こんにちは、FXアジアチャンピオン(2017年)のどどっちです。
私はこれまでに、FXや投資に関する書籍を1000冊以上を読んできました。
今回は、そんな私が”これからFXをはじめたい””FXで稼いでみたい”といった、これからFXをはじめようとしている初心者の方や、なかなかトレードで勝つことが出来ないという方におすすめの本をまとめてみました。
「FXにおいては、正しい情報収集が命」
まずはじめにお伝えしておかなくてはならないのは、FXの初心者においては、正しい情報収集をして、正しい知識を付けることが、今後のFXライフを作っていく上でとても重要だということです。
本、セミナー、新聞、ネット・・・
世の中には、FXに関する多くの情報が出回っています。中には正しいものもありますが、間違った情報もたくさん出回っているために注意が必要です。
間違った知識を身につけてしまうと、みるみるうちに全財産を失うなんてことにもなりかねません。なんだか怪しいなぁと少しでも感じた情報はバッサリと切り捨てて、情報を取捨選択していきましょう!
【POINT】
正しい情報収集をしよう!
「情報の出典元を確かめる」
初心者の方が、FXの情報収集をするにあたって必ず行うべきなのが、「情報の出典元を確かめる」ということです。
ある程度知識を習得して、基礎を理解したうえであえて様々な情報にアクセスするのはとても良いと思います。しかしはじめのうちは、情報の出典元が確かなものを選んで情報に触れ、基礎を身につけるべきだと思います。
具体的には、大手の証券会社や投資出版社が発行元として発行しているものが良いと思います。他には、権威のある大学の教授や、著名な投資家の発信している情報に触れるのも間違いがないと思います。
SNSなどで接触してきた見ず知らずの怪しい人の情報には、決して近寄らないようにしましょう!
【POINT】
情報の出典元が確かな情報を選ぼう!
「正しい情報を仕入れたら勝てるわけでもない」
次に知っておかなくてはいけないのが、とはいえ「正しい情報を仕入れたら勝てるわけでもないですよ!」という点です。
野球に例えるのであれば、イチローからボールの正しい打ち方を教えてもらえば試合に勝てるか?というと、決してそんなことはありません。
仕入れた情報から正しい知識を理解して、そのうえで実践練習を行って上手くなっていくことが大切なのですね!
それではさっそく、初心者におすすめの本をご紹介いたします。
初心者向けのFXおすすめ本10選
①一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門
おすすめ度 ★★★★★★★★★★
ザイFX!編集部×羊飼い著
FXをはじめた初心者の方が一番はじめに読む本としておすすめなのが、ダイヤモンド社から出版されている、”一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 ”です。
日本のFX業界では著名な雑誌とFXサイトを運営している「ザイFX!」と、日本を代表する著名FXブロガーの「羊飼い」さんがコラボ著書して執筆をしています。
多くの雑誌やサイトでも、”初心者向けのおすすめ本”として何度も紹介されているだけあって、名も知れており、これからFXを始める人にはとても人気のある本です。
内容もとても読みやすく、分かりやすいです。FXの基礎に関する知識を習得することができます。完全に初心者向けの本になっているので、中級者以上の人にとっては少々物足りないことでしょう。
全国的に人気のFX本として販売されていますので、近所の大型書店で見かけることもあるのではないでしょうか。読みやすいのでイチ押しです!
② デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術
おすすめ度 ★★★★★★★★★★
・オリバーベレス、グレッグカプラ著
このデイトレードという本は、日本国内では名著として、投資本を読んでいる人の間では、知らない人はいないというほど有名な本です。
全米の中でも屈指のトレーダー養成機関である”プリスティーン”の創業者である、オリバーペレスとグレッグカプラがその技術の全てを一冊にまとめたという内容になっています。
相場の予測方法や売買の仕方などの細かなテクニックを示した内容ではなく、投資全体としてのファンダメンタルズや哲学的な部分で重要な点が書かれています。
今回は初心者向けとしてのご紹介になりますが、中級者〜上級者まで、FXトレーダーとして活動する全ての人が読むべき本です。是非一度手にとってみてください!
③ マーケットの魔術師
おすすめ度 ★★★★★★★★★
マーケットの魔術師は、世界を代表する投資本として今なお人気の高い名著です。過去に投資で成功した偉人達が、どのようにして成功を納めてきたのかをまとめた伝記スタイルの本です。
マーケットの魔術師は、直接的なテクニックを教えてくれるような本ではなく、投資哲学や相場観の養い方を学ぶ本ですので、読んでがっかりされてしまう方もいるかもしれません。
しかしFXを始める上で、マーケットの魔術師には投資の本質的な部分が描かれているため、是非一度は読んでおきたい本です。
今回は是非一度読んだ方がいい!という意味合いを込めて初心者向けとしてご紹介をしましたが、すぐに実戦に入り、テクニックを学んでいきたいという人であれば、ある程度落ち着いてから読んでみてもいいと思います。
④うかる! 証券外務員一種 必修テキスト
おすすめ度 ★★★★★★★★★
・フィナンシャルバンクインスティチュート 著
もしもあなたが、経済や相場、ビジネスの知識が全くない状態からFXを始めようとしているのであれば、証券外務員の資格試験を受ける際の参考書である、「うかる!証券外務員一種 必修テキスト」を勉強することをオススメいたします。
FXの初心者本では、基本的な相場や経済のことについてあまり詳しく書かれていないことが多いです。そこで、経済や市場の基礎的な知識を習得する際にオススメしたいのが、こちらのテキストです。
FXの初心者向けとして証券外務員試験のテキストが取り上げられていることは少ないと思うのですが、あえて私はこちらのテキストをオススメしたいと思います。
日本における会社のルールなども同時に学ぶことができるので、FXのみならず、社会人としてのスキルアップにもおすすめですね!
