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銀行業務検定DXサポートに一夜漬け合格した勉強方法【体験記】

銀行業務検定DXサポートに一夜漬け合格した勉強方法【体験記】

こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。

今回は、2021年にはじまった銀行業務検定CBTの新試験、”DXサポート“を受験してみました!

結果、合格!

非常に簡単な試験だという印象を受けました。

この記事では、DXサポート合格までに使用した参考書や、独学・一夜漬けで合格できた勉強方法などを書いています。

これからDXサポートを受験しようと考えている方の、参考になれば幸いです。

銀行業務検定”DXサポート”とは?

銀行業務検定”DXサポート”は、金融機関の行職員が取引先のDXを推進したり、DXの雑談ができるようにするための知識を学ぶ資格試験です。

またDXサポートは、DX推進の社会的な流れを受けて2021年に新設された銀行業務検定の科目です。

2018年〜2019年に経済産業省がDX推進を始めた後、新型コロナウイルスの影響を受けて、企業は急速にデジタルを取り入れた組織体制づくりが求められるようになりました。

金融機関においても、取引先である企業からDXに関するアドバイスが求められるようになってきています。

これらの社会的な流れに合わせて、銀行業務検定を運営する経済法令研究会が、DXに関する新しい資格試験を作りました。

銀行業務検定”DXサポート”の詳細

銀行業務検定”DXサポート”の詳細は、下記のようになっています。

主催経済法令研究会
試験地全国のCBT試験会場
試験方式CBT試験(ネット方式)
試験日時随時(受験会場による)
受験資格なし
試験時間60分
問題数50問(択一式)
合格基準100点満点中70点以上
受験料税込4,950円
合格発表当日受験直後

DXサポートの試験は、CBT方式での受験が可能です。

そのため、全国のCBT受験会場でいつでも受験する事が可能です。

銀行業務検定”DXサポート”の難易度

銀行業務検定”DXサポート”の難易度は、非常に簡単です。

普段DXについての本やニュースを見ている方であれば、全く勉強をしないでも合格できるくらいのレベルでしょう。

DXについて一から学ぶ場合でも、1日〜1週間程度の勉強をすれば受かります。

銀行業務検定”DXサポート”の合格率

銀行業務検定”DXサポート”の合格率は、今のところ公表されていないようでした。

しかし試験問題から推測すると、合格率80%以上の非常に簡単な試験ではないかと言われています。

銀行業務検定”DXサポート”の試験範囲

DXサポートの試験は、「1.DXの基礎知識」「2.DXに必要な考え方」「3.DXのための組織づくり・人材育成」「4.取引先のDX実現のための支援のヒントほか」4つの単元に分かれています。

1.DXの基礎知識

DXの基礎知識の科目では、DXに関する社会的な動きや経済産業省の方針、関連用語などについて出題されます。

「基礎知識」という名前が付いているように、ニュースなどで流れるような一般常識問題が中心です。

DXレポート・デジタイゼーション・デジタライゼーション・HRテック・ビッグデータなどが出題されます。

2.DXに必要な考え方

DXに必要な考え方の科目では、DX導入に関する技術面とマインド面の基本知識が出題されます。

経済産業省が出している「DXの推進指標」をもとに、DX導入・DX推進に関わる知識を勉強する必要があります。

アジャイル開発・ウォーターフォール開発などといったITの基礎知識が中心のため、IT企業で働いている方にとっては非常に簡単な内容でしょう。

3.DXのための組織づくり・人材育成

DXのための組織づくり・人材育成の科目では、企業がDXを推進するにあたっての、組織管理方法の指針を学びます。

人事評価やクロスファンクションなどの知識を中心に、従業員・経営者・管理職のそれぞれの取り組み方などが出題されます。

DXを推進するにあたって「社内外でどのような事をすれば良いのか」、見つめ直す機会になるでしょう。

4.取引先のDX実現のための支援のヒントほか

取引先のDX実現のための支援のヒントほか」の科目は、金融機関職員が取引先企業にDX実現の支援をするための考え方を学びます。

取引先とDXについて話すにあたって、DX人材・DX専門家・DX公的支援などの知識やコネクションが重要ですね!

