や弁護士のサポート業務のみを指して法務事務と指すこともあるようですね。
また、企業内のコンプライアンス管理や従業員の法律相談を行うこともあります。
⑤営業事務
営業事務は、主に営業職のサポート業務を行います。
見積や請求書の管理・営業資料の作成・テレアポ・DM送付・商品在庫の管理などが営業事務の主な業務です。
小さな会社では営業職が営業事務も兼務していることも多く、会社によっても様々な業務があります。
⑥貿易事務
貿易事務はその名前の通り、輸出・輸入などのサポート業務を行います。
貿易に使う書類の作成や通関の手配、商品の出荷・納品・在庫管理などが主な業務です。
国際的に活躍する機会の多い貿易事務では、特に外国語が読み書きができる人が求められています。
⑦医療事務
医療事務は、病院・クリニック・調剤薬局などの事務作業を行う仕事です。
受付・予約管理・電話対応などの窓口業務に加えて、医療費の計算や診療報酬の請求など、医療業界特有の業務に含まれます。
一般事務と比べて医療費の点数計算や保険などの専門知識が要求されるため、他の事務職と比べても業界への理解や知識の習得が不可欠ですね。
⑧介護事務
介護事務は、主に老人ホームなどの介護施設内での事務作業を行います。
一般的な事務業務に加えて、介護報酬の請求や施設の整備などを行う知識が必要であると共に、高いコミュニケーション能力が求められています。
介護施設特有の知識や高齢者とのコミュニケーションを必要とするため、「事務」の職域にとどまらない幅広い働き方をしているところが多いようですね!
⑨学校事務
学校事務は、学校内での事務作業を行います。
経理・生徒のサポート・学校施設の管理・教材の発注・学生募集・証明書の発行などの業務があります。
ひと口に学校と言っても小学校から大学まであり、私立か公立かなどによっても、それぞれ業務が大きく異なります。
⑩IT事務
IT事務は、主に会社内のIT業務のサポートを行います。
業種によっても「IT事務」の定義はそれぞれ異なります。
一般的なIT事務は、PCやモバイル端末の購入・組み立て・設定を行ったり、オフィスのネットワーク環境を整えるなどの、IT機器に関わるサポート業務を行います。
会社によってはサービスのヘルプデスクや、保守業務・基幹システムの開発などのバックエンド業務のことを指して「IT事務」と呼ぶこともあるようですね!
事務職におすすめの資格10選
それでは早速、事務職におすすめの資格10選をご紹介いたします。
①弁護士
弁護士資格を持っていると活躍できる機会が多く、様々な企業から引っ張りだこの事務職人材になること間違いなしです。
取引先との契約書の作成からトラブルの解決まで、会社の中に弁護士資格を持っている事務職がいたらとても心強いですね。
弁護士資格で活躍できるのは主に法務事務ですが、弁護士資格を持っていると税理士の資格を取ることもできるため、経理事務でも活躍することができます。
②公認会計士
公認会計士は、主に経理事務で役に立つ会計の最高峰国家資格です。
規模の大きい企業や上場を目指している企業では、社内に会計士を置いているところがほとんどです。
公認会計士の資格を持っている経理事務がいれば、とても心強いですね!
③CCNA
CCNAは「Cisco Certified Network Associate」の略称で、シスコ社が提供するネットワークの知識を証明する資格です。
CCNAの資格は、主にIT事務で人気です。
インターネットを利用するのが当たり前となった現代では、ネットワーク関連の設備やトラブルがつきものです。
「Wi-Fiが繋がらなくなった」「社内専用のネットワークを構築したい」などといった課題を解決する知識を証明できるCCNAの資格は、IT事務で活躍したいという方におすすめです。
④秘書検定
秘書検定は、日本の社会人マナーを学ぶことのできる資格です。
時代の移り変わりと共に社会人マナーも変わりつつありますが、日本に古くから伝わる礼儀・礼節を大切にしている企業もまだまだ沢山あります。
秘書検定では主に、手紙やメールの受け渡し・来客対応・電話対応などの業務を行う際のマナーや心遣いを学ぶことができます。
一般事務や総務で活躍したい人におすすめの資格です!
⑤宅地建物取引士(宅建)
宅地建物取引士こと宅建は、不動産の売買や契約に関わる知識を証明できる国家資格です。
オフィスや店舗の契約は多くの会社にとって付き物なので、宅建を持っている事務職は重宝されます。
最近ではテレワークなどの事務所を必要としない働き方が推進されていますが、全ての会社がテレワークになる時代はしばらく来ないでしょう。
また宅建の試験範囲に含まれている法律の基礎を学ぶことができるため、法務事務を目指す人にも人気の資格です。
⑥WEBデザイン技能検定
WEBデザイン技能検定は、WEBサイトを作成するための知識を証明する国家資格です。
規模が小さめのベンチャー企業では、事務職がWEBサイトの更新やSNSの管理などを行っているところも多いです。
またIT企業では社内のシステムや社内報を自社で作っているところも多いですね。
HTMLやCSSなどの基本的なWEBデザインの知識を付けていると、幅広い業務で活躍できること間違いなし!
⑦経理・財務スキル検定 FASS
経理財務の実務的なスキルを証明するFASS(ファス)は、人気の高まっている資格です。
経理事務の資格といえば日商簿記が最も有名ですが、日商簿記はあくまで会計の基礎知識を身につけるための資格で、実務ではあまり役に立たないと言われることが多いです。
対してFASSは実務で役立つ知識を証明することができるため、人気が高まっているようですね。
経理事務を目指している方におすすめの資格です!
⑧社会保険労務士
社会保険労務士こと社労士の資格は、主に労務事務で活躍できる資格です。
入社手続き・給与計算などの労務業務の知識を証明することのできる、難関国家資格です。
労務事務以外の職種でも役に立つことが多く、事務職を目指す方にはおすすめです。
⑨基本情報技術者
基本情報技術者は、ビジネスレベルのIT基礎知識を証明する国家資格です。
主にIT事務を目指す方におすすめですが、IT事務以外の事務職でもITの知識を求められる機会は多いため、事務職全般におすすめです。
キャリアサイトの記事では、下位資格の「ITパスポート」を勧めているところが多いですが、ITパスポートは知名度の低い入門資格のため、基本情報技術者の方がおすすめできます。
⑩行政書士
行政書士は、主に行政庁への許認可が必要となる手続きや契約書の作成などを行うことができる国家資格です。
弁護士や司法書士などの上位資格と比べて担当業務の範囲は狭くなるものの、取得難易度が低いため、事務職に人気の高い資格の一つです。
特に外国人をたくさん雇用している会社や、飲食業・旅館業・探偵業・不動産業などの許認可を必要とする業種では需要が多く活躍できる機会が多いと言われています。