こんにちは!資格マニア3年生のどどっちです。
今回は、施設の防火管理などで必ず必要になる、「防火管理者」の資格を取得しました。
また防火防災管理講習の講習を受講した事で、ついでに「防災管理者」の資格も取得することができました。
講習を受ければ誰でも取得することができるので、超簡単な資格ですね!
この記事では、防火管理者資格の取り方や詳細などを説明しています。これから防火管理者資格を取得しようと考えている方の、参考になれば幸いです。
防火管理者資格とは?
防火管理者は、建物の防火管理を行う責任者として選任され、火災予防に関する業務を担います。法令に基づき、多くの事業所で設置が義務づけられており、講習を修了すれば資格が取得できます。
会社でテナントを借りた際やマンションの管理組合で任された際など、原則必要に迫られてから資格を取得する資格です。
また防火管理者資格には、甲種と乙種の2種類があります。
甲種防火管理者
甲種は、大規模な施設や複雑な防火管理が必要な建物で必要とされます。商業施設や病院、ホテルなどがこれに当てはまります。
甲種の資格取得には、2日間の講習を受講する必要があります。
乙種防火管理者
乙種は、比較的小規模な施設(小さなオフィスビルや店舗など)で必要とされます。1日の講習で取得できるので、非常に簡単です。
甲種・乙種のどちらも防火管理の役割を果たす資格ですが、施設の規模や内容によって、必要となる資格が異なっています。
講習の内容自体はそこまで大きく変わらないため、ほとんどの人は最初から甲種の資格を取得します。
防火管理者資格取得までの流れ
①講習受講の申込
資格取得には、防火管理者講習を受ける必要があります。全国の消防署や指定された機関で講習が行われており、事前に申し込みをすることで受講可能です。講習の日程や場所は、各都道府県の消防本部のホームページからも確認できます。
②講習内容
防火管理者講習は2日間にわたって行われ、多くの講習期間では、1日目は主に座学、2日目は実技と効果測定があります。
- 座学(1日目)
法令の基礎知識や火災のメカニズム、建物内での防火対策の基本を学びます。火災が発生した場合の初期対応や避難経路の確保などの具体的な実務や、三角巾の使い方なども学びます。 - 実技・座学・効果測定(2日目)
消火器の使い方や防火に関する訓練が行われ、実際の火災を想定した実技指導が実施されます。これにより、座学で学んだ知識を実際の場面で適用する力が養われます。
2.3 受講費用
受講費用は地域や、講習を受ける機関によって異なります。
例えば東京都では、2024年現在6,000円のテキスト代がかかります。
テキストは友人のものを使ったり、メルカリなどで購入もできるので、費用を抑えたい方は活用してみましょう。
防火管理者の合格率と難易度
防火管理者の難易度
防火管理者資格の難易度は、非常に簡単です。
基本的には、講習をしっかりと受講すれば誰でも取得することが可能です。また講習も毎週のように開催されているため、受講難易度も非常に低い資格だと言えるでしょう。
防火管理者の合格率
防火管理者資格の合格率は約97%と非常に高いです。
講習の最後に効果測定がありますが、効果測定に落ちても補講を受ければ合格できます。つまり、講習を最後まで受講すれば誰でも資格を取得できる仕組みです。
落ちてしまったという方は、講習を最後まで受けずに途中で離脱してしまった方がほとんどです。
防火管理者としての役割
資格を取得した後、防火管理者として任命されると、以下の役割が求められます。
- 火災予防の計画立案
火災防止のために、定期的な点検や防火設備の整備を行い、緊急時の対応マニュアルなども作成します。 - 従業員の教育
火災発生時に従業員が迅速かつ適切に対応できるよう、消火訓練や避難訓練を行い、全員の防火知識を高めることが求められます。消防署に相談すると、訓練のサポートもしてもらえるようですね。 - 防火設備の維持管理
消火器やスプリンクラー、避難通路など、防火設備の維持管理を定期的に行い、必要に応じて修理・交換を手配します。
講習を受講する際のポイント
防火管理者資格の講習を受ける際には、以下のポイントに気を付けることで、簡単に資格を取ることができます。
自宅近くの講習機関を選ぶ
甲種の場合、講習は2日間にわたって朝早くから行われるため、自宅や職場から通いやすい場所を選ぶことが重要です。
寝坊や遅刻などが理由で資格を取ることが出来なかったり、再度講義を予約しなくてはいけなくなったという方は、非常に多いようですね。
講師の話をしっかり聞く
座学では、法律や防火管理の基礎知識が講師から説明されます。
居眠りや暴言など受講態度が悪い場合、講義の途中で帰宅を命じられることもあるようですね。
私が受講した際も、追い出された方はいませんでしたが、居眠りをかなり強めに怒られている方がいました。
2日間という短い期間ですので、つまらない講義でも、真面目に受講するよう頑張りましょう。
防火管理者の資格を取得するメリット
防火管理者の資格を取得するメリットには、下記のようなものがあります。
- 企業で需要がある
- キャリアアップに繋がる
- 安全意識の向上につながる
防火管理者の資格は多くの事業所で必要とされており、資格保持者は、防火管理者とともに、店長や室長など、責任者のポジションを同時に任されることが多いです。
そのためこの資格を持っていると、就職や昇進に有利だと言われています。
また資格を取得することで安全意識が高まり、リスク管理や日常業務でも活かせることが多いことでしょう。
防火管理者資格を取得することで、企業内での安全管理の重要なポジションに就く可能性があります。
まとめ
防火管理者資格は、難易度が低く、合格率が非常に高いため、誰でも気軽に挑戦できる資格です。
職場での責任あるポジションに就くチャンスが広がり、火災のリスクに対する高い意識を持つことができます。
資格を活用して、キャリアアップや職場での安全管理に役立てられますね!
またこの資格をステップにして、消防設備士などの他の防災関連の資格に挑戦することも可能です。資格を増やすことで、管理職や安全管理のスペシャリストとしてのキャリアが広がります。
筆者の体験談
最後に、実際に資格を取得した筆者の体験談を書いてみました。
今回私は、東京都の立川にある立川防災館で講習を受講しました。
立川駅から若干離れているのが気になっていましたが、目の前までバスが通っているので、交通の便には困りませんでした。
1日目は、簡単なオリエンテーションを経て、1日中学科講義でした。
非常に眠くなりますが、最終日に待っている効果測定に向けて、重要なポイントだけでも必ずメモするようにしていました。
防火管理、防災管理の、基本の実務を学びます。
2日目は、実技と消防計画の学科を経て、効果測定でした。
実技では実際の消化器やスプリンクラー、消防設備などを見ながら簡単な実務を学びます。
テキストで見るのと違って、実物は頭に入ってくる感じがしてとても良かったです。
効果測定は、非常に簡単な印象です。一緒に受講した方約100人も、一発合格していました。
他の方のブログなどを見ていても、落ちたという方はあまりいないようですね!
無事に修了証を受け取って帰宅できました!