銀行業務検定”DXサポート”に合格するための勉強方法

公式問題集+WEB検索で十分

DXサポートの試験は新設されたばかりで、資格サイトなどでも試験に関する情報がまだあまり出ていません。

また、公式問題集はあるが公式テキストがないという点も特徴的で、試験の対策や勉強方法がわからないという方も多いでしょう。

しかしDXサポートは銀行業務検定でもかなり簡単なレベルなので、勉強方法などを深く考える必要もありません。

公式問題集で勉強して、わからない語句があった際にはネットで検索して調べれば合格できます。

合格基準は「正答率70%」なので注意

DXサポートを受験される方の多くは、他にもたくさん銀行業務検定の科目を受けていることでしょう。

銀行業務検定では多くの試験が「正答率60%」を合格点としているため、DXサポートではやや高めの合格基準が設定されています。

簡単な試験とはいえども、60%を取りに行くような勉強方法では合格できないため、注意が必要です。

DXサポートは、一夜漬けでOK!

DXサポートの試験は非常に簡単なので、一夜漬けの勉強でも十分に合格が狙えます。

覚える事も少なく、ニュースやビジネスの一般常識で解答する事も可能です。

何ヶ月もかけて勉強が必要な試験ではありません。そのため、短期集中型の勉強方法がおすすめです。

これで合格!銀行業務検定”DXサポート”のおすすめ参考書はこれだ!

銀行業務検定試験「DXサポート」対策問題集

銀行業務検定DXサポートで最もおすすめの参考書は、試験を運営する経済法令研究会が出している「銀行業務検定試験 DXサポート 対策問題集」です。

これ一冊覚えれば、合格できます!

“対策問題集”という名前が付いていますが、公式テキスト+公式問題集といったようなものです。

DXサポートは新試験だという事もあって、参考書がほとんど出版されておらず、過去問題集などもありません。

そのためDXサポートの試験対策では、必然的にこの参考書を選ぶ事になります。

100ページほどの薄めの参考書のため、1日もあれば読破・暗記できるでしょう。

金融業務3級 DX(デジタルトランスフォーメーション)コース試験問題集

公式テキスト一冊では不安だという方は、類似資格の「金融業務能力検定3級 DXコース試験問題集」を合わせて利用すると良いでしょう。

内容に違いはあるものの、非常に似た試験なので参考になります。

公式テキストと一緒に勉強することで、より濃い試験対策が可能です。

独学&一夜漬けで合格するポイント

①「CX,CRM,CXM,カスタマージャーニー」の違いを必ず覚える!

DXサポートの試験では、「CX,CRM,CXM,カスタマージャーニー」の4つの語句の違いについて問われます。

合格者のブログなどを見ると、ほとんど100%の確率で出題されているのではないかと推察されます。

対策問題集やWEB検索などを利用して、語句の違いを覚えておきましょう。

②満点を目指さない

DXサポートは、70%以上の得点率で合格する事が可能です。

一夜漬けなどの短期合格を目指している方は、満点を目指すのではなく70点〜80点を狙うのがおすすめです。

満点を目指さないことで、短期合格が可能でしょう。

③捨て科目は「DXのための組織作り・人材育成」

DXサポートの短期合格を目指すにあたって捨て科目を作るとしたら、「DXのための組織作り・人材育成」の科目がおすすめです。

DXのための組織作り・人材育成の科目は、一般常識と国語力だけで解ける問題が多いため、改めて試験勉強をする必要はないでしょう。

公式問題集に軽く目を通しておく程度で十分です。

④経済産業省のレポートに目を通しておくと良い!

試験では、公式問題集には載っていないような傾向の問題も出題されました。

これらの対策として、経済産業省が出している「DX推進ガイドライン」と「DX推進指標」に目を通しておくと良いです。

WEB検索で気軽に見る事ができるので、時間に余裕のある方は見ておきましょう。

銀行業務検定”DXサポート”を取得するメリット

銀行業務検定のDXサポートを取得するメリットには、下記のようなものがあります。

  • DXについて詳しくなれる
  • 銀行員の、DXサポートの知識を証明できる
  • DXサポート関連の就職・転職に有利

銀行業務検定DXサポートは、銀行員などの金融職員が、取引先のDX導入や社会全体のDXの取り組みについて学ぶことができる資格です。

DX導入についての専門的な知識やマネジメント方法などを学ぶ資格ではなく、得られるものは「DXに関する浅い知識」です。

また非常に簡単な試験だという事もあって、金融職員やDX担当者以外の方がDXサポートの資格を取っても、得られるメリットはほとんどありません。

普段ニュースなどで「DX」を聞くけど詳しく学んだことがない方や、取引先にDXサポート係としてDXを学んでいることをアピールしたい方にはおすすめの資格です。