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金融業務4級”実務コース”に一夜漬け合格した勉強方法まとめ

金融業務4級”実務コース”に一夜漬け合格した勉強方法まとめ

こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。

今回は、金融業務検定の”金融業務4級 実務コース“をCBT方式で受験してみました。

結果、一夜漬けで一発合格!

4級だということもあって、非常に簡単な試験だという印象を受けました。

この記事では、金融業務4級 実務コースに一夜漬けで一発合格した勉強方法や、短期合格のコツなどをご紹介しています。

これから金融業務4級 実務コースを受験される方の、参考になれば幸いです。

金融業務4級”実務コース”とは?

金融業務4級”実務コース”は、一般社団法人 金融財政事情研究会(通称:きんざい)が試験を運営する、金融業務能力検定の種目の一つです。

銀行職員の日常業務に不可欠な銀行の基礎知識や、金融常識の知識を証明するための資格です。

預金の種類や手形、小切手などといった銀行の基礎知識を学ぶことができるため、銀行員以外の全てのビジネスパーソンにもおすすめの資格です。

また「4級」という名前が付いているものの、実務コースの試験に3級や2級はありません。

金融業務能力検定の中での位置づけ

金融業務能力検定は、”30種類以上”と非常に多い種目が特徴的な試験です。

中でも4級実務コースは、最も簡単な部類の「レベル4」に分類されています。

初心者向けの資格だということもあって、主に銀行員を目指す就活生や、若手行職員に向けて作られているようです。

3級以上では専門性を問われる科目が多いのに対して、4級実務コースは幅広い銀行の基礎知識を問われます。

金融業務4級”実務コース”の詳細

それでは早速、金融業務4級”実務コース”の詳細を見ていきましょう。

主催一般社団法人 金融財政事情研究会
試験地全国のCBT試験会場
試験方式CBT試験(ネット方式)
試験日時随時(受験会場による)
受験資格なし
試験時間60分
問題数40問(3答択一式)
合格基準100点満点中60点以上

金融業務4級”実務コース”は金融業務検定の中では試験制度が簡単で、他が4択式であるのに対して、3択式である点が特徴的です。

またCBT方式で受験ができるため、いつでも受験が可能です。

金融業務4級”実務コース”の難易度

金融業務4級”実務コース”の難易度は、非常に簡単です。

レベル感としては、「就活生や社会人経験が1・2年程度ある方なら誰でも知っている一般常識」といった感じでしょうか。

社会人なら身につけているであろう、銀行の一般常識が問われる試験です。

学生が受験する場合には知らない事が多くて、勉強が必要になるかもしれないですね。

金融業務4級”実務コース”の合格率

金融業務4級”実務コース”の合格率は、正式には公表されていません。

資格サイトや合格者のブログなどでは、70〜80%程度の高い合格率ではないかと予測されています。

金融業務4級”実務コース”の試験範囲

4級実務コースの試験範囲は、①金融常識、②預金、③手形・小切手・内国為替、④融資・外国為替、⑤証券・保険の5つの単元に分かれています。

①金融常識

金融常識の単元では、個人情報保護法・マイナンバー制度・相続・金融政策・株式事務などの簡単な知識を問われます。

FP3級のと、証券外務員2種の試験を合わせたような内容です。

②預金

預金の単元では、普通預金・定期預金・外貨預金・納税準備預金・別段預金・譲渡性預金・相続預金などについての基礎知識を問われます。

銀行員でなくとも、ビジネスで銀行を使っている方であれば誰でも知っているような、非常に簡単な内容です。

③手形・小切手・内国為替

手形・小切手・内国為替の科目では、手形の制度や使い方などの基礎知識を問われます。

私生活では利用したことのない方も多い”手形”ですが、銀行員を目指す方であれば誰でも知っているような簡単な内容です。

④融資・外国為替

融資・外国為替の科目では、保証人や担保などの法律の基礎知識や、為替予約などの簡単な仕組みを学びます。

信用状(L/C)や丙号(T/R)などのあまり聞きなれない単語も出てくるので、やや難しいと感じる方が多い科目です。

⑤証券・保険

証券・保険の科目では、公共債や投資信託、NISAや学資保険などの簡単な知識を問われます。

一般常識でも解答できるような、簡単な内容です。

金融業務4級”実務コース”の勉強時間

4級実務コースの勉強時間は、3日〜1週間程度という意見が多いようです。

実際のところ4級実務コースは、証券外務員・銀行業務検定・FPなどの勉強をしている方であればノー勉でも受かるレベルです。

4級実務コースは片手間で取る初心者向け資格なので、勉強に時間をかけてもあまり意味がないと考えている方が多いようですね。

金融業務4級”実務コース”のおすすめ参考書

金融業務4級”実務コース”試験問題集

金融業務4級実務コース試験問題集

実務コースの勉強でおすすめの参考書は、試験を運営する金融財政事情研究会が出している公式テキストの「金融業務4級”実務コース”試験問題集」です。

合格者のブログやネット上の評判を見る限りでは、4級実務コースを受験する方のほとんど全員が公式テキストを利用して勉強していると言っても、過言ではありません。

実際に出題される問題も、公式テキストに乗っているものと非常によく似ている問題ばかりです。

実際に筆者も、公式テキスト一冊だけで合格することができました。

金融業務4級”実務コース”に一夜漬け合格するポイント

①満点を目指さない

4級実務コースは、60%の正答率で合格することができます。

そのため短期合格だけを目指す方には、満点や高得点を目指す勉強ではなく、合格の最低点を目指す勉強方法がおすすめです。

4級実務コースはそこまで重要な役割を持つ試験では無いので、勉強時間を短縮して、他の資格の勉強に時間を使った方がいいでしょう。

②とりあえず試験を予約してみる

4級実務コースは、CBT方式でいつでも受験が可能です。

あまりにも簡単に合格できる試験なので、とりあえず試験を予約してから勉強を始めても十分間に合います

また何度でも受験ができるので、不合格の場合はすぐに再受験もできます。

③難しい箇所・知らない箇所は飛ばして勉強する

4級実務コースでは、輸入ユーザンス・丙号T/R・でんさいネットなどのややマニアックな問題も試験範囲に含まれています。

60%の正答率だけで合格ができるため、業務に関係ない箇所やあまりにも聞きなれない箇所は、飛ばして勉強しても問題ありません。

もちろん勉強時間に余裕のある方は、隅から隅まで試験対策をすると良いでしょう。

④捨て科目は「融資・外国為替」

4級実務コースの試験で捨て科目を作るのであれば、「融資・外国為替」の単元がおすすめです。

「融資・外国為替」の単元は、他の単元と比べて問題数が少ないためです。

また一般常識や、文章を読み解く日本語力だけで対処できる問題も多いと言われています。

金融業務4級”実務コース”を取得するメリット

金融業務4級実務コースに合格するメリットには、下記のようなものがあります。

  • 新入行員としての基本知識を学べる
  • 上位資格の基礎が学べる
  • 就活で少し有利になる

4級実務コースは、金融業務検定の中でも3級以上の試験と比べて使い道が少なく、あまり役に立たない資格だと言われています。

銀行や証券会社などでも、4級実務コースの資格を使ってキャリアアップすることは難しいでしょう。

また、4級レベルだと取得を推奨される会社も少ないです。

しかしこれから銀行員を目指している学生や、上位資格にステップアップするための基礎知識を学びたいという方にはおすすめの資格です。