⑤ 東大院生が考えたスマートフォンFX
おすすめ度 ★★★★★★★
・田畑 昇人 著
東大院生のスマートフォントレーダーとして、テレビなどで一時期話題となった、田畑さんの出版している本です。
数ある手法の中から、田畑さんが個人的に一押しの手法をいくつか厳選して本の中で紹介してくれています。日本におけるスマートフォンを利用したFXで、テクニック面での初心者に向けた本というのが少ないため、こちらの本は参考書として読むのにオススメです!
本の中ではいくつかの売買テクニックの手法が書かれていますが、あまり妄信しすぎてしまうのはオススメできません。あくまでFXトレーダーというものはいかなるものなのかを学ぶために読みましょう。
内容が簡潔に綺麗にまとめられているため、大変読みやすくなっている点がおすすめポイントです!
⑥ システムトレード 基本と原則
おすすめ度 ★★★★★★★
・ブレント・ペンフォールド 著
“システムトレード 基本と原則”は、日本の投資本出版社としては最も有名である、「パンローリング社」が出版している本です。
投資における基礎的な資金管理方法や、売買の方法などが書かれている技術本です。表題には「システムトレード」と書いてありますが、FXのみならず株式投資など、投資の基礎的知識として広く利用することのできる知識を身に着けることができます。
絶対的におすすめしたい本ではありますが、活字が多く本も分厚いため、活字慣れしていない方にとっては読みにくいという難点もあります。
まずは「一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門」などの読みやすいタイプの本を読んで実践した上で、しっかりと勉強していきたいというかたであれば是非手にとって読むべきではないかと思います。
⑦欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア
おすすめ度 ★★★★★★★
伝説の天才相場師として歴史に名を残した、リバモアの伝記です。1999年に初版が発行されて以来長く語り継がれており、かのラリーウィリアムズ氏も絶賛する名著です。
技術書ではなく”伝記・小説・物語”という位置付けなので、いますぐテクニックが欲しいという方には向かない本かもしれません。しかし、「ファンダメンタルズ」を学ぶという点で、この本の右にでる本はなかなか見当たらないでしょう。
伝説の相場師とは一体どんなことを考え、どんな人生を歩んでいたのか?
そして相場とは、市場とは、トレーダーとは一体何なのか。そういったことを考えながら勉強することのできる内容の本です。
⑧ ラリー・ウィリアムズの短期売買法
おすすめ度 ★★★★★★
・ラリーウィリアムズ 著
世界的にも著名な短期トレーダーである、ラリー・ウィリアムズ氏が自身のトレード技術をまとめたものです。FX、先物から株式投資まで、幅広く短期投資の分野で活用することができる内容になっています。
テクニカル分析の技術からメンタルの管理まで、幅広くその全ての技術が盛り込んであります。
FXにおいて短期トレードを中心に、短期売買を行ってどんどん資金を増やしていこうと考えている方であれば、是非目を通した方がいいですね!
ネットでは、”日本語訳がイマイチ!”というようなレビューが結構上がっているので、気になる方は英語の原文を購入して読んでみるのもいいのではないでしょうか。
⑨ 投資苑 - 心理・戦略・資金管理
おすすめ度 ★★★★★★
・ アレキサンダーエルダー 著
投資苑は、日本においては”投資の教科書”と例えられることもあります。世界8ヶ国語に翻訳されており、2000年に日本語の初版が発行されて以降、ロングセラーとして売れ続けています。
精神科医トレーダーであるアレキサンダー・エルダー氏が、自身の経験をもとに精神的な面から、ファンダメンタルズ、テクニカル分析にいたるまで投資に関する幅広い知識について書かれています。
全体的にFXにおいても基礎的な知識を習得することができるため、一押しです。
かなり分厚い本ですので、活字慣れしていないという方であれば、初心者のうちに無理をして読まなくてもいいのかもしれないですね。初心者のみならず、上級者まで参考になる網羅的な本となっています。
⑩ 投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識
おすすめ度 ★★★★★
・ハワードマークス 著
運用資産8000億円以上の、オークツリーキャピタルマネジメントの創業者である、ハワード・マークス氏が成功投資哲学について綴った本です。日本経済新聞出版社が発行しています。
かのウォーレン・バフェット氏の絶賛している本であり、日本においても多くの著名トレーダーがイチ押しの本としていて、とてもシンプルに投資哲学の真髄がまとめられています。
投資のノウハウ本ではなく、投資哲学を説いた本ではありますが、FX初心者であったり、中級者になったけれどトレードで勝つことができないという方にはぜひ一度読んでみることをおすすめいたします!
まとめ
以上、FX初心者におすすめしたい10冊の本をまとめてみました。
FXにおいては、いかに内容の素晴らしい本といえども、本を読めば勝てるようになるという訳では決してありません。本を読んだ直後に勝つことが出来たとしても、決して油断しないでください。
本を読んで情報を収集した後は、実際に相場と向き合って自分なりの勝利の法則を見つけてみてください。