こんにちは!どどっちです。
今回は、”危険物取扱者乙3“の試験を独学・一夜漬けで受験しました。
危険物は、乙4・乙6に続いて3回目の受験です。
結果、一発合格!
“危険物乙3″は、超簡単でした。
この記事では、”独学・一夜漬けで合格した勉強方法“や、”他の合格者のブログを見て学んだ、合格のコツ“などをご紹介していきたいと思います。
危険物取扱者(乙3)とは?
危険物取扱者乙種第3類(通称:乙3)は、ナトリウムや黄りん、アルキルアルミニウムを始めとした、自然発火性物質や禁水性物質を取り扱うことのできる資格です。
空気や水に触れただけで発火するとても危険な物質のため、使用・保管するには資格が必要です。
主に化学工場や研究室などで、対象の危険物を使用する方が取る資格として知られています。
危険物”乙3″で扱うことのできるもの
危険物乙3で取り扱うことのできる危険物には、下記のようなものがあります。
- カリウム
- ナトリウム
- アルキルアルミニウム
- アルキルリチウム
- 黄りん
- リチウム
- カルシウム
- バリウム
- ジエチル亜鉛
- 水酸化ナトリウム
- 水酸化リチウム
- りん化カルシウム
- 炭化カルシウム
- 炭化アルミニウム
- トリクロロシラン
カルシウムやナトリウムといった聞き覚えのあるものから、理系出身者でないと分からないようなマニアックな物質までありますね!
危険物取扱者乙3試験の詳細
それでは早速、危険物乙3試験の詳細を見ていきましょう。
主催 | 国 |
試験地 | 全国の試験センター |
試験方式 | 5肢択一式,マークシート |
試験日時 | 地域による |
受験資格 | なし |
試験時間 | 2時間 |
問題数 | 35問(保有資格による免除有) |
受験料 | 4,600円 |
合格発表 | 開催地による(掲示またはHP) |
危険物取扱者乙3試験の難易度
危険物乙3の試験は、超簡単です。
人命に関わる危険物を取り扱う資格ということもあって”なんだか難しそう”というイメージがありますが、決してそんなことはありません。
文系Fランの私でも、勉強期間1日で合格できました。
ポイントを絞って試験対策をすれば、1日〜1週間程度の勉強だけで”誰でも合格”できるでしょう。
危険物取扱者乙3試験の合格率
危険物乙3の合格率は、60〜70%程度で推移しています。
高い合格率が、簡単な試験であることを裏付けていますね!
●乙3の合格率が高い理由
危険物乙3の合格率が高い理由は、乙4を取得した後に、科目免除を利用して受験する受験者が多いためです。
乙4の科目免除を利用して受験すると、35問の試験が10問になり、試験範囲が8割程度少なくなります。
危険物取扱者乙3試験の試験範囲
危険物乙3の試験範囲は、下記のようになっています。
試験科目 | 概要 |
危険物に関する法令(全類共通) | 消防法、法令、規則 |
基礎物理・基礎化学(全類共通) | 物理学・化学の基礎。燃焼・消化の基礎知識。 |
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 乙3の対象品目の性質・火災予防・消化方法など。 |
危険物取扱者乙3試験の科目免除
危険物乙3の試験では、既に他類の乙種危険物取扱者免除を持っている方のみ、試験科目の一部を免除することができます。
免除資格 | 免除内容 |
乙種危険物取扱者免状を有する者 | 法令・物理化学の全ての問題 |
科目免除を利用すると、問題数が35問から10問に少なくなり、試験時間が2時間から35分に短縮されます。
その他火薬類の免許を持っているとさらに多くの免除を受ける事ができますが、王道のルートとは言えないでしょう。
危険物取扱者乙3に合格する勉強方法
私が、危険物乙3(科目免除受験)に”一夜漬けで合格”するまでに行った勉強は、
「テキストを2周読み、練習問題を1回解いた。」
のみでした。勉強時間は、2〜3時間くらいです。
文系Fランの私が2時間で受かるレベルの試験なので、ほとんど勉強する必要はないと言っても過言ではないでしょう。
試験日の朝にテキストを軽く読めば、普通に合格できます!
