こんにちは!どどっちです。
先日、電子帳簿保存法の見直しなどを受けて注目の集まる”会計freee(フリー)”の個人認定資格である“会計freeeエキスパート“を受験しました。
結果、勉強時間1時間で合格!
とはいえ、2度受験して2度目で合格です 笑
しかし会計freeeエキスパートは、”非常に簡単に合格できる資格“です。
今回は、会計freeeエキスパート試験を受験する方に向けて、勉強のコツや試験の詳細などをご紹介していきます。
“会計freeeエキスパート”とは?
“会計freeeエキスパート“は、会計freeeの導入方法や効率的な使用方法などについての知識を証明するための資格です。
会計freeeを運営する”株式会社freee”が実施している、民間の公認資格です。
最近まで”会計スペシャリスト”という名称で試験が実施されていましたが、2020年9月から”会計freeeエキスパート”に変更されました。
また”会計freeeエキスパート”はエントリー資格で、上位資格に”会計freee上級エキスパート”があります。
会計freeeとは?
会計freeeとは、株式会社freeeが提供するクラウド型(オンライン型)の会計ソフトです。
会計freeeは従来型の会計ソフトに比べて、経理業務の自動化・効率化に特化している点で注目されています。
銀行連携をはじめとして、様々なアプリケーションや決済サービスと連携ができるのも人気のポイントです。
会計freeeエキスパート試験の詳細
それでは早速、会計freeeエキスパート試験の詳細を見ていきましょう。
主催 | 株式会社freee |
試験地 | オンライン受験(自宅受験) |
試験方式 | オンラインCBT試験 |
試験日時 | 随時 |
受験資格 | 会計事務所勤務者、社労士事務所勤務者、代理店、銀行勤務者、コンサルティング会社勤務者 |
試験時間 | 60分 |
問題数 | 50問(択一式) |
受験料 | 2,000円(税抜) |
合格発表 | 試験発表後(即時) |
会計freeeエキスパートの受験資格には職業の要件がありますが、試験を受験するにあたって就業証明書などが求められることはありません。
そのため、会計事務所や代理店に勤務していなくても受験する事が可能です。
会計freeeエキスパート試験の難易度
会計freeeエキスパート試験の難易度は、非常に簡単です。
簡単である理由は、”受験中にfreeeの画面を見ても良い“とされているためです。
また受験回数に制限がないため、不合格の場合はその日のうちに再受験することも可能です。
取得難易度は低く、誰でも取れる資格だと言えるでしょう。
会計freeeエキスパート試験の合格率
会計freeeエキスパートの合格率は、約50〜60%です。
公式発表によると受験1回目で合格する方は少なく、ほとんどの方が2回目で合格しているようですね!
会計freeeエキスパート試験の試験範囲
会計freeeエキスパートの試験範囲は、①基本概念、②初期設定、③記帳準備、④記帳作業、⑤ERP機能(基礎)、⑥月次チェック・月次申告の6つの単元で構成されています。
また、freee公式アドバイザーガイドのStep0〜2が、エキスパート試験の試験範囲です。初期設定の知識に加えて、記帳業務などの知識を問われます。
会計freeeエキスパート試験に合格する勉強方法
私が実際に会計freeeエキスパート試験に合格するまでに行ったことは、
「freee公式の”学習ガイド(PDF)”を軽く読んだ。」だけでした。
会計freeeエキスパート試験は、試験中にfreeeを操作して解答する事が可能です。
そのため、事前に勉強をあまりしていなくても大丈夫です。
会計freeeエキスパート試験の勉強時間
未経験の方が会計freeeエキスパート試験に合格するための勉強時間は、約10時間であると公式から発表されています。
しかし、会計freeeを利用した事がある方であれば、10時間以下での合格が可能です。
私の場合は会計freeeを利用した経験があり、約1時間程度の勉強時間で合格する事ができました。
freee公式では、約1ヶ月の勉強期間を設定することを推奨しているようですね!
これで合格!会計freeeエキスパート試験の対策
①試験公式HPの”学習ガイド(PDF)”を読み込む
会計freeeエキスパート試験の対策本は、2021年2月現在発売されていません。
そのため、試験対策をするほぼ全ての人が、公式HPに掲載されている学習ガイドを利用しているのではないでしょうか。
学習ガイドからリンクが貼られている、”freeeアドバイザーガイド“も併せて読んでおきましょう。
②会計freeeに登録して、実際に操作してみる
試験では、公式の学習ガイドを読んだだけでは分からないような、実践的な問題が出題されます。
学習ガイドを読むと共に、会計freeeを実際に利用して基本操作を理解しておくことをおすすめ致します。
試験中に会計freeeを操作することも可能です。
しかし、試験で初めてfreeeを利用すると、試験時間が足りなくなる可能性があるため事前に慣れておきましょう。
会計freeeエキスパート試験に合格する3つのコツ
私が実際に会計freeeエキスパートの試験に合格して感じた、合格の3つのコツをご紹介致します!
①試験を2回受ける
公式でもおすすめされている、”試験を2回受けて合格する“という方法が非常におすすめです。
もちろん、1回で受かるに越したことはありません 笑
しかし、一度試験を受けてみることで”出題傾向”を把握する事が可能です。
会計freeeエキスパートでは過去問が販売されていないため、1度受験して試験の内容を確認するのが、かなり効率の良い勉強方法だと感じました。
ダメ元で一度試験を受験してみるのが、おすすめです!
②試験中は、必ず会計freeeを開いておく
試験で出題される”表示場所”や”操作”の問題の中には、freeeを実際に操作する事で簡単に正解できるものが含まれています。
試験中は必ずfreeeを開いておいて、有効活用しましょう!
③満点を目指さない
多くの資格試験で共通している攻略法ですが、会計freeeエキスパート試験にも有効です。
問題の80%に正解する事ができれば、試験に合格する事が出来ます。
満点を取るレベルまで勉強をする必要はないため、試験を難しく考える必要はないでしょう。
会計freeeエキスパートを取得するメリット
“会計freeeエキスパート”の資格を取得するメリットには、下記のようなものがあります。
- 会計freee認定アドバイザー制度の加入対象になる
- 会計freeeの基礎知識を証明できる
- 会計事務所などへの転職に有利になる
“会計freeeエキスパート”を目指す多くの人は、「会計freeeの認定アドバイザー制度へ登録したい!」と考えている事業所の経営者や従業員の方だと思います。
認定アドバイザーになるためには、事業所の1名以上がfreeeの個人認定資格を取得している必要があり、個人資格を取得しないと認定アドバイザーになる事が出来ません。
そのため資格を取得することで、認定アドバイザー制度に加入しようと考えている事業所では重宝される事でしょう。
また、会計freeeを利用している会社や、会計freeeへの乗り換えを考えている会社の経理部や基幹システム部などでは、会計freeeに強い人材を探しているところが増えています。
簡単に取得する事ができるため、企業の経理部や会計事務所などへの転職を考えている方には大変おすすめの資格です。