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“2日”で消防設備士乙6に合格。おすすめ参考書【体験記】

“2日”で消防設備士乙6に合格。おすすめ参考書【体験記】

消防設備士乙6こと消防設備士乙種第6類試験を、勉強期間2日・10時間の勉強で受験してきました!

消防設備士の乙6といえば、消火器のプロフェッショナル資格であり、消化器の点検を行うためには必ず取得しなければならない資格です。私は消化器とは縁もゆかりもないような人間で一からの勉強となりましたが、勉強期間2日でなんとかなりました 笑。

縁もゆかりもないとは言っても、日本で一定規模以上のビジネスをしていたり、不動産関係の仕事をしていると、なんだかんだで勉強しなくてはいけなくなるのが消化器を含めた消防関係の知識です。

中でも店舗ビジネスを営む方にとっては、消化器の設置が必須なのか否かなど、手続きや経費の面でどうしても気になってくると思います。不動産屋や内装屋に丸投げしてしまっていて仕組みは知らない!実は違反していた!整備をしていなかった!なんてことにならないように注意していかなくてはならないですね。

消化器は、いざというときに大切なお客様や従業員、家族や仲間の命にも関わってくる大切な設備です。安全に関わる一般常識としてぜひ抑えておきたい資格です!

それでは早速、消防設備士乙6試験の詳細を見て行きたいと思います。

消防設備士とは!?

消防設備士は、消火器やスプリンクラー設備などの消火設備、自動火災報知設備などの警報設備、救助袋などの避難設備の設置工事や点検整備を行うために必要な国家資格です。

乙種」と「甲種」に分かれていて、乙種では点検と整備、甲種では点検と整備に加えて工事を行うことができます。乙種が下位資格、甲種が上位資格と言ったところですね!

消防設備等の種類によって、乙種と甲種が、さらに8つの種類に分かれます。

甲種乙種消防設備等の種類
特類消防用設備等
第1類屋内消火栓設備、屋外消火栓設備
スプリンクラー設備、水噴霧消火設備
第2類泡消火設備
第3類不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備
粉末消火設備
第4類自動火災報知設備、消防機関へ通報する火災報知設備
ガス漏れ火災警報設備
第5類金属製避難はしご、救助袋、緩降機
第6類消化器
第7類漏電火災警報器

上記より、消防設備士の乙6試験といえば消化器の点検と整備ができる資格のことですね!

試験受験までに行ったこと

私が、消防設備士の試験受験までに費やした時間は2日でした。

2日間で行ったことは、

・テキストの読み込み。
・テキスト内の問題を繰り返し解く。

の2つでした。

消防設備士の合格基準は、筆記60%(科目ごとに最低40%)、実技60%と、資格試験の中ではやや緩めの基準になっています。

合格だけが目的であれば、満点を目指す必要は決してないのであまり時間を使って丁寧に精度を上げていく必要はないでしょう。他の方のブログなどを見ていると、1夜漬けで合格している例もたくさんあるようです。

私は一夜漬けは怖かったので、無難に2日で10時間程度の勉強時間を確保して試験に挑みました!工業系の資格試験に限ったことではありませんが、試験の中心が暗記科目となる場合は、問題を繰り返しといてみることに時間を割くのがいいですね。

これで合格!消防設備士乙6試験でおすすめの参考書

わかりやすい!第6類消防設備士試験

ネットで調べた中で多くの合格者がおすすめしているのが、こちらの「わかりやすい!」シリーズのテキストでした。このテキストは、講義系の文章に加えて、練習問題がやや多めに載っています。

私はこちらのテキストを読み込むだけで実際にうまくいったので、間違いがないテキストだと思います。

本のタイトルに「わかりやすい!」と書いてありますが、全くわかりやすくはなかったですね 笑。アマゾンのレビューなどで酷評のコメントがあるのも納得です。

本はモノクロで文章や要点もいまいちまとまっておらず、面白みもないので、消化器を初めて勉強する人にとってはまさに苦行です。。中でも私がマイナスポイントに挙げたいのは、練習問題の答えや解説がとても見づらく使いにくい点でした。マジで勉強がつまらなくなります!

しかし、慣れてくると案外脳に馴染んでくる感じはありました!実際に似たような問題が試験に出題されることもあり、内容自体はとても充実していたと思います。

本試験によく出る!第6類消防設備士問題集

「わかりやすい!」シリーズのテキストを解いてみて、時間に余裕がある方におすすめしたいのが、同じく「わかりやすい!」シリーズの問題集である「本試験によく出る!第6類消防設備士問題集」です。

私は、一応購入だけしていたのですが、勉強期間の2日間の間に問題集を開くことなく終わってしまいました。試験終了後に改めて問題集をパラパラとみてみたところ、実際に試験に出題された問題の類似問題が、この問題集からたくさん出ていたなーと感じました。

他の合格者の方のブログでも、頻出している問題集ですね!

消防設備士乙6試験について思うこと

消防設備士乙6の勉強をしてみて、「消化器の仕組みは意外と単純!」と思いました。仕組みは単純なのですが、消化器の整備・点検はいざというときに人の命を守るとても責任の重い仕事なのではないかと思いました。

いざ火事になったときに、設置してあった消化器が使えなかったら話にならないですね!従業員や家族の命を守るためにも、是非とも身につけておきたい知識ではないかと思います。

消防設備士乙6資格取得のメリット

私が消防設備士乙6の資格を取得して、感じたメリットをご紹介いたします!

  1. いざというときのための消化器の知識が身についた。
  2. 忘れていた物理の知識を思い出すことができた。
  3. 店舗や事務所を構えるビジネスでは意外と必要な知識なので使える。

以上の3つが、実際に私が消防設備士乙6の勉強をして感じたメリットです。

私自身は消化器に関わる仕事がしたいといったことは全くないので「本当にこの資格は必要なのか?」と思っていました。しかし、いざ勉強をしてみたところ、いざというときに仲間や家族の命を守るためにも知っておかなくてはいけない知識ばかりだと感じました。

勉強して損はない資格だと思います!