こんにちは!どどっちです。
今回は、法人税法能力検定3級を独学で受験して、無事に一発合格する事ができました。
1日の勉強で合格することができたので、非常に簡単な試験であるという印象を受けました。
この記事では、法人税法能力検定3級に独学・一夜漬けで合格した際の勉強方法やコツをご紹介しています。
これから法人税法能力検定3級を受験しようと考えている方の参考になれば幸いです。
法人税法能力検定とは?
法人税法能力検定は、”公益社団法人全国経理教育協会”が実施する、法人税に関する知識を証明するための資格試験です。
全国経理教育協会(通称:全経)は、日商簿記と並んで有名な簿記資格である”全経簿記”などで知られる団体です。
消費税法能力検定や相続税法能力検定と並んで、これから税理士などを目指す方の小手調べとして有名な資格だと言われています。
●3級の位置づけ
1級〜3級まである法人税法能力検定の試験の中で、3級は最も簡単な試験です。
3級はこれから法人税法を学ぼうとしている方の導入部となる位置づけで、初学者向けの資格です。
企業の経理部や税理士を目指している方が知っていないと話にならないような、一番はじめに勉強するような簡単な内容が出題されます。
法人税法能力検定3級試験の詳細
それでは早速、法人税法能力検定3級の詳細を見ていきましょう。
主催 | 公益社団法人 全国経理教育協会 |
試験地 | 全国各地 |
試験方式 | 筆記試験 |
試験日時 | 年2〜3回。午前10:50開始。 |
受験資格 | なし |
試験時間 | 60分 |
問題数 | 未定(100点満点) |
合格発表 | 試験後約1週間程度でWeb発表 |
法人税法能力検定3級は、全国各地の試験会場で、年に2,3回程度開催されています。
他の税法試験や級と併願受験をすることができるため、2級や1級を目指している方が滑り止めで受けることが多いようですね!
法人税法能力検定3級の難易度
法人税法能力検定3級の難易度は、非常に簡単です。
資格サイトなどでは、簿記3級と同じかやや簡単な試験のレベルだと紹介されていることが多いです。
実際に筆者も一夜漬けで取得することができたので、非常に簡単な資格だという印象を受けました。
日本国内で働く社会人であれば、誰でも知っているようなレベルの試験だと言えるでしょう。
法人税法能力検定3級の合格率
法人税法能力検定3級の合格率は、70〜90%程度で推移しています。
資格試験としては非常に高い合格率が、試験の簡単さを裏付けていると言えるでしょう。
中学生や高校生の場合は勉強しないと落ちると言われていますが、最低限の一般常識を持っている大人であれば、まず落ちることはないでしょう。
法人税法能力検定3級の試験範囲
法人税法能力検定3級試験の範囲は、「法人税法における基本的な内容」とされています。
税法の基礎や用語の定義などの、社会人であれば誰でも知っているような非常に簡単な問題が出題されます。
最低限の経理経験がある方などであれば、全く勉強する必要はないような内容になっています。
法人税法能力検定3級に”一夜漬け”で合格する勉強方法
筆者が実際に独学・一夜漬けで試験に合格するまでに行ったことは、
公式の過去問題集を2周解いた。
のみでした。
3級の内容については、はっきり言って一般常識のある大人であれば誰でも知っているような内容ばかりです。テキストなどを買って改めて勉強する必要はない。と言っても過言ではないでしょう。
あえて勉強をするのであれば、過去問を解いて「採点ポイント」を理解する事で、一夜漬けでも十分に合格する事ができます。
1に過去問、2に過去問、3に過去問が大切です!
法人税法能力検定3級のおすすめ参考書はこれだ!
①法人税法能力検定試験3級過去問題集
法人税法能力検定試験で最も使える参考書は、過去問題集です。
法人税法能力検定で出題される問題は、ほとんどが過去問の類似問題です。
過去問で出題パターンや得点のポイントを覚えることが、最もおすすめの勉強方法だと言えるでしょう。
実際に筆者の私も過去問題集のみで試験に合格することができ、他の合格者のブログなどでも必ずと言って良いほどおすすめされています。
法人税法能力検定3級に合格する3つのポイント
①過去問で、部分点の得点ポイントを把握する
法人税法能力検定は、出題される問題の傾向がいつもほとんど同じです。
そのため、得点が加点される「部分点のポイント」を把握している事がとても重要になってきます。
受験前に必ず過去問を解いて、部分点の取れる”ポイント”を必ず理解しておきましょう。
②3桁ごとのカンマを忘れないようにする
法人税法能力検定試験では、3桁ごとにカンマを書き込む必要があります。
そのため”カンマの打ち忘れ“には注意が必要です。
普段経理に関わっていない方だと、カンマを書く癖が付いていないこともあるでしょう。
いかに簡単な試験といえども、カンマの打ち忘れをすると不正解となってしまいます。気をつけましょう!
③難しいと感じた計算問題は捨てる
法人税法能力検定3級の試験は、難しい計算問題の部分が得点できなくても合格する事ができます。
難しい計算問題を捨てても問題はありませんが、その代わりに簡単な部分で得点を落とさないように気を付ける必要があります。
過去問を何度も解いて、簡単に得点できるポイントを理解しておきましょう。
法人税法能力検定3級を取得するメリット
法人税法能力検定3級を取得するメリットには、下記のようなものがあります。
- 法人税法の基本が身に付く
- 税理士などの、上位資格を目指す際の基本を学べる
- 大学の推薦入試やAO入試で有利になる
- 学生の就活で役に立つ
法人税法能力検定3級は、法人税の入門資格だということもあって、取得しただけで得られるメリットはそこまで大きくありません。
あくまでも上位資格を目指していく上での、ステップアップとして取ることをおすすめ致します。
学生の場合は、推薦入試やAO入試の際にアピールポイントとして用いることもできるでしょう。