みなさんこんにちは!
“銀行業務検定税務3級合格者”のどどっちです。
本日は、銀行員でないド素人の私が、税務3級に1週間で一発合格!できた勉強方法やコツを紹介していきたいと思います。
銀行業務検定 税務3級とは!?
銀行業務検定 税務3級の試験は、銀行業務検定協会が主催する民間資格です。
その名前の通り、銀行員が業務を学ぶために取得する資格として知られています。
●”税務3級”の位置づけ
銀行業務検定は、財務・法務をはじめとした数多くの種類の試験が用意されています。
中でも税務3級の試験は、法務3級・財務3級と並んで多くの銀行員が目指す人気資格です。
お客様の税金の納付を取り扱ったり、お金の貸付を行ったりする銀行員にとって税金の知識は欠かせません。
銀行員として働く全ての人が身につけるべき税金のベーシック・スキルを学ぶことができるのが「銀行業務検定 税務3級」の試験なのです。
銀行業務検定 税務3級の難易度
税務3級の難易度は、非常に簡単です!
どのくらい簡単かというと、
ど素人の私が1週間、仕事終わりにテキストを読んでいたら合格出来たレベル
です。
銀行で毎日働いている人にとっては、朝飯前の内容なのではないでしょうか。
●”税務3級”が簡単な理由
銀行業務検定の3級が簡単と言われる一番の理由は「正答率60%で合格できるから」です。
多くの資格試験が”正答率65〜75%”を合格基準としているのに対して、税務3級では60%の正答率で合格できます。
1週間も勉強すれば、誰でも十分に合格することができるでしょう。
●”税務3級”の合格率
税務3級の合格率は、30〜40%で推移しています。
しかし一般的には、銀行員の強制受験や欠席者を除いた場合、実際の合格率は60〜70%ではないかと言われているようです。
多くの資格系ブログでも、合格率はもう少し高いはずであると書かれています。
資格試験の中ではやや高めの合格率のため、簡単な試験・取得しやすい資格であることがうかがえますね!
税務3級の試験範囲
税務3級の試験範囲は、所得税、相続税および贈与税、法人税、その他の税金の4つに分かれています。
所得税 | 所得の種類ごとの所得計算、課税標準、税額控除、納付申告など |
相続税・贈与税 | 相続人の判定、相続財産の範囲、税額計算、贈与財産の範囲、贈与税の計算、宅地評価など |
法人税 | 法人の種類と納税義務、所得計算、税額計算、申告など |
その他の税金 | 住民税・事業税、不動産取得税、固定資産税、消費税、印紙税、附帯税など |
一般的な税金の知識について、広く浅く問われるといった感じでしょうか。
また、FPや宅建などの資格試験と範囲が被っているため、これらの資格を受験している方にとってはとても簡単な試験に感じることでしょう。
“税務3級”に合格するための勉強方法
税務3級は、原則独学
税務3級の試験は、ほとんどの人が公式参考書を利用して独学で受験します。
かなり簡単な試験なので、資格スクールなどに入る必要はないでしょう。
しかし勤務先の銀行で勉強会が開かれている場合は、コミュニケーションを兼ねて積極的に参加するべきではないかと思います。
1週間あれば合格できる!
税務3級の試験は、1週間〜2週間程度の勉強時間を確保すれば十分に合格することが可能です。
銀行業務とは疎遠の私でも1週間で合格することができたため、常日頃から業務などで税金に触れている方であれば、ノー勉でも簡単に受かることでしょう。
勉強のコツ①「満点を目指さない」
資格取得の目的が「税務3級試験の合格」なのであれば、時間をかけて満点を目指す必要は有りません。
65〜70%の正答率を目指して、短期集中で合格することが十分に可能です。
満点を目指さないことで、短期間での合格が可能です。
税務3級の試験範囲は決して広くありません。短期記憶を利用して、サクっと合格しましょう!
勉強のコツ②「相続税・贈与税は捨てる」
相続税・贈与税の勉強は、捨てても大丈夫です。
私は受験するにあたって合格者のブログをいくつか見たところ、相続税・贈与税を捨て科目とした方は多いようです。
私も相続税・贈与税の科目を捨てましたが、無事に短期で合格することができました 笑。
①所得税、②相続税および贈与税、③法人税、④その他の税金の4つの単元のうち、多くの人にとって馴染みがあまりないのが相続税・贈与税です。
所得税や法人税は、日本在住のビジネス・パーソンであればほとんど全員が必ず関わる一般常識なので馴染みやすく、簡単と感じる方が多いでしょう。
しかし、相続や贈与の税金に馴染みがあるという方は少ないのではないでしょうか。
「相続税の仕組みなんて全然知らない!」という私のような方は、相続税・贈与税の科目を捨ててしまうことをお勧めします。
勉強のコツ③「過去問演習が最強」
財務3級・法務3級・税務3級の、3つの銀行業務試験に合格した私が自信を持ってお勧めしたいのは、
過去問演習が最強
という点です。
銀行業務検定3級では、過去問の類似問題が本当によく出ます。
過去問の解説が載っている、公式問題集を利用した勉強が最も効果的であると感じます。
テキストを1から覚える必要はありません。1に過去問、2に過去問、3に過去問で私は合格することができました!
これで合格!”税務3級”のおすすめ参考書
①銀行業務検定 税務3級公式テキスト
税務3級のテキストで最もお勧めなのは、経済法令研究会から出版されている公式テキストです。
公式テキストということもあり、試験範囲を徹底的に網羅したテキストとなっています。
しかし一方で、活字が多く説明が詳しすぎることから「読みづらい」と感じる方も多いようです。
税務3級では他のテキストがあまり出版されていないため、必然的に多くの方が公式テキストを利用しています。
②銀行業務検定 税務3級公式問題集
税務3級の公式問題集は、とてもオススメです。
公式問題集は”問題集”という名前はついているものの、中身は過去問と解説です。
税務3級の試験では、過去問を繰り返しといてパターン練習をする勉強法が最も効率の良い勉強方法です。
税務について多少の理解がある方であれば、テキストを購入せずに問題集のみで試験のみに臨んでも問題ないでしょう!
税務3級を取得するメリット
税務3級の資格を取得するメリットには、以下のようなものが有ります。
①履歴書に書ける
銀行業務検定を受験する方の多くは、転職や昇進に役立てようと考えています。
税務3級の試験に合格して履歴書に書くことで、企業や上司にアピールすることが可能となります。
税理士などの難関試験ほどの影響力は持たない資格ですが「持っていないよりは、持っていた方がいい」でしょう。
銀行業務検定の資格を履歴書に書くことで、やや真面目そうな印象を与えることもできるためお勧めです。
②税金に詳しくなれる
税務3級を取得することで、税金に詳しくなれます!
税務3級と似たような試験にファイナンシャル・プランナーなどがありますが、より銀行で働く人の目線で税金を学ぶことができるのが、税務3級の特徴です。
銀行視点で税務を学んでいきたい方には、銀行業務検定の方がおすすめです!
税務3級を取得するにあたって気をつけること
税務3級の試験を取得するにあたって気をつけなくてはいけないことがあります。
それは「資格を取得しても、税理士資格の必要な業務はできない」ということです。
お客様に具体的な税務のアドバイスをするためには、税理士の資格が必要です。
税理士の資格がないとできないことがたくさんあるため、気になる方は受験前に調べてみることをお勧めいたします。