これで合格!危険物乙3のおすすめ参考書
ユーキャンの乙種第1・2・3・5・6類危険物取扱者 速習レッスン
乙3試験で最もおすすめの参考書は、”ユーキャンの乙種第1・2・3・5・6類危険物取扱者 速習レッスン“です。
これ一冊で、危険物乙種1・2・3・5・6類の試験を全てカバーすることができる優れものです。
危険物試験マニア・資格マニアの多くがおすすめしていたので利用しましたが、とても使いやすい参考書でした。
試験によく出るポイントに絞って対策することができるため、無駄な勉強をしなくても良い点がおすすめです。
短期合格・一夜漬け合格を目指している方にとって、最もおすすめの参考書です。
実際に私もこの参考書を利用して”乙3と乙6″に合格することができました。
危険物乙3に独学・一夜漬けで合格する4つのポイント
今回私が乙3を受験するにあたって、多くの方の合格体験記やブログを読みました。
受験前に”合格のコツ“を学んだから、2,3時間の勉強だけで合格できたと思います。
ここでは実際に私が利用した、”乙3に最短合格するための4つのポイント“をご紹介致します。
①”乙種の科目免除”は必須
乙3に最短で合格するためには、科目免除を必ず利用して下さい。
科目免除を利用することで、”法令と物化”の25問を省略できます。
乙3を受験する方のほとんどが、科目免除を利用しています。まだ乙種免状を持っていないという方は、乙4を先に取得するのがおすすめです。
●合格した免状がまだ届いていない時
合格した後、免状が手元に届くまでには時間がかかります。
他の乙種試験に合格後すぐに科目免除を利用するときは、免状の到着を待ってから申し込む必要があるため注意が必要です。
②水素化物・リン化物は捨てる
乙3は試験範囲が狭いため、”捨て科目を作る必要がない“という方もいます。
しかし私のように、
“難しい物品名が、うまく覚えられない“ ”物品の性質が、うまく覚えられない“
といった悩みを抱える方も多いと思います。
捨て科目を作りたい方は、”水素化物とリン化物(水素化ナトリウム,水素化リチウム,りん化カルシウム)を捨てる“のがおすすめです。
これらの物品は出題確率が低く、出題された場合も複雑な問題が出題されることは珍しいです。
③”炎の色”は覚えない
物品が燃焼した際の“炎の色”については、覚える必要はありません。
なぜなら炎の色について問われる問題は、出題確率が低いからです。
また5肢から複数個を選ぶ形式の問題では、色について問われることはあまりないです。
炎の色については、”もし出題されたら運が悪かった”くらいの気持ちで、全て捨てても問題ないでしょう。
もしも出題された場合、問題に示された炎の色は、正しい可能性が高いです。
④”全類共通の1題”は必ず勉強する
乙種の1類〜6類のどれを受験した場合でも、“危険物の分類・性状”から必ず1題出題されます。
必ず出題されるため、勉強すれば確実に得点することができます。
乙3は”約15種の物品”が試験範囲ですが、実際に出題されるのは9題です。
つまり15種のうち6種は、勉強しても出題されません。
対して”共通の1題”は必ず出題されることがわかっているため、得点源として有効活用できますね!
時間に余裕がある方は、全部覚えた方がいい
以上の4つが、他の方のブログを読んで実際に受験を通して感じた短期合格のポイントです。
しかし時間に余裕のある方は、当然しっかりと受験対策をして試験に臨むことをおすすめ致します。
危険物乙3を取得するメリット
危険物乙3を取得するメリットには、下記のようなものがあります。
- 甲種危険物の受験資格を得られる
- 乙3指定の物品を利用できるようになる
- 化学工場などの転職で有利になる
乙3の取得を目指す方の多くは、甲種危険物を目指しているか資格マニアです。
乙3の資格自体は実務での需要が少なく、大変マニアックな資格です。
そのため専門職以外は、転職などで有利になることは少ないでしょう。
また、危険物の資格保有者を求める企業の多くは”甲種”または”乙4″を求めています。
乙3を取得したあとは、できれば甲種資格を取得したいですね!