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防災センター要員講習は落ちる?一発合格した方法まとめ

防災センター要員講習は落ちる?一発合格した方法まとめ

こんにちは!資格マニア3年生のどどっちです。

今回は、防災センターで働く際に必要な、防災センター要員講習を受講してみました。

結果、一発合格!

非常に簡単な資格だという印象を受けました。

この記事では、防災センター要員講習の詳細や一発で合格するためのコツなどを書いています。

これから防災センター要員講習を受講しようと考えている方の、参考になれば幸いです。

防災センター要員講習とは?

防災センター要員講習は、特定防火対象物において防災管理の一環として防火活動の指揮を執る要員を養成するための講習です。

元々は全国的に行われていた講習ですが、現在は東京都のみで実施されています。(東京都火災予防条例)

この講習を受講して修了試験に合格することで、指定の施設で防災センター要員として認定されます。例えば、大規模な商業施設や複合施設、ホテルなどでの火災や災害時に、安全な避難誘導や初期対応を的確に行うために必要な知識と技能を身につけることが出来ます。

防災センター要員講習の内容

防災センター要員講習は、主に「座学」と「実技」で構成されています。

また「自衛消防業務講習」と合わせて、座学1日・実技1日の2日間の日程で実施されることがほとんどです。

1. 座学

座学では、災害発生時の基本的な対応方法、火災や地震といった災害ごとの特性と対応策、そして施設の防災設備について学びます。

防災マニュアルの作成や、従業員への指導方法、情報トリアージの方法など、実際の現場でどのように役立てるかが重視されます。

2. 実技

実技では、座学で学んだ知識を実際に行動に移すシュミレーションを行います。

例えば、消火器や消火栓を使った初期消火の訓練、避難誘導のシミュレーション、緊急放送設備を使った避難指示などが実施されます。これらは、緊急時に的確に対応するための訓練であり、実際の防災センターの役割を実感することができる内容となっています。

防災センター要員講習の難易度

防災センター要員講習の難易度は、非常に簡単です。

講義を真面目に受講し、実技の訓練にきちんと参加していれば、ほとんどの受講者が問題なく資格を取ることができます。

防災センター要員講習を受講する方の多くは、すでに防火管理者の資格を取得していることも多いため、防火管理者の講習と内容が被っている箇所も多く非常にスムーズに理解できることでしょう。

防災センター要員講習の合格率

防災センター要員講習の合格率は、約95%と言われています。

修了試験や効果測定は、講義の内容を真面目に聞いていれば難しくありません。

講習をしっかり受講していれば、合格はほぼ確実です。落ちる方のほとんどが、寝坊などで講義に参加できなかった方のようですね。

寝坊や講義中の居眠りなどをしないように気をつけましょう。

講習に落ちる可能性は?

防災センター要員講習で修了試験に落ちるケースはほとんどありませんが、注意すべき点もいくつかあります。

例えば、講義中に注意されても居眠りなどをしていると、帰されることもあるようです。(実際のところは分かりませんが。。。)

気を抜かず、体調を整えて真面目に講義を受講しましょう。

防災センター要員講習に合格するためのポイント

講義をしっかり受講する

座学・実技とも講義を真面目に受講していれば、原則合格できます。

講義内容は、日常業務でも役立つ実用的な知識ばかりです。

特に、防災設備の操作や避難誘導の方法は、実際の現場で必要となるスキルなので、しっかりと理解することが重要です。講師の話を集中して聞き、わからない点があれば積極的に質問するようにしましょう。

②実技訓練を積極的に行う

実技では、消火器の使い方や避難誘導の練習が行われます。

積極的な姿勢で講習に取り組むことで、講習に合格できるとともに、資格取得後の実践でも役にたつことでしょう。

③自分にあった講習機関を選ぶ

講習を受ける機関によって、講師が異なれば内容も異なります。そのため受講する前に、評判の良い機関を選ぶことが重要です。

東京都の防災センター要員講習は開催場所も少なくなってきてるそうなので、選べないという方も多いかとは思いますが、周囲の人に相談したり、インターネットで口コミを調べたりして、自分に合った講習機関を選びましょう。

    防災センター要員講習を取得するメリット

    防災センター要員講習を取得すると、下記のようなメリットがあります。

    ①資格を活かしたキャリアアップ

    防災センター要員の資格は、履歴書にも書けるため、転職や昇進の際に役立つことが多いです。

    防災センター要員資格の保有者に、資格手当を出している企業も少なくありません。

    防災センターに関連する職業であれば、資格を取ることで、キャリアアップに繋がる可能性は非常に高いでしょう。

    防災知識の向上

    講習を受けることで、防災に関する知識が身に付きます。

    地震や火事などの有事に適切に対処できる知識を身につけることで、人命を救うことができるなど、防災管理の仕事で活躍できることでしょう。

    また報告の仕方や災害時の対処法など、日常生活で役に立つことも多いでしょう。

    ③信頼度が向上する

    資格を持っていることで、資格を持っていない人に比べて、信頼度が向上します。

    名刺などにも記載できるため、対象の職業で活躍しようと考えている方は、すぐにでも資格を取った方がいいでしょう。

    筆者の体験談

    最後に、実際に防災センター要員講習を受講して資格を取得した、筆者の体験談を書いてみました。参考になれば幸いです。

    まずは講義の2ヶ月ほど前に、Webで予約をしました。

    私の受講した時点で、受講金額が39,000円。他の講習系資格と比べると、金額がやや高い印象です。

    1日目、2日目とも錦糸町にある本所防災館で受講しました。

    錦糸町からは少し歩くので、時間に余裕を持って移動した方が良さそうです。

    東京都の消防系の資格試験会場は、やや交通の便が悪いところにあることが多いですよね。

    1日目の学科講習は、防災センターの仕事や、一般的な防災に関する知識を学びました。

    受講生の9割が男性で、1割が女性といった感じでした。

    非常に眠くなる内容のため、睡魔との戦いです。

    個人的には、付箋に情報を書く、情報トリアージの練習が結構頭を使うので面白かったです。

    効果測定は、全部で10問でした。

    講義を聞いていなくても、一般的な防災の知識があればなんとかなるレベルの問題という印象でした。

    おそらく軽く講義を聞いていれば、基本的には全員が合格できるようなレベルにしているのでしょう。

    2日目は、実技の講習でした。

    実技の講習では、施設で火災が起きた際と、地震が起きた際の訓練を行います。

    防災センター班と現場班に分かれて、火災が起きた際のシュミレーションを行いました。

    防災センター班では、隊長役の指示のもと、非常用エレベーターの移動や情報のトリアージ、館内放送や119番通報などの模擬訓練を行いました。

    現場班では、防災センター班と副隊長役の指示のもと、消火栓や消化器の使い方や、部屋への侵入方法、救助者の救助方法などの訓練を行いました。

    思ったよりも本格的にやるんだなという印象で、正直舐めてました。

    講習料金が高いのは、実技講習で稼働する先生が多いからなのでしょうか。。

    行き当たりばったりでも何とかなりますが、頭も体も結構使いますので、覚悟を決めて行った方が良いです。舐めていると、急に色々と作業を振られてあたふたしてしまいますよ。。

    1日の実技講習が終わって、無事に修了証をもらうことができました。

    私が受講した際は、欠席などを除いて試験に落ちたという方はいなかったようです。

    真面目に講習を受講すれば、誰でも合格できることでしょう。