こんにちは!資格マニア2年生のどどっちです。
今回は中〜大型の建築現場で必要とされる「建設用リフト運転士(建設用リフト運転特別教育)」の資格を取得しました。
この記事では、建設用リフト運転士(建設用リフト運転特別教育)資格の取り方や体験談などを載せています。
これから建設用リフト運転士の資格を取得しようとしている方や、建設用リフトの資格について知りたい方の参考になれば幸いです。
建設用リフト運転士の資格とは!?
建設用リフト運転士とは、労働安全衛生法で定められた「建設用リフト特別教育」を修了して、建設用リフトの運転業務を行うことのできる資格のことを指します。
特別教育は5時間の学科講習と4時間の実技講習で構成されています。
●建設用リフトとは?
建設用リフトとは、建設業で利用される一定以上の大きさの荷物運搬用リフトです。
法律では「荷のみを運搬することを目的とするエレベーターで、土木、建築等の工事に使用されるもの」(労働安全衛生法施行令第1条第10項)とされています。
類似するものには工事用エレベーター及び簡易リフトがあり、構造や注意点などが非常に似ているため注意が必要です。
原則では、人間と荷物を両方とも運搬できるものは「エレベーター」、荷物しか運ぶ事ができないものが「リフト」という名前がついているようです。
建設用リフト運転士(建設用リフト運転特別教育)の詳細
それでは早速、建設用リフト運転士(建設用リフト特別教育)の詳細を見ていきましょう。
主催 | 国家(国家資格) |
試験地 | 全国の技能講習機関 |
試験方式 | 学科講習・実技講習 |
試験日時 | 随時 |
受験資格 | 満18歳以上 |
受験料 | 講習機関による |
合格発表 | 講習機関による |
●講習時間と科目
また特別教育の講習時間と科目は、下記のように指定されています。
講習科目 | 講習時間 |
建設用リフトに関する知識 | 2時間 |
建設用リフトの運転のために必要な電気に関する知識 | 2時間 |
関係法令 | 1時間 |
建設用リフトの運転及び点検(実技) | 1時間 |
建設用リフト運転のための合図(実技) | 5時間 |
ほとんどの事業所では学科講習だけを専門機関で受けて、実技講習は事業所で職場の指導スタッフや先輩などから教えてもらう形にしているようです。
実技講習を開催している教習期間は全国でも稀ですので、探すのは難しいです。
建設用リフト運転士(建設用リフト運転特別教育)の難易度
建設用リフト運転士の難易度は、非常に簡単です。
原則満18歳以上で、学科講習と実技講習を受けられれば誰でも資格を取る事ができます。
建設用リフト運転士(建設用リフト運転特別教育)の合格率
建設用リフト運転士の合格率は公表されていませんが、100%にほど近いと予想されます。
「免許証」ではなく「修了証」なので試験ではなく、講義を最後まで受講することができれば誰でも受かります。
受講者のブログなどを見ていても、落ちたという人は見かけません。
講習の途中で退職してしまったり、学科講習中にトラブルを起こすなどといった事がなければ、まず落ちない資格ですね!
建設用リフト運転士(建設用リフト運転特別教育)に落ちる人はいる!?
講習を受けるだけの簡単な資格でも、トラブルを起こしてしまうなどして、建設用リフト運転士になれない方も中にはいるようですね。
1日〜2日の間頑張って講義を受ける事ができれば資格を取得できるので、つまらないと感じても我慢しましょう!
これで合格!建設用リフト運転士の資格を取得するポイント
①予習なしで参加しても大丈夫
建設用リフト特別教育は原則、予習なしの”初見”で参加しても大丈夫です。
いつも現場に出ている人であれば当たり前の安全管理の知識などが多く、退屈に感じる事でしょう。
実際に建設用リフトや工事用エレベーターを見た事がないという方であれば、簡単に予習をしておくと良いでしょう。
②とにかく学科講義をしっかりと聞く
合格するにあたって、学科の講義をしっかりと聞く姿勢が大切です。
学科講義では、居眠りや受講態度が悪い場合に不合格となる事があります。
実技講義は自分の会社で行われる事が多いので不合格になることは原則ないですが、安全な現場にするためにもきちんと先輩の話を聞きましょう。
③自分に合った講習機関を選ぶ
会社指定の講習機関で受講される方も多いですが、可能であれば自分に合った講習機関を選びましょう。
講習は朝早くから行われるところが多いため、遅刻などを防ぐため、自宅から近い講習所を選ぶのがおすすめです。
また講習機関によってそれぞれ特徴があるため、ネットや先輩などの意見を参考に決めるのがおすすめです。
建設用リフト運転士(建設用リフト運転特別教育)を取得するメリット
建設用リフト運転士の資格を取得すると、下記のようなメリットがあります。
- 就職・転職に有利
- 建設用リフトを扱えるようになる
- 安全管理の知識を身につけられる
- 事故を起こす可能性が少なくなる
建設用リフト運転士を取ることで、現場で活躍する事ができる機会が増えたり、転職の際にも有利です。
もしロングスパンリフトや工事用エレベータなどを運転する可能性があるのであれば、取得しておいて損はありません。
しかし誰でも取ることのできる資格なので、資格と合わせて実務経験なども必要となることでしょう。
また建設用リフト特別教育は、事故を防止するために設置された教育です。
建設用リフトや工事用エレベータを運転する可能性がある現場にいる場合は、自分や仲間の安全のためにも資格を取った方が良いですね!
建設用リフト運転特別教育を受講した感想
今回私は、関内にある技能技術講習センターで建設用リフト特別教育を受けました。
受講者は9割男性で、女性が1名だけ参加していました。
感想は「とても眠くなった。」です!
私の場合は他の種類の特別教育をいくつか受講していたため、内容が被っている事や当たり前だと感じる内容が多く退屈でした 笑
講義を聞いていれば落ちることはないという事がわかっていたので、ひたすら頑張って講義を聞いていました。
無事に講義を終えて修了証を受け取る事ができたので、何よりです!
現場に出る事があった際は、安全に気をつけて仕事をしたいと思います。