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【比較】”銀行業務検定”はどれから取るべき!?【税務・法務・財務】

【比較】”銀行業務検定”はどれから取るべき!?【税務・法務・財務】

こんにちは!どどっちです。

今回は、財務3級・法務3級・税務3級の銀行業務検定の王道3つを全て取得した私が、”銀行業務検定はどれから取るべきか“を書いていきたいと思います。

これから銀行業務検定を目指している人や、どれから取ろうか迷っている人はぜひ参考にしてみて下さい。

“銀行業務検定”とは?

銀行業務検定 税務3級の試験は、銀行業務検定協会が主催する民間資格です。

その名前の通り、銀行員が業務を学ぶために取得する資格として知られています。

金融機関で従業員の教育システム・研修などに多く採用されていることから、大変人気の高い資格です。

最近までは年に2回のマークシート形式の試験でしたが、いつでも受けられるCBT試験が始まって、気軽に受験できるようになりました。

銀行業務検定の種類

銀行業務検定で現在行われている科目は、下記の通りです。

科目レベル
法務融資管理3級
法務2級・3級・4級
財務財務2級・3級・4級
税務税務2級・3級・4級
年金年金アドバイザー2級・3級・4級
信託・証券証券3級
信託実務3級
為替外国為替2級・3級
金融経済金融経済3級
マネジメント金融リスクマネジメント2級
営業店マネジメントI・II
相続相続アドバイザー2級・3級
預かり資産等投資信託2級・3級
金融商品取引3級
保険販売3級
預かり資産アドバイザー2級・3級
融資・渉外窓口セールス3級
デリバディブ3級
経営支援アドバイザー2級
法人融資渉外2級・3級
個人融資渉外3級
事業承継アドバイザー3級

銀行業務検定には1級が無いため、2級が最も難しい試験である点が特徴的です。

たくさんある試験の中でも知名度が高い人気の科目は、財務・法務・税務の3つです。

一般的に銀行業務検定といえば、財務・法務・税務の3つでのことを指すと言っても過言ではありません。スキルアップや会社の指示などで銀行業務検定を目指す方の9割以上は、財務・法務・税務のいずれかを目指します。

また、金融機関でのキャリアアップを目指すのであれば、銀行業務検定に複数個合格するのがおすすめです。

銀行業務検定はどれから取るべきか?

環境や目標によって、目指す科目は違う!

銀行業務検定は種類が多いため、”一体どれから勉強すれば良いのだろう…“と考えている人がかなり多いようです。

はじめに取るべき科目は、”自身の置かれている環境や、これまでの経験から決める“のが良いでしょう。

どれから取れば良いかわからないという人は、銀行業務検定の”王道3種“と呼ばれる「財務3級・法務3級・税務3級」のうちいずれかを目指すのがおすすめです。

また4級を取ってから3級、そして2級…と進めていく方もいるようですが、特別な理由がない限りは最初から”3級”を目指すのがおすすめです。

最初に”財務3級”を目指すのに向いている人

最初に財務3級を目指すのに向いているのは、融資担当を目指している方や、銀行内での長期的なキャリアアップを目指している人です。

その他、簿記の勉強をしている人にもおすすめです。

取得する順番にこだわりがないのであれば、最初に財務3級を取るのが良いでしょう。

財務3級からステップアップ

最初に財務3級を取った後は、法人融資渉外3級・税務3級・法務3級のいずれかに進むのが王道のルートです。

そのまま”財務2級”に進むのも良いですが、早い段階でより多くの知識に触れることで、銀行業務について幅広く知ることができます。

自分の目指す方向性や専門分野が分からないという方は、多くの科目に触れることで目標が明確になります。

その他銀行業務検定以外に、日商簿記2級やFP2級などの資格へのステップアップを目指す方も多いです。

最初に”法務3級”を目指すのに向いている人

法務3級では、時効・相続・差し押さえなどの、基本的な、お金に関わる法律の知識を学びます。

そのため法務3級を目指すのに向いている人は、法務管理個人窓口などのポジションを目指している人です。

相続や差し押さえなどにおいては、特に銀行側の厳格な対応が求められます。法務に関する最低限の知識を身につけておくのは、銀行員であれば当然のことなのです。

法務3級からステップアップ

法務3級を取得した後は、”相続アドバイザー3級“を取得するのがおすすめです。

法務3級と合わせて”相続アドバイザー3級“を取得することで、さらなるステップアップを目指せます。

法務3級と合わせて相続の知識は、宅建・行政書士・ファイナンシャルプランナーなどの試験範囲にも含まれているため、法務3級を取得した後にステップアップを目指しやすくなります。

法務3級の次にどれを取れば良いか分からないという方は、”相続アドバイザー3級”の資格をめざしてみましょう。

最初に”税務3級”を目指すのに向いている人

最初に税務3級を目指すのに向いている人は、企業の経理の知識を付けたい人や、法人担当融資担当を目指している人です。

銀行員が相手にするのには、個人だけではなく法人も含まれます。

企業の経理担当者と話をする際に、当然ながら企業の経理や税金の知識を知らないといけないですね。

また、税金の納付などを取り扱うのも銀行の仕事です。そのため、銀行員としてのキャリアを歩むのであれば、税金の知識を身につけるのはほぼ必須です。

特に法人を相手にする部署を目指すのであれば、税金に関する最低限の知識を学ぶことができる”税務3級”は必ず取得しておきましょう。

税務3級からステップアップ

税務3級を取得した後は、”財務3級・税務2級・融資管理3級“を取得するのがお勧めです。

他の科目と違って、どうしても税務というと”税理士”のイメージが強く、税務3級を取得しただけではややインパクトに欠けることが多いです。

そこで、財務3級や融資管理3級の資格を合わせて取得することで、”税理士ではないが、色々と詳しい真面目な銀行員“のポジションを獲得することができます。

勉強に自信のある方であれば、税理士資格に挑戦してみるのも良いですね!

財務3級・法務3級・税務3級は”超簡単”

“王道3種”の財務3級・法務3級・税務3級を取得するために必要な勉強時間は、1日〜1ヶ月程度です。

銀行業務検定はそこまで難しい資格ではないため、「どれを目指して良いかわからない。」という方は、とりあえず財務3級・法務3級・税務3級のいずれかを目指してみてはいかがでしょうか。

そのほか為替や年金、信託やデリバディブなど、自分の目指したいポジションや特化したいジャンルが決まっているという方は、自分の方向性に合った科目を選ぶことをおすすめ致します。